今日、マックでガザ地区の話がVTRで流れてたんですけど、私の前に座っていた人がそのVTRを見て、涙してました。




いやいやいや…



しっかりして!



みんな気まずいから。










『世界の終わりを、キミと…』



13.


「サチ。おはよう」


サチと話をしなくても、天使が俺にサチを救えと言ったときから俺はサチと一緒にいる。



サチと離れることはできない。


だからこの気まずい雰囲気の中、俺はサチと一緒に登校しているわけだ。


エリが話しかけてきたのは、まさにそんなことを考えていた時だった。



「どうしたの?またまた元気ないじゃん」


サチの家のことについては俺がそれどころではなかったので、あまり様子は分からないが、まだ母親と話はしていないようだ。



サチが元気ないのはそれが原因ではない。


原因は俺にある。


「エリ…また相談していい?」


か細い声でサチが言う。


「うん。いいよう。何でも相談してよ」


エリは嬉しそうに頷いて見せた。


俺はその言葉を聞いて、正直驚いてしまった。


サチがエリに相談するということは当然俺もその会話が聞こえてしまうという事だ。



そんなことサチが忘れているわけはない。


なぜサチはそんなことを言うのだろう。


俺にはサチの真意が分からなかった。




授業中も俺達の会話はなかった。


俺が大人にならないといけないのに、なぜか、話を切り出せないでいた。



いや、頭では何から話せばいいのか考えていたが、いつものように話が出来ないでいた。


そうこうしているうちに授業は終わり、サチはエリと一緒に帰った。



「話って何?」


帰り道早速エリはサチに質問をした。


サチとエリは学校の最寄の駅に入っている喫茶店で話をすることにした。


セルフサービスのお店なので、二人はそれぞれ飲み物をトレーに置き、あらかじめ決めた席へと向かった。


エリはこれからバイトがあるので、長くはいられないとサチに言ったので、サチは早速本題に入ることにしたが、何から話せばいいのか考えているようだった。


「サチから言って来たんだからね」


エリがじれったそうに急かした。


「あのね、エリ」


サチが重い口を開いた。



俺もサチが何を言うのか気になり、耳を澄ませた。



「私ね、大切な人を傷つけてしまったの。私がいけないのよ。私がその人のことを何も考えていなかったから。その人は私の相談に親身になって乗ってくれていたし、いざというとき、力になってくれたの」


サチの言葉を聞いて、俺の心は痛んだ。


サチが悪いわけじゃない。



悪いのは俺だ。


なのに、サチは自分を責めている。


何を言わせているんだ、俺は。



「サチは何で傷つけたと思うの?」


エリが聞いた。


エリにしては珍しく落ち着いた雰囲気だった。


「私がその人のことを見ていなかったのよ。私のために今まで頑張ってくれたのに


「ふ~ん。でもさ、その人サチの相談に色々乗ってくれてたんなら、サチがどういう子か知ってるんでしょ?だったら多分、サチが傷つけてるって思ってるだけなんじゃん?その人は分かってると思うよ。サチのこと」


エリにそう言われ、思わずサチは俺を見た。


俺はサチに頷いて見せた。



サチは悪くないと伝えるために。


エリは「大丈夫」ち、いつものエリらしくポジティブにサチを励ました。


サチもエリにそう言われ安心したのか、初めて飲み物を口にした。




エリと別れ、家に帰る途中、サチは急に立ち止まった。


俺はどうかしたのかとサチを見た。



サチは俺をじっと見ていた。


俺はこれをチャンスと取り、サチに話しかけることにした。



『あのさ、サチ』


今後はサチが驚いた顔をした。


もしかしたらサチが話したかったのかもしれない。


だが、サチに話させてはいけないので、俺から話す事にした。


『サチ。ごめんな。俺、自分勝手だった』


いざ、自分の気持ちを話すと、恥ずかしいとか、そういう感情はなかった。



「そんなこと…」


『ううん。俺は意地を張ってたんだ。何も出来ない自分が嫌で』


俺は今ならはっきりと言える。



『サチは俺を傷つけたって自分を責めたけど、本当は俺のほうがサチを傷つけただろ。サチは素直に喜んでくれたのに俺は自分のエゴでその気持ちを台無しにしてしまった』



「いいえ。哲朗は悪くないわ。だって今私がいるのは哲朗のお陰よ。哲朗が友達を作る勇気をくれて、家族に諦めずに自分の気持ちを話すことの大事さを教えてくれたのよ。哲朗がいてくれたから今の私がいるの。なのに、哲朗がそんな悲しい思いをしていることにすら私は気付かなかった。自分が情けないわ」



なぜ、俺はここまでサチを追い詰めているのか。


『いや、俺のほうこそ。俺は苛立ってたと思う。何も出来ない自分に対して』


「そんなことないわ」


『いいんだよ、サチ。無理に慰めてくれなくても。だって実際サチが泣いている時も、苦しんでいる時も俺はただ側にいることしか出来なかった』



「いいえ、そんなこと…」


『サチの涙をぬぐってやることも、肩を抱いてやる事もできなかった。何も出来なかったんだ』


「そんなことないわよ!哲朗、私の話も聞いて」


サチが大声で言った。



「何でも決めつけるの良くないわ。私はそんなこと言ってないわよ。思ってもいないわ。哲朗はいつも決めつけるのが悪いクセね。気付いてないの?」


俺達は決して、長い時間いたわけではない。


なのに、サチは俺のことをよく見ていた。


サチにそう言われるまで、俺は正直気付かなかった。


きっと、自殺を決めたときも同じだったのだと思う。



自分が悪いことにすれば、自分ひとりで済む。


そう、思っていたのかもしれない。



「本当に私は哲朗が思っているようなことは考えてないわ。哲朗は側にいてくれたじゃない。いつでも、助けてくれたわ。一番感謝してるの」


サチは俺に向き合って言う。


まっすぐに俺を見て言う。



夕焼けで赤く染まったサチはまるで天使のようだった。


「私が自暴自棄になったとき、それでも、話し続けてくれたのは哲朗よ。そのお陰で私はお父さんにきちんと話が出来た。私一人だったらできなかった。哲朗は私の力だと言ったけれど、私一人じゃ出来ないことだったわ」



サチを染めていた夕日は姿を消し、街の雰囲気が変っていった。


『はぁ。サチにはかなわない。サチの前では強い人間でいたかったけど、サチのほうが強いな』


サチが照れたように笑った。


『俺はもう幽霊だけど、こういう感情もまだ持ってるんだな』


改めて思った。








はい。



今日は二人が仲直りをした話でした。



次回で長かった13章は終わり、最終章に突入していきます。




それではまた明日。



バイバInBan。
















こんばんは。



彼氏のいない女が送る恋愛小説もいよいよ後半戦に突入か?



みなさんは私が大のFrancfranc好きだって、もうそろ②お分かりのようだと思いますが、もうひとつ、InBanには特徴があって、それは大の飽き性…!(´Д`;)



それは恋愛にも反映されるのダ。



残念…



そして、見事、Francfrancに統一された我が、Roomも飽きが来てしまい、LaQuaで購入したリゾート雑貨君たちの出番というわけ。



まだ、取り掛かってないんだけど、新しく生まれ変わった部屋が楽しみです。









『世界の終わりを、キミと…』



13.


「(ありがとう哲朗。お父さん分かってくれたわ)」


サチはその後、真っ先に俺にお礼を言いに来た。



でも、俺はお礼を言われるようなことは無いもしていない。


俺はサチに何もできなかった。



「(どうしたの?哲朗)」


サチが黙っている俺を心配して言った。


『…何で俺に礼を言うんだ?』


俺は意地悪な質問をした。


サチが困るのを知っているのに。



「(何で?って、それは哲朗のお陰だから…)」


『俺は何もしてないだろう。全部サチの力だ』


俺はサチの言葉を遮って言った。


サチは悲しい顔をした。


当たり前だ。


俺は言ってしまった罪悪感からサチを見ることができない。



『もう、サチは俺がいなくても何でもできるようになった。友達だっているんだ。これからは友達に相談すればいい』


俺はサチの顔を見ないで話した。



「(そんなこと…)」


サチは何か言いたげだったが、その後、何も言わなくなった。


俺も話さなくなった。




俺は今とても嫌なヤツだ。


自分のエゴのためにサチを傷つけた。


一番傷つけてはいけない人を。



サチにとって一番嬉しい時のはずだ。


本来なら一緒に喜んであげるべきなのに。



それを俺の勝手な気持ちで台無しにしてしまった。





『哲朗。どうしたんだ?一体』


サチが寝付いたのを見て、俺は一緒にいられなくなり外に出ると、俺が外に出るのを待っていたように屋根から天子が降りてきた。



『……』


俺は天使の顔も見れない。


『アナタ、サチを傷つけたわよ。サチがアナタと喜びを共有したかったはずなのに』



そう。俺が悪い。



分かっている。



『よく分かってんじゃない。ならなぜ、傷つけるようなことをあえて言ったのかしら』


天使が腕組をして大きな溜息を吐いた。


『でもね、アナタの気持ちが分からないでもない』



天使が意外なことを言った。



しかし、俺はその一言すら気に入らなかった。


『同情しに来たのか?』


ついとげとげしくなってしまう。



『なに?同情して欲しいの?』


天使は俺を試すように言った。


違う。俺は同情して欲しいのではない。



『俺は何もしてないだろう。サチは自分の力で父親の心を動かしたんだ』


『そうね』



天使は俺の隣に立って言う。


俺たちはどこへ向かうでもなく歩いていた。


『なあ、俺の仕事は終わっただろう。もう、どこへでも連れてってくれよ』


俺は投げやりに天使に言った。



『…連れて行けないわ。今のアナタは』


少し、間を空けてから天使は言った。


その顔は無表情で何を考えているのかは分からなかった。



『今のアナタは中途半端よ。そんな人連れて行けない』


『中途半端?』



『そう。今のアナタは生まれ変わりたいわけでも、このまま彷徨いたいわけでもない。だから中途半端なのよ』


そう天使に言われて、俺は何も返す事ができなかった。


俺たちはコンビニのところまで歩いていた。



俺は不意に立ち止まり、コンビニの自動ドアの前に立った。



当然自動ドアは俺を感知しないので開かない。


そして、窓にも俺は映らない。


『サチが命の重さを知ったのはアナタがいたから。アナタはもう自分の役目はないと言ったけど、アナタの存在がどれだけサチを救ったと思うの?アナタの言葉がサチには必要だったの』



天使に言われても、俺は俺を映さない窓を見ていた。


『嬉しかったんでしょ?サチに必要とされて』



またもや、真意のつくことを言われ、俺はつい天使のほうに振り返ってしまった。


サチが俺がいて良かったと言ってくれたし、俺もサチに必要とされて嬉しかった。


だからこそ、今回、俺がこの世にいないということを改めて痛感し、辛かったのだ。



『アナタは気付いていないでしょうけど、アタシもアナタと一緒よ』


『え?!なにが?』


『アナタがサチに必要とされて、アタシもアナタに嫉妬しているの。アタシが天使という立場でなかったら、アタシがサチを救っていたのにって』


天使は星空を仰ぐように見上げた。


『でもね、アタシはアナタと違ってこの状況が何も変わらないことを知っているわ。だから、アタシは自分の仕事に誇りを持っている』


そう言った天使の横顔はきれいだった。



俺は頭では分かっているつもりだ。


この状況を作ったのは俺自身であること。


今俺がサチや天使に何か言ったところでこの状況が変わることは無い。



…なら、どうすればいい。



『生きたいのでしょう?哲朗』


天使の言葉にまた胸が鳴った気がした。


変わることは無いのに、それでも俺は天使が何とかしてくれるのではないかと心の中で期待していた。



自殺した身の俺にそんなむしのいい話あるわけないのに。



『生きていたなら、今のアナタならあるいは、何か変わることができたかもしれないと思っているのでしょう』


天使が俺を煽るように言った。



俺は天使が何でわざわざこんなことを言うのか、とムキになってしなった。


『ああ。生きたいよ!あんたのせいだ。あんたが俺をサチに会わせなければ俺はこんな気持ちにならずに済んだんだ』


俺は今までの感情を爆発させた。



でも、本当はこんなことが言いたいのではない。


生きたい訳じゃない。


自殺を決めたとき、決心したのだから。


後悔しないって。



俺はただ悔しかったんだ。


サチが泣いていたとき、涙を拭ってあげることも、抱きしめてあげることもできなかった自分が悔しかったんだ。



天使は黙っていた。


黙って俺を見ていた。


その目は俺の心を見通しているようだった。



『生きたい気持ちをかてにしなさい。アナタはサチに対していつも本気で接してくれたわ。だからこそ悔しいのでしょう』


天使の言葉は優しく、俺は落ち着きを取り戻した。




天使はその後、何も言わなかった。


また俺頭をクシャッと撫でてどこかへ飛び去っていった。



天使は結局答えを教えてはくれなかった。






はい。



今日はここまでとします。



暑い季節が始まり、私としては不機嫌な陽が続くと思うと憂鬱です。





それでは風邪には気をつけて。



バイバInBan。


 








はい。



都内で感染者が出ました。


怖いですね。


感染列島が始りましたね。



話変わって、今日は、前回の続きを書きます。




走ってヘト②になった私はエスカレーターを駆け上がりたどり着くとすでに彼は待っていてくれていました。


「え?待ち合わせ?」ドキドキって本気で思いました。


いやぁぁ。



そこからは本当に寝てしまってあまり覚えていないのですが、至福の時だった恋の矢のは覚えています。



あまり詳しく書くと、ちょっと気持ち悪い自分を発見してしまうので控えておきます。




今日は家族で箱根の温泉に行きました。


今日、ロマンスカーで会った人は私に会ったというHAPPYな人ですよ。









『世界の終わりを、キミと…』



13.


そうこうしているうちにサチの父親が帰ってきた。


今日父親はいつもの帰宅時間より早かったように思った。


サチは父親に話をすることにした。



「お父さん、話があるの」


サチは帰ってきた父親をリビングに連れて行き、正面に座らせた。


父親は少し困惑気味だったが、サチの言わんとしていることが理解できたようで、素直にサチに従った。


そして、


「サチ。お父さんも話があるんだ」


今後は父親の方からサチに話しがあると持ちかけてきた。


「なに?」


突然のことでサチは聞き返した。


父親は自分から話すことにした。



「実はな、お父さんは今までお母さんと一緒にいたんだ。お母さんは悩んでいたよ。サチが突然変ってしまったって。サチ、どうしたんだ?なんでまた」



サチは父親の開口一番にショックを受けたようで立ち上がってしまった。


確かに、俺もこの母親の行動に少しムッとした。



「なんで?なんでお母さん外でお父さんと会うのよ」


やはりサチは憤慨したようだ。


自分だけ悪者の扱いをされたように感じたようだ。



「ひどいわ!お母さん、私には何も言わないで外でお父さんには色々言ってるなんて!!まるで私が悪いみたいじゃない」



サチは大声を出した。


父親は突然サチが大声を出したので驚いたようだ。


「サチ。落ち着きなさい。何も、お父さんはサチを責めているわけじゃないんだ。お母さんの話もきちんと聞いて欲しいということなんだ。お母さんはサチの幸せを思って言っているということを分かって欲しいんだ。サチを傷つけるつもりはない。分かるだろう」



サチは立ち上がったまま目の涙を溜め始めた。


「でも…お父さん、お母さんは私の話を…」


サチは涙を溜め、言葉に詰まってしまった。



父親はそれでも、サチを一端座らせて落ち着かせた。



「お母さんの言うことは正しいぞ。今のサチはただの思いつきで美容師になりたいと言っているんだろ。そんなことじゃ絶対に後悔するんだからな。あの時大学へ行っていけば良かったと」


サチは座りはしたが、悔しくて、拳を作って握り締めた。


「お前は勉強だってできる。どんな才能にも恵まれているのになぜ、そんな道に進もうとするんだ?良い大学に行って、良い人と結婚してそれの何が不満なんだ」



そう、父親が言うと、今まで我慢していたサチの怒りが爆発した。


「お父さんたちは私のこと何も分かってない!私が今までどんな気持ちで勉強してたかなんて考えてないのよ。私はすごく辛かった。辛かったのに、何も話せなかった。そんな私の気持ちに気付いてさえいなかったじゃない。なのに私の将来なんてなんで分かるのよ!良い大学へ行ったからって何が偉いのよ。そんないすごいことなの?幸せになれるってどうして言い切れるのよ。私の人生なんだから私に決めさせてよ!!



サチは初めて自分の思いのたけを父親にぶつけた。


正直俺自身もこんなサチの姿を見て驚いてしまった。


でもこれで伝わると俺は思った。



父親はというと、サチがこんなにも自分達に対して思っていたかと知り、驚いている様子だった。


当のサチ本人もこんなに言った自分に対してビックリしているようだった。


『サチ』


俺がサチの名前を呼ぶと、サチはさっきまでの放心状態から現実に戻り、冷静になって話を続けた。


「ごめんなさい。大きな声を出してしまって。でも、お父さん、私やっと自分のやりたいことが見つけられたの昔の私だったらきっとこの夢も諦めてしまったかもしれない。でも、友達に言われたの。今やらないと後悔するって。せっかく自分のやりたいことを見つけたのだからって」



冷静になったサチは、自分の今までを振り返りながら話した。


エリのことを考えているのだろう。



「確かにお父さん達が言うように大学へ行って勉強することは大切なことだと思う。でも、私はそれ以上に自分の夢を実現させることも大切な事だと思うの。私は今、美容師になりたいという夢を持っていることも、それを応援してくれる友達がいることも、すごく素晴らしいことだって感じているの。だからお父さんにもお母さんにも応援して欲しい」



サチは真剣な目を逸らさずに父親を見ながら話す。


父親もサチを見ていた。


それは優しい目だった。


“大丈夫だ”と、俺は思った。


すごく長い時間に感じた。


俺は父親とサチを交互に見ながら誰が先に話すか待っていた。


先に口を開いたのは父親だった。


「すまないな、サチ。お父さん達はどうやら勘違いをしていたようだ。お父さんはサチがてっきりが大学を目指して今まで勉強していたのかと思っていた。でも、お前はずっと前から美容師になりたかったんだな。サチはお父さん達に何も言わなかったが、これからは今みたいになんでも話してくれよ。今度は一緒に話そう。家族なんだからな」



そう言って、サチの手を取った。


「サチの気持ちは分かったよ。お母さんにはお父さんから話してみる」


「お父さん…」


サチは泣いていた。


両手で顔を覆い、声を押し殺さないで、声を出して泣いた。


父親はそんなサチを抱き締めて「大丈夫」と何度も頭を撫でていた。



それはとても暖かい光景だった。


やはり伝わるのだと改めて感じた。


それは全てサチ力だった。



サチの伝えたいという気持ちが父親の心を動かしたのだ。



本当ならサチを誉めるところだと思う。


なのに、俺は嫉妬した。



この世に存在しない俺は今、何の力も与えられない。


俺はもう要らないのかもしれない。








はい。



今日はここまでです。


次回は天使と哲朗の掛け合いをお楽しみ下さい。



それでは風邪が流行っております。


くれぐれもご注意下さい。




バイバInBan。















いやいや…マジ違うし…



「どうしたんですか?InBanさん。」



いやね、今日はハードな、時間に追われる一日でしたよ。



「大変でしたね。それで、何が違うんですか?」



私はKAT-TUNのFanじゃないですって話ですよ。



「ん?そろそろ壊れました?」



いやいや。壊れてねえし(  ̄っ ̄)


今日私は、部屋の模様替えをしてくて(南国リゾート風に)LaQuaに行ったんですよ。


目ェ付けてたお店があったんでねドキドキ




「それで?」


そのお店がLaQuaにあって、ほらっ!LaQuaってドームが近くにあるじゃないですか。


ここ最近そこで、KAT-TUNのイヴェントやってんですよ。



平日の昼間だっていうのに制服着た高校生で溢れてんですよ。



親はきっと素直に学校行ってると思ってますよ。


親不孝ですね(_ _。)



そんななか、ほぼ同じ場所を目指してる女がいたらみんな「あぁ、こいつもいい年してジャニーズが恋人か」とか思うじゃないですか。



そういう視線を超→浴びましたよ。


紫外線より浴びましたよ。




いやいや…違うし。



私はジャニーズの恋人すらいないし。←かわいそう…



話を変えて、私が今日行ったお店はバリとかベトナムの雑貨を扱うお店で、超→リゾートヒマワリ


友達の部屋がアジアちっくで影響をもろに受けた私は早速買い物しまくった。



14時から歯医者のクリーニングだったのだが、十分遅れるとの電話をし、普通に買い物した。



んで、今日は例の彼に会いに行く日(///∇//)アップ



何日待ったか。この日を。



電話で19時半に予約をし、それから友達と旅行の場所のミーティングをし、その足でJTBへ。



結局予算が無く、宿もうまっているとかで約一時間ちょっとスタッフ~とミーティング。



んで、宿が無事決まり、次に会社の後輩が教えてくれたお店へサロペを買いに。



しかし、そこでも事件発生。



とりあえず、目的のお店まで行き、サロペを発見したのはいいが、サイズがSしかない。



しかも、色も1色しかない。



後輩の話では3色あるはず。



「すいませ~ん。今、この色しかなくて、しかも、サイズもないです」



な…なにぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!ヽ(*'0'*)ツ



ツイてないダウン



とりあえず、スタッフ~は私を知っていたので、親切に色んな店舗に掛け合ってくれた。



その間、これまたとりあえずSを試着。


着れたけど、この色が欲しいのではないのでシックリこない…



んで、欲しかった色が近くのショップにあったので、そっちへGO。



しか~し、そこでもツイてない。



「すいませ~ん。この商品はお取り置きのものでして、今日キャンセルが出ないとお渡しできないんです…」



はぃぃぃぃぃぃぃぃ?



そのスタッフ~も私がわざ②来たということに同情してくれ、試着だけさせてくれた。



色はやっぱり気に入り、買う気は最高潮↑↑



な・の・で、その足で、もう一回さっきのショップへ戻り、取り寄せしてもらうことにした。



そして、気が付けばなんと約束の時間に間に合わない。



急いで電話。



「ごめんなさい。8時にしてください」



8時にしてもギリ②。



まさにKAT-TUN。(そういう歌あったよね)



はい。正直走りましたよね。



人は4人くらい撥ねました。



仕方ないよね。



その模様はまた明日書きます。



だって、ここまででも結構幅とったよね。



本題に移ります。











『世界の終わりを、キミと…』



13.


「(哲朗。私、今日帰ったらお父さんとお母さんに話すわ。逃げない)」


サチは一大決心をしたように言った。



サチがここまで強くなってくれたことに俺は感激した。


きっと、前のサチだったら逃げていたと思う。




昼休み、サチはエリにも同じように報告した。


エリは健闘を祈るといって敬礼のポーズをした。




今日がとても早く感じたのは俺だけだろうか。


もう、帰りのホームルームだ。



サチは足早に家に向かった。


家に着くと、リビングのテーブルの上にメモが置いてあった。


“今日は帰りが遅くなります。夕飯は冷蔵庫の中にあるからそれを食べて”と書いてあった。


サチはせっかく話す勇気が出ただけに残念そうだった。



俺は落ち込んでいる様子のサチを見て、いいことを思いついた。


『じゃあさ、サチ。お母さんが帰って来るまでリハーサルするか』


俺はサチの意思の確認をしたかった。


『サチは何があっても両親を説得するんだ。サチの意思が強いってことが分かれば反対なんてできねえよ』


「もちろんよ。私の意思はもう変わらないわ。それにこんなに哲朗が協力してくれているんですもの。祖気持ちを無駄にしたくないわ」



『いい子だな。お前』


俺はサチが俺の気持ちに応えようとしている姿を見て感動してしまった。



「じゃあ、哲朗はお母さんの役をしてね」


俺たちはサチが両親に話す練習をすることにした。



俺は二回もサチが母親を説得しているのを見ているので、演じるのには自信があった。



「お母さん。話があるの」


サチが始めたので、俺も心を鬼にして母親を演じる。


『なに?話って』


「私、美容師になりたいの。もう気持ちは変わらないわ」


『何度も言ってるでしょ。美容師なんてだめよ。サチは大学へ行くの』



俺の母親の役もなかなかうまいと自画自賛していた。


「大学へは行かない。もう決めたの」



サチはまるで本当に母親と話しているように俺と話す。


一向に食い下がらない。



『ダメよ。サチが今まで頑張って勉強してきたのは良い大学へ入るためでしょ。それを無駄にする気なの?』


「今まで勉強してきたのはそうしないとお母さんが私を見てくれなかったからじゃない」



サチも熱が入ってきたようだ。



『だったら最後までお母さんたちの期待に応えてちょうだい。美容師になりたいなんてただの気の迷いでしょ!途中に嫌になるに決まっている。そうなってからじゃ遅いわ。お母さんの言う通りにしなさい』


俺は言いながらだんだん、罪悪感を覚え始めた。



「お母さんに何が分かるのよ!!」


そうサチが言ったとき、俺はあまりのショックに何も言えなくなってしまった。



『な…なあ、サチ。もう止めねえか?俺から言い出したのに申し訳ないけど、俺なんかサチと本当に言い争いしてるみたいな気になってきたよ』


最後にサチに言われた言葉に正直傷ついてしまったのは確かだった。


「ごめんなさい。私、ついムキになってしまって」


サチは申し訳なさそぅに謝った。


「哲朗演技上手ね」


サチにそう言われても俺の心境は複雑だった。








はい。



今日は、ちょっとコントっぽかったですね。



次回はサチが父親にガツンと言うそうです。



乞うご期待ですね。



それでは、私は明日温泉に行くのでもう寝ます。



バイバInBan。



おやすみぃ~ぐぅぐぅ












『世界の終わりを、キミと…』



13.


家に着き、扉を開けると、サチは不安になったのか急に大人しくなってしまった。


物音を立てないように気をつけているように見えた。



『サチ…?


部屋に入り、サチはベッドに腰掛けた。



「(私、それでもやっぱりお母さんにまた話をすることに戸惑っているの。今後も話を聞いてくれないのではないかと思ったら怖くて…)」


サチの心はまだ葛藤していた。


話さないといけない心と、これ以上傷付きたくないという気持ちとが戦っているのだ。



サチは今までこういう風に両親に意見したことはない。


そういう気持ちに気持ちになったこともなかったらしい。


でも、残念なことにそれが原因でサチと両親の気持ちはすれ違ってしまった。



きっと、今両親はサチはきっと自分達を裏切らないと思っているのだろう。



「(それでも私は話をしないといけないのよね)」


サチはそのまま横に倒れ、呟いた。


そして、疲れてしまったのかそのまま寝てしまった。



『大変そうね』


隣を見ると、天使が同じベッドに座っていた。


『こんなに根気良く頑張ってくれるとは正直思っていなかったわ』


天使は眠っているサチを愛おしそうに眺めて言った。



『俺だって人の子だぜ?心配したり、助けてあげたいって気持ちくらいあるんだからな』



俺はサチが寝ているので少し声のトーンを落として天使と話したが、それでもサチを起こしてしまいそうなので、俺たちは外へ出た。



『今日も一人自殺者を天に送ったわ』


外はまだほんのり明るく、サチの家の近くの街灯は点いてはいなかった。


天使は相変わらず長い髪をなびかせて、俺の少し前を飛んでいる。



あまり高いビルはないのだが、一階にコンビニがあるマンションの屋上に俺たちは降り立った。


暗くなり始めた街を見ながら天使は言った。


この天使は自殺者を天に案内するのが仕事だと前に言っていたことを思い出した。



『今回の人はどんなヤツだったんだ?』


俺は俺以外の自殺者がどんなことを考えているのか興味があった。



天使は少し笑って空を見た。


『その人は自殺を選んだのに、まだこの世にたくさん未練があって、死にたくないと願ったの。生き返りたいと何度もアタシにすがったわ。もちろん、アタシには死んだものを生き返らせることはできない。断わったわ』


空を見た天使は静かに強く目を閉じた。


泣きそうなのかと冷や冷やした。


『そういう人は多いのか?俺みたいなヤツは珍しいって言ってたもんな』


天使は無言で頷いた。



『分かってもらえなくても強制的に連れて行くの。そうしないと、一生この世を彷徨うから』


天使は溜息のような息を吐いた。



辛そうな表情だった。



いつも強そうな天使のこんな表情は初めて見た。


いつもこの天使はこういう人たちを相手にしている。


辛くないわけがない。



慣れるわけがない。



『自殺を選ぶほとんどの人が実は、誰よりも生きたいと願うの。生きている時に気付けばいいのにね。だから、逆にアナタのような人は本当に珍しい』


天使は笑ったが、無理して笑っているようだった。


俺はずっと、自殺者はみんなこの世が嫌いになって死ぬのかを思ったいたが、どうやらそうとは限らない。



運良く人間に生まれ、頑張って生きていたら、きっと違うことに出会えたかもしれなかったのだ。


カナとは違う人に出会えたかも…



こんな気持ちなのに、不思議と後悔のような辛い気持ちにはならなかった。


その気持ちよりも、今、サチのために何かをしてやりたいという気持ちが勝っていた。



始めたの感情だったからだ。



『ありがとうな。俺はあんたと会わなかったら、貴志の気持ちにも気付けなかったし、人のために何かを全力でするっていう気持ちにもならなかった。気持ちいいもんだな。人のために何かをするのって』



素直に天使に礼を言ったが天使は聞いていなかった。


うっすらと出始めた月を見ていた。









はい。



短いですけど、キリがよかったのでここまでとします。



次回はとうとうサチが勝負に出ます。



果たして、上手く行くのでしょうか。



乞うご期待。



バイバInBan。