今回ご紹介いたしますのは、イラストレーターのさいとうなおきさんによる、イラストが一日で上達する方法についての動画です。さいとうさんが、以前「3か月上達法」を公開したときには、多くの視聴者から好評を得ました。しかし同時に「3ヶ月は長いし、もっと短期間で上手くなる方法はないか?」という声もあったそうです。

 

そのため今回、一日上達法を公開することになりました。この「1日上達法」はもはや毒薬のようなもので、充分に注意が必要であると冒頭で注意されています。この動画で提案されているスキル向上法とは、ずばり「13時間続けて描く」という方法です。ただし、1つの絵を13時間描き続けるのではなく、ラフ画を大量に制作します。

 

 

休憩を挟んでも構いません。食事を摂ったり、トイレに行ってもかまいません。絵を完成するまで描き続けずに、描き始めてからラフ画までの段階をひたすら反復します。これにはきちんと理由があるそうです。絵を描くのも体を使ってすることなので、スポーツと同じでウォーミングアップを入念に行わないと思い通りに体が動かないのです。

 

普段全く運動をしない人が、何の準備運動もせずに100メートルを全力で走ろうとすると、思い通りに走れないどころか怪我をしてしまうかもしれません。13時間ラフ画を描く作業を続けていると、体が思い通りの線を引いてくれるようになり、脳内のイメージと実際に描く絵のギャップが埋まっていくのだそうです。

 

 

 

 

自分に自信が持てず、絵を描くのが嫌になってしまう理由の一つとして、「脳内のイメージをそのまま表現することが出来ない」というものがあります。頭の中には理想の絵が描かれているけれども、それを実際に表現できず、もどかしく気持ち悪い状態になります。

 

「1日上達法」によって、理想と現実のギャップを埋めることにより、気持ち悪い状態を克服できるそうです。最初の4〜5時間ぐらいは、絵が上手く形にならないことに苛立ちを感じ、多くの人がこの段階で挫折してしまいます。この最初の4〜5時間を耐え抜くことが、この方法の最大の難関です。

 

 

この方法は、ランナーズハイのような状態を、絵を描き続けることで作り出すのだと思います。1日上達法をやったときに、最初の4〜5時間は一番苦しくて過酷な時間です。その後、約6時間を超えるあたりから、少しずつ気持ち悪さが薄れてきて、うまく描けるようになってきます。

 

10時間を超えるあたりでは、どんどんアイデアを具現化できる状態に入り、絵がうまくなったという実感を感じるようになります。そして13時間を超えるあたりでは、驚くほどの「無敵状態」に入り、すべてがヒットするような感覚に包まれます。しかし、その後体力が尽きて眠ってしまうと、起きたら最初の状態にリセットされているのです。

 

 

 

 

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これを聞いて「起きたらリセットされているのなら、意味がないじゃないか」と思われるかもしれませんが、13時間で手に入る無敵状態はボーナスタイムのようなもので、永遠には続かないのです。この方法にはデメリットがあります。最初の4〜5時間がとても苦しいこと、そして無敵状態が寝ることでリセットされることです。

 

しかし、得られるものもあります。メリットの一つは、自分の本当の実力を引き出せることです。多くの人は、自分の全力の力をまだ知りません。この方法を実践することで、自分の中に眠っている実力を引き出すチャンスを得ることができます。本当の実力を知った結果、スランプから抜けだせたという人もいます。

 

 

また、何度も繰り返すことで絵が上手くなったという肯定的な経験もあります。そしてもう一つの大きなメリットは、たくさんの下描きが手に入ることです。絵を描く際にアイデアを出すことは難しい課題です。絵は無から有を生み出す作業であり、ラフ画の段階が一番疲れる作業です。

 

調子によってアイデアが湧き上がる時もあれば、何をしてもアイデアが浮かばない時もあります。調子の悪い時に何も思い浮かばない経験を多くの人がしています。1日上達法を実践することで、アイデアを形にする能力が最高に高まっているため、湧いてくるアイデアをすべて具現化できます。

 

 

優れた下描きが多数生まれ、これらを活かして名作を生み出す可能性が大幅に高まります。自分の絵に自信が持てないと感じるときや、絵を描くことが嫌になったとき、またアイデアが出なくなったときなどに、1日上達法を試してみると、抜け出すきっかけになるかもしれませんね。

 

私は、描きたいという気持ちはあるのに、自信を持つことが難しく、絵を描くのが億劫に感じてしまい、それでますます自信をなくすという悪循環に陥っていました。無意識に、1日上達法の最初の4〜5時間をやってはやめるという事を繰り返していたのだと思います。一番つらい状態しか経験していないから、どんどんつらくなったのです。

 

 

13時間描き続ければ本当に無敵状態になれるのか、自分でも試してみたいです。1日の予定をからっぽにして、気合を入れないといけないですね。13時間が過ぎるまで体力が持たない可能性もあり、他のことに気を散らすこともあるかもしれません。続けるために工夫が必要です。

 

始めてから5時間はつらくて当たり前で、その後急に楽になるのだと知っていれば、もう少し気が楽になるかもしれません。これって絵だけではなく、他の事でも当てはまるのではないでしょうか。何かに行き詰ったときは、無敵状態が訪れるまで続けてみるのが解決策の一つかもしれないです。

 

 

 

 

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