「いや~昨日はお腹が痛くて参りました」


と苦笑いで語ってくれた人気ブロガーのInBanさん。


昨日は友達のお誕生日会に呼ばれ、渋谷で飲み、センター街で少し暴れてからカラオケへ。



帰ってきた頃にはお腹がはち切れんばかりに張っていたらしい。



そんなKYなInBanさんのブログもおかげさまで二週間以上も続いておりますが秘訣は何ですか?と質問したところ



「ご愛読者のみなさまのおかげです」


と、語ってくれました。今後の抱負を質問すると、



「将来は東野圭吾になります」


と、かわいそうにまさに夢物語を語っておりましたので頬を一発引っ叩いてやりました。皆さんに代わって。


「夢だよ!それは夢だよ!!早く目覚めてください!」(BY K)






はい。それで本題に入りましょう。







『5.   俺の恋愛観、それぞれの恋愛観』    ②



「春姫」


俺は帰るなり春姫を呼んだ。春姫は朝が嫌いなので朝はほとんど姿を現さない。やはり、そこは幽霊なのかなと思う。


『なんじゃ?』


少し虚ろな顔で春姫が姿を見せた。


「今日これから友達が来るから話ができない。分かった?」


春姫は少し残念そうな顔をして「承知した」と短く言った。その顔を見て、俺は少しかわいそうな事をした気分になってしまった。



「なぁ。春姫。俺がここに来る前の人たちってどんな人たちだったんだ?」


俺は浩志たちが来るまで春姫の話し相手をすることにした。俺が話すと、春姫は少し考えてから言った。


『どんなヤツだったろう…分かりやすく言うと遊んでおる男じゃったな。いつも違う女を連れておったからな。あやつらは皆遊ばれておるのに、それに気付いておらんバカなやつだ。女とは皆そうなのか?お主はそういう男にはなるなよ』


「はは…なんね~よ。そういう男も女もごくわずかだろ」


『なら良いんじゃ。その男じゃが、最後は何股もしていることがばれて、女に叩かれ、罵倒され、ボロボロになっておったからのう』


「自業自得だな」



夕日が窓に映って部屋は赤く染まった。その夕日を見ている春姫の瞳も赤くなっていた。


『わしは夕日の色が好きじゃ。切ない気持ちになるが明日が来る事を嬉しく思う。今日生きて来れた事もな』


「大袈裟な事を言うな」を思っていたが、春姫があまりにも真剣に夕日を見ているので何も言わなかった。


春姫は何者なのだろう


「へえ~色んな人が使ってたんだな」


春姫によると部屋を使っていた人十人くらいらしい。まだ、新しいこのマンションで春姫の声を聞いて逃げて行った人はこんなにもいるということに俺は驚いた。


そして、こんな部屋をまだ勧めている懲りない大家の根性にも。

  

春姫は本当はこんなに幼い姿をしているのに。


「話しかけなきゃいいだろ」と前に言ったことがあるが、春姫は何も話さなくてもいるだけで何かしらの反応を生じさせてしまうのだという。


電気が消えたり、物が落ちたり。春姫いわくそれは春姫の欲求が表に出た形なんだという。





はい。


ここまでが一応切りの良い部分なので切らせて頂きました。

あまりに長すぎると読むのも大変ですか?短いと気になりますか?


続きは次回。





バイバInBan。。。。。。

ただいまパーInBanです。



たった今、旅行から帰ってきたよ。


旅行から帰って次の約束の時間まで少しあるからその間にブログやろうと思うなんて、

なんてやる気ある子なんでしょうね。



え?何処行ってたのかって?


今の時期、何処行くかなんて決まってんじゃない!紅葉見に行ってたのよ。



メッチャ綺麗だったっちゅうねん音譜河鹿橋なんて最高だったっちゅうねんアップ



まぁ、そういうわけで早速本題入るわよ。



前回はとう②アツヤ君と春姫ちゃんが分かり合いましたね。


今後この春姫ちゃんがイイ活躍をするので要CHEAKだねグッド!





『5.俺の恋愛観、それぞれの恋愛観』



「YO!アツヤ。部屋のほうはどう?』


浩志はテンション高く聞いた。今日俺は浩志と一緒にレポートを提出してた。


「今日さ、京子と一緒にお前ん家行っていい?


「本当に仲いいな。良いよ。先に帰って片づけしてるから夕方あたりにでも来れば。場所分かる?」


「分かる。分かる。じゃあ後で。なんか適当に買ってくから」



今日俺と浩志のとっている講義は一緒でこれを提出すれば終わるので一緒に帰れば良いのに俺が先に帰るのにはわけがある。


それは春姫のことだ。


きちんと言わなければ話しかけてしまうからだ。いつも話しているので俺も返してしまうから危ない。



春姫の姿が見えない人にとっては俺がただ大きな声で独り言を言っているようにしか見えないだろう。

 

春姫は俺があの部屋に来るずっと前kら居る女の子の幽霊だ。


最初はただ声だけが聞こえて俺は怖くなり、一時はあの部屋を出て行くことまで考えたものだが、実際春姫の姿を見て怖いという気持ちはなくなり、今では仲良く暮らしているのだ。


春姫はただ話し相手が欲しかったのだと言った。ずっと一人ぼっちだったから。俺が話し相手になると言ったとき春姫はとてもうれしそうに笑った。それは普通の女の子の笑顔だった。





すいません。

時間になりましたので、ここまでとさせていただきます。



また、続きをアップしますんでご了承ください。




それでは行って来ます。





バイバInBan。。。。。

こんばんは。InBanです。


今日少し落ち込んでいますダウン

といいますのも、私、suicaを落としてしまいました。



仕事で使う大切な物だけにオチましたよね。。。。。。


なんか話で聞いたのは窓口に行けば調べてくれるらしくて、私早速行きましたよね。



で、登録されてたんで再発行して頂こうとしたんですが、どうやら私、結構suica落としてるみたいで、たくさん該当が出てきたんです。


3つくらい。


再発行費用がひとつ千円なんで3千円…(((( ;°Д°))))


ムリ②


と、いうことで親切な方。


InBanは困ってます。一刻も早く届けてあげてください。




と、いうことで本題。

今回で第3話は終わりになります。




この回は結構大切なところなので皆様。要チェキですグッド!






4.    『春姫』   ③



隼人先輩のアドバイスを聞き、俺はもう一回あの大家のところに行くことにした。


「加藤さん(大家の名前)なら奥さんと出掛けましたけど」


俺が大家の家の前で何度もチャイムを鳴らしているのを見かねた隣の部屋の人が声を掛けてくれた。


「なんだよ」

仕方がないので、とりあえず嫌だが家に帰ることにした。


いつまた声が聞こえるのかハラハラしながら明かりを点けると、そこは俺のデザインしたお気に入りの空間だった。


その空間にすごく安心し、俺はそのままソファーに横になった。そして、睡魔に負けて眠ってしまった。


しばらくして、人の気配で目が覚めた。


『ようやっと帰ってきたな』


かすかだがあの声がした。声は俺のすぐそばでした。だが、俺は眠くて起きられないのか、何か強い力で抑え込まれているのか身動きがとれなかった。


『すまぬが、少しそうしててもらうぞ。お主と話がしたくてな』


声の主はそう言うと、俺の意見はお構いなく話し始めた。俺はそのままソファーに縛り付けられている状態だった。

どうしたらいいのか分からず、ずっと天井を見ているしかなかった。


『わしが怖いか?わしは誰にも危害は加えぬ。ただ、ずっと一人だったゆえ、話し相手が欲しかったのじゃ』


俺は動かない体を必死に動かそうと試みたがソファーに磁石でもくっ付いているのかと思うくらい、体はピッタリとソファーに付いたまま離れない。



その声はなおも聞こえる。恐怖で汗をかいたのは初めてだった。


『みな、わしの声を聞くだけで逃げて行ってしまう。あの札のせいで、わしはあそこから出られずに苦しかった。お主だけがわしをあそこから救ってくれた』


声の主はゆっくりと姿を現した。


右の頬にほくろのある小さな女の子だった。その子は泣いていた。


その姿を見て、またしても心に思っていたことを口に出してしまった。と、いうか、声が出た事で気が付いた。


「なんだ、やけに小さな神さまだな」


『?』



その瞬間俺を押さえつけていた何かが説けたように突然体が軽くなり、自由になった。


「お前が春姫?」


俺は今まで怖がっていた声の主がこんなに可愛らしい女の子だとは思っても見なかったので、安心し、話し掛けた。だって、こんな幼い子が危害を加えるような怖い幽霊だとは思わなかった。


本人も危害を加える気はないと言っているし、なによりもこの春姫という子がないているからだ。


『そう、わしは春姫という。お主わしを神さまと言ったか?』


春姫は目を丸くして言った。


「ああ。このマンションの大家がそう言ってたんだよ。春姫は道祖神ていう神さまだって」


『わしはそんな大層な者ではない』


春姫は言った。確かに、この春姫という女の子は神さまというよりは座敷童っぽいと思った。



なんだか可哀想に思った。


実はこんなに小さいのに、寂しいのに、気付いて欲しくて声を掛ければみんな逃げて行ってしまう。本当に姿も知らないのに。


一体この子は今までずっとどんな気持ちだっただろう。そう思うと、悲しくなったし、自分ももう少しでみんなと一緒のことをしてこの子を傷付けてしまうところだった。



「…なってやってもいいぞ」


『なんじゃ?』


「だから、話し相手になってやってもいいって言ったんだよ」


春姫は驚いた表情で俺を見た。その瞳にはまだ若干涙が滲んでいた。


そして、一言『恩にきる』と言った。


「その代わり、約束して欲しい事がある」


『約束?』


「そう。俺以外の人がいるときは話しかけてきてはだめだ」


『承知した』


案外あっさりと春姫は了解してくれた。


それからというもの、よほど嬉しかったのか春姫は色々俺に話しかけてくる。



特に寝る前は良く話す。お陰で寝不足になる。まあ、俺としても今までハルカや健一がいて話し相手がいないことなんてなかった暮らしをしていたから、春姫がこうして話してくれるのは寂しさが紛れていい。


こうして、春姫と一緒にいることで最初こそはまだ慣れていない俺としては突然話しかけられた時は驚いたけど、慣れた今となっては同居しているんじゃないかと思うほど自然に暮らしている。



「春姫は怖い幽霊じゃなかったんだな」


『ん?』


「いや、俺は最初はすごく怖い幽霊かと思ってたんだけど、今は普通に楽しいし」


俺が素直に今の自分の気持ちを春姫に言うと、彼女は顔を赤くして照れていた。かわいかった。






はい。お疲れ様でした。


アツヤ君は春姫ちゃんと仲良くなったみたいですね。



これからどうなっていくのか楽しみですね。

え?!春姫とちゃんアツヤ君が恋してしまうんじゃないか?って?



それは読んでのお楽しみです。



あと、私は明日から旅行なのでブログはお休みいたします。



あさってからはきっと普通に再開しますのでご安心下さい。



それじゃぁ、良い夢を。。。。。。




バイバInBan。

 YahYah!InBanです!!


世の中の本日誕生日の方。おめでとうございますクラッカー



実は我がお姉ちゃまの誕生日です。


いつくになったかは覚えておりません。アシカラズ…( ̄Д ̄;;



はい。今日は早速本題に入ります。


それは前回が結構前フリが長くて私的に疲れてしまったので。



前回はアツヤ君が大家さんに幽霊の事を聞かされました。

その後のアツヤ君の行動に注目と、幽霊である”春姫”とのやいとりに注意して読んで下さい。





4.   『春姫』  ②



「アハハ~アツヤバカじゃん?今時そんなことあるわけ無いじゃん」


ハルカの笑い声で一気に気力の無くなった俺は、缶ビールを空ける力も出なかった。


「お姉さま?これ笑い事じゃないんですけど…」


ハルカはまるっきり信じていなかった。


もともとハルカは霊だとかUFOだとかを信じるほうではない。


もちろん俺だって信じているわけではない。だが、実際自分の身に起きれば話は別だ。否応でも信じざるを得ない。



「それで家賃が安かったワケか。アタシも何かあるとは思ってたけど、まさか、んなベタな事だとは思わなかった。それを信じるアツヤもアツヤだけどね」



ハルカの話を聞きながら、俺は絶えず健一に早く帰ってきて欲しいと思っていた。


この俺のどんな話にも付き合ってくれる心の広い人は健一しかいない。


「今日健一は?」


「残念でした~。健一は今日残業ですぅ♪あなたのナイト様は帰ってきません」


ハルカの言葉に俺は絶望した。


「まあまあアツヤ君いいじゃない。一人暮らしって結構寂しいもんだよ。だから話し相手がいたほうが面白いんじゃない?」


人事のようにハルカは言った。ハルカは今すごく幸せだからいい。


「ハルカはいいよ。俺の身にもなってみろってんだ。もう!今日はここに泊まってく」


俺はまたきっと前と同じ生活に戻るのだろうと思っていた。


次の日は幸いにも大学は休講だ。バイトだけなのでハルカの家にそのまま泊まる事にした。


「アツヤ君。起きなって、バイトだと?」


俺が目を開けると、健一が俺を揺すっていた。たった今帰ってきたのか、まだスーツ姿だった。


「あ…あれ?健一。おはよう」


「おはようじゃないだろ。もうバイトの時間じゃないのかい?」


健一に言われ俺は時計を見た。時間は八時を過ぎていた。



昨日またあれからハルカと飲んでしまい、携帯のアラームをセットし忘れてそのまま眠ってしまったようだ。健一が起こさなかったら俺は完璧に遅刻だった。


いや…もうすでに遅刻しそうだ!俺は急いで最低限のセットをしてから出掛けた。


俺のバイト先は中目黒にある小さなレストランだ。そこはハンバーグとチーズケーキだけに力を入れているおかしなお店で、常連客か偶然そこを通りかかった人にしか見つけられない場所にある。



「アツヤ君。ギリギリとは珍しいね」


「寝坊しちゃって、すいません」


俺は厨房で先輩達に頭を下げた。別に本当に遅刻したわけではないので頭を上げる必要はないのだが、ついノリでやってしまった。

 

ここにいるのはみんな俺より年上で、俺が一番年下だ。こんな俺の仕事はハンバーグにかけるデミグラスソースを作ることで、、作るといってもさすがにこっち(東京)に来てから始めたバイトなので温める程度の仕事だ。


それ以外はサラダを作ったりしている。この店のオーナーの弟が八百屋をしていて、いつも新鮮な野菜を安く届けてくれるのだ。


俺はその野菜を皿に分けて特製ドレッシングをかける。

 

制服に着替えてから俺は早速厨房に入り、手を洗ってデミグラスソースを温め始めた。その間これからどうしようかと考えていた。


何だかんだ言っても俺はハルカの家にこのままお世話になるのはイヤなので、早めに何とかしなければならない。


「どうした?考え事?」


声を掛けて来たのは中嶋隼人さんという」俺の四つ上の人で、この店で一番腕のいいバイトの先輩だ。


「いえ、ちょっと家の事で」


「家だったらこの間良い物件を見つけたとか言ってなかったっけ?」


俺は隼人さんをかなり尊敬している。だって俺より四つしか離れていないのにこんなに仕事ができる。だから俺は隼人さんに家を選ぶ相談から友人関係についての相談までしているのだった。


「はい。家は第一希望にしたんですけど、そこがどうやら曰く付きらしくて…」


隼人さんは不思議そうな顔で言った。


「幽霊が出るとか?」


隼人さんは冗談半分で言ったのだろうけど、さすがに笑い飛ばせないところが悲しい。


「言ってごらん」


隼人さんに優しく言われ、俺は話し出した。


「実は、俺が住んでいるところで奇妙な事が起こるんですよ。コンポが突然切れたり、変な声が聞こえたりするんです。それにとうとう俺、昨日幽霊見ちゃって」


「え?!まさか本当に幽霊が出るのか?嘘かと思ってたけど…。でも、あれでしょ、除霊してもらえばいいわけでしょ。もったいないよ。逃した魚は大きいっていうし」


そうか!隼人さんに言われ、今肝心な事に気付いた。除霊。



はい。

少し強引に今日の分は終了です。


皆様お疲れ様でした(=⌒▽⌒=)実はアツヤ君と“春姫”の掛け合いもアップしたかったんですが、私のタイピングの限界のようで今日は申し訳ないですが、この辺で。



気になる続きはまた明日。



それでは良い夢を。。。。。。




バイバInBan。。。。








はい。こんばんは。InBanです。



昨日は年甲斐も無く怒ってしまってすいませんでした。



しかし、今日も言わせて頂きたい!!むっ



はいっ!今日は女性に関することです。


これを読んでいるあなたもきっと同じ気持ちになることでしょう。



それは、そう。何を隠そう今日のことでした。



私は帰りの電車で座って音楽を楽しんでいました。


と、前に立っていた人が停まった駅で降り、前に座っていた人が視界に入ったのです。



前回も話したのですが、、私は基本的に生き物(人を含む)には興味を持ちません。


だからその人のことは視界に一瞬入っただけで私はウト②してました。



しかし、なんか私の何かが反応したんです。何にといいますと、その人、化粧を始めたんです。



私は女性とは慎むところは慎む!お上品に時には大胆に!!



が、理想と思っています。(え?お前が?って思うかもしれないですけど)


大胆にといっても大胆に化粧をするのとは違います!!!!!



驚いたのがスッピンからのスタートだったこと。



ベースして、ファンデして、眉毛書いて。。。。。。。。。。。。。。。アイシャドーして、アイラインを書き始めて…


私は釘付けでした。私だって囲いますよ。囲いメイクですけどその人の囲い方スゴかった。



笑った(;´▽`A``

だって片方はたれ目メイクを目指して、片方はネコ目を目指しているらしく、変!!



この女…浜崎あゆみにするのか神田うのにするのかはっきりしろ!


つーかですね。その前に電車で化粧をするなんて私には考えられません。



揺れた拍子にアイラインがずれないのか?器用ですね…って違う②。(;°皿°)




人前で恥ずかしげも無く化粧をするのは女性としてやっちゃぁダメでしょ。




はいっ!気をつけます。



と、いうことで本題に入りましょうか。

前回はとう②アツヤ君が幽霊を見てしまいました。



アナタだったら?と置き換えて読んでみて下さい。






4.   『春姫』


「おや、島村さんじゃないですか。そんなに急いでどこ行かれるんですか?」



あまりの出来事に気がおかしくなったらしく、ドアに鍵を掛ける事すら忘れて走っていた俺を呼び止めたのは、このマンションの大家だった。



「あぁ。大家さん」


俺はやっと現実に返ったような安心感を感じその場に座り込んでしまった。


「何かあったんですか?顔が青白いですけど」


大家は俺の顔を覗き込んで言った。その瞬間俺はハッ!として大家の肩を掴んだ。


「大家さん。話があります」


「?」


何を言っているのか分からない様子の大家はそれでも俺の尋常ではない様子を感じ取り、とりあえず部屋に案内してくれた。


「話って何ですか?島村さん


大家が出してくれた冷たい麦茶を飲んで気持ちを落ち着かせてから、俺は話し出した。


「実は、大家さんが勧めてくれたあの部屋に住んでから、コンポが切れたり、変な声が聞こえたりするんですよ。絶対大家さん何か知ってるでしょ」


俺は今まであの部屋で体験した不思議な現象の数々を必死に説明し、きっと大家は何か知っていると思い、質問をすると、大家は考えるような素振りも見せず一人の名前を出した。



「それは“春姫”の仕業ですね」


「春姫?」


大家は日本茶を音を立てて美味しそうに飲んでから言った。


「あの、春姫って何ですか?」


突然そんな誰かも分からない人の名前を出されても、俺にはとんと理解できない。俺のポカンとしている顔を見て大家は説明してくれた。


「島村さん。あなたは道祖神というものをご存知ですか?」


俺の顔のすぐそばまで身を乗り出しながら大家は言った。大家が真剣だったので俺も真剣に話を聞く体勢に入ったがまたしても俺の知らない単語だ出てきた。



「どう…?なんですか?知りません」


「道祖神というのは、いわばこの土地の守り神のことです。別名、“さいのかみ”、“たむけのかみ”とも言います」


「へぇ~大家さん物知りなんですね。でも俺、そういうの信じてないのでもう少し現実的な話の方が良いんですけど…それに、どう…?」


「道祖神ですか?」


「その、道祖神て、“神”ってつくくらいですから神様なんですか?俺が見たのは小さい子供でしたけど」



「小さい子供?って、島村さん。アナタ!お札剥がしちゃったんですか?」


大家は大きな声で叫んだ。俺に間近なものだから耳に悪い…。


「はい、なんか酔っ払っててあんまり覚えてないんですけど。きっと、躓いた拍子に剥がしてしまったようです」


大家は信じられないという顔をしていた。やはり俺は何かしてはいけないことをしてしまったのだろう。


「島村さん。あの札は春姫の姿を封じてあるものなんです。誰にも春姫の姿を見られないように、昔、どこかの力のあるお坊さんが貼ったらしいんです」



大家はゆっくり説明してくれた。が、


「貼るんだったら除霊してって欲しいものだぜ」


俺は心の中で言うはずの言葉をつい口に出した。そして何よりも大切な事に気が付いた。


「じゃあ、大家さん。あんた知っててあの部屋勧めたんですか?あの時の大丈夫ですか?っていうのはこのことだったんだな」


「ええ、まあ。でも島村さん何もないって言ってましたからてっきり除霊してたのかと思いましたよ。ハハ」


あっけらかんと言って大家は笑った。

 


 都会っていうのは怖い所だと良く聞く。まさか、俺がこんな目に遭うとは思わなかった。ハルカや健一があんなに心配していたのはこのことを予感していたんだ。


「笑い事じゃないですよ!俺出て行きます。あんな怖いところになんか帰れません」


「困ったなぁ。こっちにも事情ってものが…」


この後の及んで事情というか。この大家…


「とにかくなんとかして下さい!さもないと本当に訴えますよ!!!」



啖呵を切って俺は大家の部屋を後にした。そしてそのままハルカの家へ向かった。


とにかくこの怒りを共有してくれる誰かが欲しかった。




はいっパーここまで読んでくださった皆様。お疲れ様でした。


アツヤ君、可愛そうですね。


一体この後どうなるんでしょうか。無事に引っ越せるんでしょうか。



気になる続きはまた明日。

それでは良い夢を。




バイバInBan。。。。。。