PETRIレンジファインダーカメラの修理~仕上げ | かわうちのこ

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utchiePPの‥カクレクマノミとにゃんこ‥カメラ
勤続45年、若者に元気を貰って働き続ける、メカ系のシニアエンジニアのオヤジです。

60年ほど前のPETRIレンジファインダーカメラを修理して、フィルム撮影をやってみようと思っています。

これまでの経緯です。


どうやら撮れそうになったので、最後の仕上げに革を張り替えます。
フリマで注文していた生地が届きました。
レザークラフトの端切れで、出来るだけ薄い本革を選びました。初めてやるので、色と型押しの柄は、無難に黒で細かい模様にしました。

カラー···ブラック
生地の種類・・・裁断革の型押し
厚さ・・・0.8mm
大きさ・・・19cm×20cm

5枚セットで、たったの¥1K。失敗しなければ、1枚で足りそうで、カメラ専用の物よりかなり安く入手出来ました😄


張り付けにはゴム系の接着剤を使おうと思いましたが、革がレンズの根本に1ミリほど入り込んでる事、また再度張り替え時の手間を考えて、両面テープを使うことにしました。
カメラ専用で売っている張り革も、両面テープ付属の物が多いようです。

材料と道具はこんなところですわ👆
両面テープは、強力で薄い0.23mmのPEクロスの物です。レンズの部分は、以前から使っていて何かと便利な、100均のサークルカッターでクリ抜きます。


最初は前面から。
先に、革の裏面に両面テープを隙間無く貼ります。
次に、レンズの根本の外径を計り、中へ入り込む1ミリ程小さい径で円をクリ抜きます。
次に、張り付ける寸法を計って縦幅をカット。横の長さは、少し長めにカットします。
↓↓↓の画像は、革が裏返しなので、カメラとは左右反対に置いています。
銘板はとても大事なので、革の上からでは無く、革を慎重にクリ抜いてカメラボディに直接貼るようにします。



いよいよ張り付けですが、レンズ下に入り込むところは貼り難いので、↓↓↓のように、その辺りだけ両面テープの裏紙を剥がします。
うまく貼れたら、その外側の裏紙を剥がして全体を張り付けるようにします。
でないと、外側かくっついて、レンズの隙間に入れ込めません。


端っこまで貼ったら、端部をしっかり密着させてから、カッターナイフで余りを切り取ります。


表を張り終わりました。



裏面を張って

側面


銘板に接着剤を塗ってから、革のクリ抜き部に押し込めば完成です😄
むあまあキレイに再生出来たと思います👍


さて・・このカメラは、完全機械式で露出計が付いていません。なので、Nikon V1でマニュアル撮影に使っていた、外付け露出計を付けました。



Nikon V1は、最近では勘で露出を決めますが、良く分からない場面では、動画モードで撮影するISO感度を設定すると、ファインダー内の画像が撮影した画像と同じ明るさになるので、そのまま静止画モードに切り替えて撮ると、露出が見た目の通りになる事が分かりました。
なので、外付け露出計は最近では使っていません。


今日はEDIONでカラーフィルムを買ってきたし、撮影準備が整いました😃🎶
36枚撮りしか売っていないので、何処かへ撮りに行かないと・・とりきれないな