第35日目-2009年9月13日(日)15:00~


外周が納得のいく形になっていたので、まずはパフリングカッターをあてて溝を刻んでいきます。
緩やかなカーブは一回でうまくラインが引けましたが、急なカーブやプンタの部分の2本のラインが重なる部分は難しく、線が歪んでしまったため、引いたラインをヤスリで消してはラインを引きなおしました。
何度もこのような作業をしながら何とかラインが確定しました。

次に、刻んだ溝を彫り込んでいきます。
2本のラインの上から5mm程度ナイフを入れ、その間の木を彫って取り除き、溝を作っていきます。
地味な作業ですが、ここでミスをすると表板に傷を残すことになります。

裏板のメイプルとは異なり、表板のスプルスは縦に強い木目が通っていて極端に彫りにくい箇所があります。
縦に木目が通っている部分に縦に刃を入れると、一気に刃が入ってしまい、切らなくてもいい部分を切ってしまったり、小口の部分を横断するように横に刃を入れると、ガタガタ、バリバリになってしまったりします。
非常に苦労するのですが、言葉ではなんとも言い表せないしんどさがあります。

プンタの部分は最後に作業をするので残し、ときどき息抜きをしながら彫り込んでいきます。
作業が完了したら全体的なカーブと彫りの深さを確認し作業完了です。

ヨシミツのバイオリン製作日記

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第34日目-2009年9月6日(日)15:00~


2週間お休みだったので久しぶりのバイオリン作りです。

前回、表板の粗どりをしたので今回はルーターで厚さを整える作業から開始!のはずですが、ルーターを使うには、厚すぎる部分があるので、再度、余分な部分の粗どりをします。
もうほとんど厚さが整っていたので、少しだけ削って作業が完了。

次にルーターで厚さを整えますが、かなり慎重にやらなくてはいけない作業なのでこれは糟谷さんにお願いしてやっていただきます。通常は使わないルーターですが初心者なので使って作業をします。
プンタ以外の場所を削って表板のパーフリングを埋め込む部分の厚さを整えますが、機械なのでどんどん作業が進みます。あっという間に完成しました。

さらに、プンタの長さと角度を調整します。ここがバイオリンの印象を大きく変わる部分なので慎重に微調整を繰り返します。削っては確認の繰り返しです。
ここで注意しなくてはいけない重要なポイントは、表板だけではなくて、裏板とも印象を同じにしなくてはいけないということ。裏板の作業のときには裏板だけ見ていればよかったのですが、表板の作業の際に、表板だけしか見ていないと、裏板と全く異なる印象になり、メチャクチャな楽器になってしまうので裏板も見ながら削っていきます。

これが完了したら、今度は外周をやすりがけします。凸凹や波打ちを消して大きなひとつながりの曲線にします。
これは、外観を良くする効果もありますが、次の作業でパーフリングを埋め込む際の下準備でもあります。
パーフリングカッターで溝を彫り込むとき、外周を滑らせてカットしていくので、外周のラインがフニャフニャだとパーフリングのラインもフニャフニャになってしまうのです。

こだわればこだわるだけ削ってしまう危険な作業。しかも、見れば見るほどに目が錯覚を起こし、ラインがおかしく見えてしまいます。裏返して見たり、逆さにして見たりしてバランスを確認します。
遠くから眺めては削ってアウトラインを確定させます。
何とか納得できるものになったので、ここで終了。

ヨシミツのバイオリン製作日記

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第34日目-2009年8月23日(日)13:30~

都合によりお休みになりました。
来週も休みなので、次回は9月6日(日)15:00~です。

第33日目-2009年8月16日(日)13:30~

前回の作業の続きで表板の平面だしから開始します。
カンナがけしては定規をあてて表板の上を滑らせ、隙間から漏れる光がないようにして平面に近づけていきます。
何度も何度も削っては確認を繰り返します。

ほぼ平面になったので、今度は実際に横板をあてて隙間を確認します。
隙間なくピッタリ重なればいいのですが、ところどころ微妙に開いていました。

さらに、ブロックの上から軽く叩いての確認を行います。
カタカタ音がした場合は隙間があるということで、まだ平面ではないということです。
数箇所から音が発生していたので、どの面をどの程度削って調整すればいいかを確認し、削る部分と削らなくてもいい部分を鉛筆で板に書き、再度カンナがけしては横板をあてます。
しかし、一向に隙間はなくなりません。

・・・と、ここで、横板の変面が出せていなかったことに気づきます。
表板がいくら平面になっていても、横板がガタガタしていたら隙間なく合うことはありません。
もしかしたら既に平面が出せていたのに、どんどん削っていた可能性があります。

すぐに表板の作業を中断し、横板をヤスリで削って修正し平面にします。
ついでに横板の高さがだいぶ残っていたので、完成の時点の高さ(上部ブロック3.0mm、下部ブロック3.1mm)まで削ります。

そして再度、表板平面だしをしますが、何度やってもうまくいきません。
最初は厚みがあって失敗しても大丈夫だった表板も失敗を繰り返すうちに薄くなり、このまま削ると危険なので糟谷さんに手伝っていただき何とか完成。

その後、表板を切ってバイオリンならでわの形に整える準備をします。
裏板を切ったときと同じ作業のはずが、微妙に手順を忘れていたので確認しながら作業を進めます。

表板に横板をあて、傷つかないようにあて木をしてクランプで固定します。
この外周を鉛筆でなぞって横板の形を書き写します。さらに、線が作業中に消えないように千枚通しで上からなぞります。
これは横板が接着されるラインですが、さらにこの外側に今度は表板をカットするためのラインも引きます。

これが終わったらクランプを外し、バンドソーで表板をカットします。
2本引いた線の外側ギリギリをカットすればあとはヤスリで整形するだけなので楽です。
でも、ギリギリをカットして、少しでもラインの内側にバンドソーの刃が入ってしまったら大きなダメージになります。
怖がりながら慎重にカットし、歪みが大きいながらも難なくカットできました。
まだ時間があったので表板のアーチ部分の粗どりの作業に入ります。

ここも裏板のときと同じように、粗どりの際に削り落とす部分と、残す部分をはっきりさせるために削る部分と削らない部分をわけるラインを引いてから作業をします。
表板のアーチを作る凸凹した面に中心線を引き、その4センチ離れた左右に線を引きます。この中央部分は最もアーチの起伏が激しい部分なので、現在は作業をしません。
さらに表板の厚さを調整するためにコビキで外周の厚さ●mm、プンタの部分の厚さ●mmのところにラインを引きます。

ここまで終わったら粗どりを開始します。
コビキで引いたラインから上部へ向かって丸ノミを入れて粗どりをしていきます。
表板は松で目が粗く削りやすいので、気持ちいいくらいにどんどん削れていきます。
大まかに全体が削り終わったところで本日の作業を終了。

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第32日目-2009年8月9日(日)15:00~


既にクランプが外されていたので、よく見てライニングが接着されていることを確認します。
どうやら問題がないようなので、ブロックを削る作業から開始します。

片面(裏板側)のブロックは内型を外す前に削ってありましたが、もう片面はそのままになっていましたので、裏板側とつながった面になるよう同じように削ります。
裏板や横板は完成に近い状態なので傷つけないようにノミで作業を進めます。
最初は丸ノミで削っていましたが、木目の関係でバリバリになる部分は平ガンナで削りました。

プンタの部分4箇所のブロックと、上下2箇所のブロックを削ったら、今度はライニングの上部をカンナで削って横板の高さとあわせます。気持ちいいくらいにパリパリ削れ、あっという間に作業は終了しました。

さらに、ライニングの不要な部分を削ります。
表板との接着面以外を斜めに削って本体を軽くするための作業です。
ナイフで慎重にそぎ落としていきますが、逆目で切りにくい部分はバリバリになったり、周囲に刃が当たって傷ついたりしてしまいました。
若干ボロボロになりながらも何とかここまでの作業が完了。

あとはヤスリで綺麗に磨き上げる作業です。
ノミで削ったブロックの面を金ヤスリで整えます。
最初に鬼目ヤスリで荒く削って凹凸をなくし、次に細かい目の金ヤスリでツルツルに磨きます。

最後に紙ヤスリがけをします。逆目でバリバリになってしまった部分も嘘のように綺麗になりました。

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