世の中の<先生>と呼ばれる人は、たくさんいるのだけれど、
それがもともと得意だから先生になっている事が多い。
例えば、体育の先生。
クラスの中でも、運動が得意だった子が体育大学に行き、
先生になるケースが多いかと思います。
僕は昔、めちゃくちゃ運動神経が悪く、
恥をかき、悔しい思いを何度もしました。
とくに男性なら分かると思いますが、
「運動ができない」という事は、体育の授業が楽しくないのですね。
嫌でもやらなきゃいけないから、トラウマになります。
でも先生はどうして、僕が「できない」のか分からない。
なので、苦笑されたり、放置される事になる。
体育の授業って「体を動かせばいいんでしょ」的な発想が多いと思う。
体育は、「体を育てる」と書きますが、先生にその気はあまり感じられない。
今思えば、めちゃくちゃな指導をしたりする。
運動神経が悪い子は、救われない事が多い。
いまだと分かるのですが、
「どうやって体を動かせばいいのか」が分からなくなっているのですね。
胴体も固まっています。
そういう子は。
センスがない、ともいいます。
でも、センスは作ることができます。
そういう経験があり、大人になってからも
「優秀な人は、できない人の気持ちがあまり分からないんだな」
とつくづく思うようになっちゃいました。
お医者さんなんて、分かりやすいですよね。
驚くほど、人の気持ちを踏みにじる先生が多い。
(本当に優秀な人は、別です)
僕はダメな子だったから、できない人の気持ちがよく分かる。
人から「優しい」と言われることが多いのですが、この影響があるのかもしれない。
なんせ、アルファベットすら覚える事ができないくらい「頭が鈍い子」でした。
つい できない人の力になりたい と思ってしまう。
これが僕の行動の原点なのかもしれない。
実は、探すと運動神経を伸ばす方法なんて、いくらでもあるんですけどね。
指導を直接受けることが必要ですが、地道にやれば、必ず上がります。
どんな人でも。
こういうことって、体育の先生が知らないだけなのかな。
「体を育てる」という意味では、体育よりも整体だったり、
各種ボディーワークの方が正解だと思う。
「ロルフィング」や「フェルデンクライス・メソッド」、
「アレキサンダーテクニック」とか。
この辺は、また記事にできればなぁ、と思っています。
ちなみに、僕は「運動」に関しては30歳からアレコレやっているうちに、
ずいぶんと運動神経があがりました。
今は人並み以上の能力はあります。
なんだ、こんな事でつまずいていたのか。と分かると楽しいです。
みなさん、コツコツ体を育てましょ。
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