おはようございます。コーチの石崎舞子です。
2年前のちょうど今くらいの時期に、長男の高校最後の体育祭&文化祭を見に行ったことを思い出しました。
長男が通っていた高校には、ちょっと変わった慣例?習慣?があります。
この高校は、文化祭や体育祭、合唱コンクールなど年間を通じてイベントが盛んです。
イベントはほぼほぼ全て生徒たちが自分たちの手で創り上げ(先生はお金が絡むところだけ手伝う)、当日は大変盛り上がります。
ので、『ザ・青春』を謳歌したい生徒にとってはとても魅力的な学校です。
青春を謳歌したい生徒がいる一方で、そういうことにさほど興味のない生徒もいます。
自称”陰キャ”の長男もその一人。(私は長男を脱力系男子と呼んでいます)
この高校の面白いところは、イベント興味ない・そんなにやる気のない生徒たちに、イベントやれ!せっかくなんだから楽しめ!と強要しないところです。
文化祭や体育祭の準備も、迷惑をかけない程度に最低限のことはやる。
けれど、もっと良くしよう!とことんやろう!と意欲的な”陽キャ”メンバーとは距離を置き、最低限のことを済ませたら、静かに空き教室に移動し、自習するのだそうです。
(自習とは名ばかりで実際はゲームに興じる)
私はそれを聞いて、そんなことをしているとクラスメイトや先生に窘められないの?と不思議に思いましたが、先生も含め、みな黙認ですって。(生温かく見守られている)
最近の流れではなく、この学校の一つの伝統のようなもので、校内で市民権を得ているポジションなのだそうです。(呼称までついている)
教師をしている友人にこの話をしたら『イベントに興味がない生徒の居場所があるとは素晴らしい!』と褒めて(?)くれました。
みなと同じように盛り上がらなければいけない、そうでないと居場所がない、それなら学校に行きたくない・・・となりそうな子も、避難できる居場所があれば、そうならない。
そういう仕組みは大変意義のあることだ、と力説していました。
学校公認の取り組みではないけどね・・・
日本の教育は、大人にとって都合よく決められた枠組みに子を最適化させるような教育だよなぁとは昔から思っていました。
運よく最適化できればいいけれど、できない子にとっては地獄。
決して、その子が悪いわけではない。
たまたま合わなかっただけ。
なのに、そこに居なければならないのはかなりの苦痛。
長男の通った高校はそういう意味で寛容で、過ごしやすかったようです。
今でも友人達とは仲が良く、旅行したり麻雀したりしています。
大学は皆別々のところに進学したけれど、試験近くになるとみんなで問題解きあっている(できる子に教えてもらう)みたい。
やっていることが高校時代と変わらない・・・
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