気持よくて世界一安全な体操(3) | 日本一ゆるキャラ整体師のビビッドな生活

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気持よくて世界一安全な体操(2)
http://ameblo.jp/vividrun/entry-10733397113.html
の続き


スロトレ」で有名な、元ボディービルダーの石井直方(東大教授で理学博士)さんは、
昔、重傷といわれた腰痛が操体法を取り入れることで治ったそうです。

以下、「筋肉理論」がとっても分かりやすい内容だったので対談を抜粋します。

これで、操体法のメカニズムが少しは分かるのではないかと思います。


対談 (なぜ「気持ち良いこと」をするだけで治るのか)


石井  筋肉というのは、縮むことはできるけれど伸びることはできません

     だから縮んだ筋肉を引っ張るために、反対側にペアになっている筋肉がある。
     筋肉は、左右、前後でペアになっているんですね。

     片方が収縮して緊張していると、もう一方の筋肉はゆるんでいます。
     これを「相反抑制」といいます。


サトウ 一方が緊張していると、一方がゆるんでいるんですね。


石井  そうです。それで今、緊張している(痛い、つっぱっている)筋肉の、
     反対側の筋肉に力を入れて緊張させると、緊張していたほうの筋肉がゆるむんです。

     緊張した筋肉をより緊張した状態にすると無理が生じる。
     逆ならば、無理がない。


「肩こりと肩こりが治る関係の図」
肩こりと肩こりが治る関係の図


サトウ なるほど

石井  緊張した筋肉を自分でゆるめてやることができる

     神経と筋肉の力をうまく利用して、そのためのいろいろな技を用いて
     総合的に行なっているのが、操体法ということでしょうか。
   
     アメリカにもこの考え方を実践しているPNFストレッチという
     ストレッチ方法がありますが、操体法から取り入れたのかもしれませんね。
---


(参考)

石井直方 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E4%BA%95%E7%9B%B4%E6%96%B9


「私たちが毎日消費しているエネルギーのうちの、六割以上は基礎代謝が占めて」おり、
その「基礎代謝は、筋肉量に正比例して」いる。

40代に入ると目立って代謝が落ち、それにともなって脂肪の増加も際立つようになるが、
それは加齢によって筋肉量が減少するからにほかならない。

「食事制限だけのダイエット」がなぜリバウンドを招くかといえば、
脂肪と同時に筋肉も落としてしまうから。筋肉が減った分だけ代謝の低い体となり、

「痩せにくい体をわざわざつくり出している」のだ。


「メタボリックシンドローム=内臓脂肪を減らせ」といういわれ方をします。

そのため、つい、お腹まわりについた「内臓脂肪を減らす」という、
直線的な思考をしてしまいがちです。

しかし、実はその前に、脂質を消費してくれる一番の消費者は筋肉であり、
その筋肉がちゃんと働いていないから内臓脂肪が増えるのだという、
根本的な原因を理解していただかないといけません。

『一生太らない体の作り方』より



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