3/3発売 新製品 AMD Ryzen 7 1700X (YD170XBCAEWOF) 第7世代 AMD R7プロセッサーRyzen CPUクーラー別売 |
以前は、AMD製CPUといえば、インテル製CPUよりもハイパフォーマンス・もしくは価格的に優位という特徴があり、マニアの間では人気の高い商品でした。
思えば自分も、AMD製CPUは多数購入し、PCを組んできました。
最初に買ったのはK5と呼ばれるCPUでした。
当時主流だったインテルさんのPentiumと互換性があり、マザーボードもそのままに、Pentiumの代わりに使用することが可能で、パフォーマンス的にも同レベルのPentiumよりも高いとされていてかつ値段的には安めだったため、あえてK5を選んだことがありました。
その後、次世代CPUとしてK6シリーズが登場し、自分はK6-Ⅲ というAMD製CPUを購入しました。
K6-Ⅲの凄いところはそのキャッシュで、2次キャッシュが当時のPentium2やPentium3よりも高速にアクセスできる設計になっており、さらにマザーボード上のキャッシュメモリを3次キャッシュとして使用できるという、キャッシュの王様のようなCPUでした。
ただ、その3次キャッシュ性能を引き出せるマザーボードが極めて少なく、探すのに苦労しました。
そして、AMDさんはそれまでのPentiumとのハードウェア互換路線を捨てて(というか互換性に関する訴訟問題の和解策として)、独自のソケットを使用することになり、まったく新しいCPUとして、Athronをリリースしました。
確か、CPUクロック1GHzに到達したのは、Pentiumシリーズよりも、Athronシリーズの方が先だったと思います。
つまり、堅実派はインテル製CPUを、若干互換性などの懸念はあってもより高性能を求める派はAMD製CPUを選ぶのが定番でした。
自分は・・・両方買ってましたね(笑)
ただ、1GHzのAthronには苦い思い出があります。
喜び勇んで購入した1GHzのAthronでしたが、確か3万円くらいしたのですが、購入後家に帰って、CPUとマザーボードとビデオカードと電源だけつけて、動作確認をしようとして電源を入れたら・・
・・いきなりCPUからメラメラと白い煙がでてきて、数秒でお亡くなりになってまったのでした。
原因は、CPUファンをまだ接続していなかったからなのですが、まさかいきなり焼けてしまうほど熱に弱いとは思っていませんでした。
いまだに、その時のことは納得していません。
当時はよく、オーバークロックなどに挑戦してCPUが熱暴走するといった事象はありましたが、高負荷をかけたわけでもなんでもなく、電源をいれていきなり焼けるとは・・そして、空冷ファンをつけるかどうかだけで正常動作と焼け死というとんでもない差が出るとは・・
ちなみにその時は、すぐ秋葉原へ戻って買ったお店で文句を言いましたが、「CPUファンをつけずに電源を入れる方が悪い」ということで、取り合ってもらえませんでした。
その時は泣く泣く、Athronの廉価版であるDuronの800GHzという、妥協した安いCPUを買って帰り、半年くらいはそのDuronで使うこととなりました。。
それから数年後、今度は「手の届く64ビットCPU」として、AMD64というCPUが登場、自分はすぐにそれを買いました。
それまでも64ビットCPU自体は存在していたのですが、当時はまだ64ビットのOSが普及しておらず、また、32ビットとの互換性が乏しかったため、一般にはほとんど普及していませんでした。
ところがAMDさんの発表したAMD64は、第一に32ビット互換モードを持っていたため、32ビットOSをインストールして走らせれば、高速な32ビットCPUとして動作し、64ビットOSを走らせれば、64ビットCPUとして動作したのです。
それならば、安心してAMD64を購入し、安定した32ビットOSと、冒険的な64ビットOSのデュアルブート環境などをつくって試すこともできるということで、人気が出ました。
もっとも、当時はWindowsXPが出たばかりの頃で、一応XPの64ビット版はありましたが、互換性が非常にわるく、また、64ビットOSネイティブなデバイスドライバがそろわなかったため、ほとんどの人は、32ビットOSだけで運用していたと思います。
・・そして、ここまでで、一旦AMDさんの快進撃?は、少なくとも自分の中では止まりました。
その後出てきた、インテルさんのCore 2シリーズやCore iシリーズの進化に、AMDさんが追従できない形になってしまったと思います。
もちろん、ずっとその後もAMD製CPUは発売され続けましたが、正直、性能的にも価格的にも、それを選ぶ理由は見つけられませんでした。
もう10年くらい、PCのCPUは、インテルさんの独占市場に近い形となったのでした。
すいません、前置きが長くなりましたが(それだけ、AMDさんのCPUには思い入れがあったのです)、先日発表・発売開始された、まったく新しいAMD製CPU・RYZENシリーズは、驚愕の性能です。
何がすごいかといえば、なんといってもコア数です。
今、一般のPC用に発売されているCPUの最高峰といえば、これまではインテルさんの「Core i7」シリーズでした。そのコア数は4コアで、それをハイパースレッディングで8スレッド、つまり見かけ上CPUが8個あるような形で動作しています。
ところがRYZENは、コア数がもともと8コアで、16スレッド動作しますので、単純にCore i7の倍のコア/スレッドになっています。
また、CPUクロックも、最上位モデルの1800Xにおいては標準3.6GHz、ブースト時に4.0GHzとなっており、Core i7の最上位7700シリーズとほぼ同等のクロックとなっています。
そしてTDPを95Wに抑えており、昔自分が体験したような、いきなり燃えてしまうような事故は簡単には起きないと思われます(笑)
さらにマニアをその気にさせるポイントが2つあります。
1. GPU (グラフィック用プロセッサ)を内蔵していない。
2.全シリーズ、オーバークロックに対応している
GPUを搭載していないということは、外付けのグラフィックボードが必須ということですが、実はこれはマニアにとっては何の問題もないと思われます。
なぜなら、内蔵GPUというのは当然、外付けの高性能グラフィックボードに使用されているものと比べたら見劣りするものになっておりますので、より高性能なPCを組みたい人は、はなから内蔵GPUなど使う気がないからです。
また、オーバークロック対応についても、インテル製Core iシリーズでは、型番の最後にKが付くモデルのみ、例えばCore i7 7700Kなどはオーバークロック対応となっていますが、RYZENは全シリーズ対応ということで、高鳴る鼓動を押さえられないですね(笑)
なお、いまのところRYZENに対応しているマザーボードは種類が少なく(ないわけではもちろんありません。近所のPC量販店でも売っていました)、出そろうまでにもう少し時間がかかるかな、という状況です。
購入までには、もう少し様子を見た方がよさそうですね。








