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新千歳空港にスイーツショップオープン/鶴雅グループ

釧路市阿寒町の鶴雅グループ(大西雅之代表取締役社長)は15日、新千歳空港にスイーツショップ「HAPO(ハポ)」をオープンする。

ハポはアイヌ語で「母」のこと。

「ママが子どもに食べさせたいおやつ」をコンセプトに、道産食材を使った安心安全な菓子を提供する。

ハポは鶴雅グループ初のスイーツ専門店。

道産のフルーツや野菜、チーズ、小麦粉を使用し香料や着色料といった余分なものを加えない体に優しいデザートが並ぶ。

ロゴはアイヌ文様をモチーフにした字体で母をイメージする太陽を掲げ、テーマカラーは太陽のオレンジと大地の焦げ茶で北海道らしさを表現する。

出典:釧路新聞

ふるさと給食を充実/標津町

標津町は2011年度から地域の食材を使った「ふるさと給食」の充実を図る。

これまで町外から仕入れていたハンバーグやコロッケなどの食肉加工品は、同町古多糠の興農ファーム(本田廣一代表)が生産し、8日から給食用に提供を始めた。

また、冷涼な町内では確保が困難だった野菜についても、同ファームの農地で育てたジャガイモが11月下旬にカレーライスの具材として登場するほか、キャベツやニンジン、ハクサイなどの生産も計画されている。

今年度は計50回の給食で地場産品が使用される予定。

同町教育委員会は「子どもたちの食に対する関心が高まり、生産者の意欲にもつながる」と期待している。

出典:釧路新聞

簡易給食解消の道険し 品数工夫にも限界 カロリー・ビタミン不足気味

東日本大震災で学校給食センターが被災し、パンと牛乳を中心とする「簡易給食」を提供していた宮城県内の自治体で通常給食への移行が進む中、給食センターの被害が大きかった石巻市や南三陸町、七ケ浜町は通常化のめどが立っていない。レトルト食品の利用や近隣市町の協力などでしのいでいるが2学期以降も苦しい対応が続きそうだ。

「じゃんけんぽん」。石巻市青葉中の給食の時間、3年2組の教室では、毎日のように男子生徒が欠席した生徒の給食の争奪戦を繰り広げる。

7月のある日の献立はパンと牛乳、肉団子、ゼリー、野菜ジュース。6月からレトルト食品を利用したおかず1品が加わり、1日おきにご飯給食も始まったものの、量は十分ではない。剣道部員の伊藤良介君(15)は「パンと牛乳だけだったころより良くなったが、部活が終わるころには腹ぺこになる」と話した。

県教委などによると、当初16市町あった簡易給食は、設備や納入業者の復旧が進んだことにより6市町に減った。仙台、東松島両市や女川町は2学期には全域で通常給食に戻る予定だが、石巻市と南三陸、七ケ浜両町は時間がかかりそうだ。

石巻市では、6カ所の給食センターのうち全体の5割近くを供給していた2カ所が津波で壊滅的な被害を受け、教職員を含め1万5000食を賄う能力は戻っていない。

カロリー摂取量は国の基準の約85%にとどまり、ビタミンなどはさらに不足気味。おかずを持参して補うこともできるが、「避難所などから通っていて持ってこれない生徒もいる」(青葉中)と認めていない学校も多い。

市教委は「2学期はおかずをレトルトから自前調理に切り替えられる。調理手法を工夫し、品数も増やしたい」と話す。

給食センターが流失した南三陸町は、町外から調達したパンと牛乳で給食を開始。6月からは非政府組織(NGO)の支援で仙台市で調理されたおかずや弁当(週1回)を出している。町教委によると、今後は閉鎖していた歌津地区の施設を再稼働させて汁物などを提供し、外注のおかずと組み合わせる。

七ケ浜町は唯一の給食センターが地震で損壊。多賀城市と松島町の協力による給食に加え、外注の弁当で昼食を賄っている。1学期は小学1、2年は午前授業としたが、2学期は給食か弁当を提供し、午後の授業を再開する方針だ。

出典:河北新報