前回は
不登校ママの心の変化
第1段階の衝撃・混乱期について
お伝えしました。
👇
頭が真っ白になるほどの衝撃が
少し落ち着くと
次は
「子どもをどうにかして
学校へ行けるようにしないと…」
と動き始めます。
これが第2段階の解決奔走期です。
子どものプロセスでは
不登校初期から完全不登校期の前半に
重なることが多い時期。
不登校を解決する方法を探し続ける
・朝、子どもが起きてこない
・昼まで寝て
起きたらゲームを始める
・学校の話をすると不機嫌になる
そんな毎日が続くと
「このままだと本当に
学校へ行けなくなってしまう…」
と思ってしまう。
不登校について検索し
本やブログを読む。
学校や相談機関に連絡して
子どもへの声のかけ方も調べる。
何か一つでも
「これをすれば学校へ戻れる」
という答えが欲しくなるんです。
正解が見つかれば元に戻れると思う
この時期のお母さんには
まだ先が全然見えない状態。
- いつまで休むのか
- 勉強や進路はどうなるのか
- このまま家から出られなくなるのではないか
分からないことが多すぎて
じっと待つことができないんです。
だから
「生活リズムを直せば行けるかも」
家でゲームばかりで
楽さを覚えてしまうと
余計に学校へ行かなくなるから
「ゲームを制限すれば学校へ行くかも」
こんなふうに
次々に方法を考えてしまうんです。
子どものことを理解したくて
学んでいるつもりでも
頭の中にあるのは
「どうすれば子どもが学校へ行くか?」
ということ。
私も息子をどうにかする方法を
探してました。
子どもの状態より
自分が安心できる答えを
求めていたんですよね。
子どもを動かすために方法を変える
強く言っても動かなければ
今度は優しく誘う。
「教室に入らなくてもいいよ」
「給食だけ行ってみたら?」
と子どもが動けそうな条件を
出してみる。
登校できたら
好きなものを買う約束をしたり
ゲームの時間を決めたり
することもある。
お母さんは全部
子どものためにやっているつもり。
でも
方法は変わっても
子どもを学校へ戻したい
という目的は
変わってないんだよね。
一つの方法でうまくいかなければ
また次を探す。
お母さんも必死で
何もしなければ
不登校が長引きそうで怖いから
何かをし続けてしまうんです。
子どもには「今の自分ではダメ」と伝わる
不登校初期から
完全不登校期前半の子どもは
エネルギーが減っている。
学校へ行けない自分に落ち込み
自信もなくしている。
そこへ
お母さんから次々に方法を提案されると
「早く学校へ戻らないといけない」
「今の自分ではダメなんだ」
と感じてしまうんです。
お母さんが
優しく話していても
子どもには
「学校へ行ってほしい」
という思いは伝わっているんだよね。
だから
学校の話を避けたり
何を言われても「分からない」
と答える。
お母さんは反応がないことに
不安になって
また別の方法を探す。
こんな感じで
親子ともに疲れていってしまうんです。
子どもの状態を見ることが大切
不登校について調べたり
相談したりすることが
悪いわけではない。
必要なのは
その方法を何のために
使おうとしているのかに気づくこと。
「子どもの気持ちを理解するため?」
それとも
「早く動かして自分が安心するため?」
ここを一度考えてみてね。
完全不登校期の前半は
子どもを動かす時期ではなく
エネルギーをためる時期。
登校や生活リズムを戻すこと
ばかり考えると
子どものエネルギーは
溜まっていかないからね。
まずは
学校へ行くかどうかではなく
- 眠れているか
- 食事はとれているか
- 表情はどうか
- 家で安心して過ごせているか
を見てみてね。
今日一つだけやめてみる
今日から新しい方法を
取り入れるのではなく
いつもやっていることを
一つだけやめてみよう。
朝、何度も起こしているなら
声をかける回数を1回に減らす。
ゲームを見るたびに注意しているなら
今日は言わない。
何か言いたくなったら
「私は今、何を不安に思っている?」
と自分に確認してみる。
何もしないと
不安になるかもしれない。
でもその不安を
子どもを動かすことで
解消しないことが大切。
どうにもできないと気づき始める
今回お伝えした解決奔走期は
子どもが不登校初期から
完全不登校期前半にいる頃の
お母さんの状態。
まだ先が全く見えず
子どもを動かす以外に
どうすればよいのか分からないので
学校へ戻す方法を探し続けてしまう。
でも
いろいろ試しても
子どもは思いどおりには動かない。
「これなら学校へ行けるかも」
と期待しては
うまくいかずに落ち込むことを
繰り返す。
その中で少しずつ
「何をしても
子どもを変えることはできない」
と気づき始めるんです。
ここから次の
第3段階の手放し移行期に入っていくよ。
解決奔走期の反応は
子どもが回復期前半に入ってから
出ることもある。
一度は子どもを動かすことを諦めた
お母さんも
子どもが少し元気になると
「そろそろ学校へ行けるかもしれない」
と期待して
また動かそうとすることがあるから。
このように
お母さんの心の変化は
一方向に進むのではなく
行きつ戻りつしながら
進んでいくんです。
次回は
子どもを変えられないと気づいた
お母さんが
少しずつ口出しを減らしていく
手放し移行期についてお伝えします。
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