フェアリー展の最後の作品解説が遅くなってしまってすみませんm(__)m
この前の母の日に、
近所のお世話になっている母世代の方々に(もう私の母親はいないので)お花を届けたりお茶したり
六本木の国立新美術館での「ミュシャ展」に友人と出かけたり
いろいろ出かけたりちょっと忙しく充実して過ごしていました^^☆
ミュシャといったらアール・ヌーヴォー様式の「四つの花、連作4部作」が有名ですが、
今回の展示は門外不出の「スラヴ叙事詩」全20点が世界初公開!!の凄い企画で、
これを逃すともう日本では見られないかもしれない展覧会ですので、すごーくすご~く混んでいたけど、絵の趣味が合う友人と行けて、迫力ある大きな絵をこの目で観られて感動しました(*^^*)
話逸れましたが・・・
最後の2点の作品解説です☆
今回は画像がかなり多くなり、長くなってしまうと思います<m(__)m>
お急ぎの方は適当に飛ばしてご覧くださいね~
上の↑画像は、作品⑨ 「fairy dance 」 sold out
今まで絵のサイズ書き忘れていましがm(__)m、この作品は375㎜×302㎜です。
「フェアリーダンス」というタイトルどおり5人の妖精が輪になって踊っています
西洋の伝説では、妖精たちが輪になって踊った後にキノコが輪の形に発生すると伝えられているそうで、
それを<fairy rings 妖精の輪>と呼ぶようです。
それで、妖精たちの足元にはキノコの代わりに押し花を貼ってみました。
紫陽花とレースフラワーの着色押し花です
下描きに↓
透明水彩で色を塗り↓
妖精たちの翅(はね)は、前回解説同様に、カラートレーシングペーパーを手でちぎって
花模様のクラフトパンチで飾りました☆↓
カラートレーシングペーパーは5色あったので、妖精それぞれの翅の色を変えて貼りましたよ
髪形や髪色、白い洋服もちょっとづつ変えて描いています。
せっかくですので、ひとりずつ大きめ画像でご覧ください
ブラウンの髪の子の翅はグリーンのトレーシングペパーです。
少し大人っぽい横顔の妖精は、濃いめのブラウンの長い髪で、オレンジの翅です。
そして、唯一正面を向いて顔が見えているブロンドっぽい髪色の、巻き毛ロングの子の翅は、
グレーのような薄紫のような色のカラートレーシングペーパー。
青と黒の絵の具をちょっとづつ混ぜて塗りぬりした黒髪ショートのこの子の翅は、ブルーにしました
フェアリーダンス<fairy rings>の周りを、まあるく囲んだお花は、ピンクとブルーの
プリザーブドフラワーの紫陽花です
そして、最後の作品
⑩ 「New World」 1095×795
この作品は昨年の美術作品展に出展したもので、このブログにもUPしていて、もう一度解説するのは
くどくなるので^^
下描きから、完成までの流れを画像でご覧ください☆
「New World」の解説ブログ、昨年UPしたのはこちらです→★★★
(★印をクリックすると「New World」の過去記事に飛びます♪)
「New World」の下描きです↓
1095㎜×795㎜という、縦1メートルを超えるちょっと大きなサイズなので、
下描きはA4のコピー用紙を貼り合わせたものに描きました。
紙が重なっている部分はありますが、だいたいA4の紙16枚くらいの大きさになります。
3人の妖精以外はトレーシングペーパに描いて、遠目から見てバランスを取ります。↓
紙が大きいので、床に新聞紙やティッシュなどを敷いて色塗り。
上半分(宇宙)はアクリル絵の具で塗り、妖精の頭付近からは透明水彩に切り替えましたが・・・
水彩絵の具のコバルトブルーがなくなってしまい><
予定外の色で塗ることに
人物(妖精)はマスキングしてるのですが、キャンソン紙(水彩用荒目)を使っているので絵の具がマスキング内に入り込んでしまうことがあるんです。
水彩絵の具は水で溶けるけど、アクリル絵の具は乾いたら水では溶けなく、女の子の肌に付いて乾いたら修正ができないので・・下半分は水彩にしたんです。
月の満ち欠け、街(ビル)、山などを描きこみます↓
その上からアクリルで何度も塗りこみます。
月の満ち欠けも街も山も、薄くぼんやりと浮かび上がるまで何回か塗り重ねました。
宇宙っぽくする為、スパッタリングという技法の網とブラシを使ってやってみようと思ったのですが、
網に慣れてなくてぼたぼたと垂れるので
割り箸とハブラシで代用したり、いつもの手動的方法でなんとか宇宙を表現です^^
髪の毛などを塗りながら、妖精の翅の位置や押し花のバランスを考えます。
全体のバランスや色味などを確認する為に、制作途中の写真を撮ってるので、、、
画像が曲がってますが^^;;、、、すみません
画面左上に見える大きな天使の羽を貼り付けます。
百合(造花)の花びらを一枚づつ切って貼って、一枚貼っては全体のバランスを見て・・・
を、繰り返し、貼り終わるのに8時間もかかりました
貼り終えたら、所々に羽根を貼って、ガラスで押さえてバランス見ます。
草花(押し花)を貼る位置を、また遠目でバランス見ながら考えます。
天使の羽の横の丸い円、新たな宇宙のところはマスキングをはがす時に、くっついて
少し紙が剥がれてしまったので
押し花などを貼ったのですよねー。。
そして、完成したのがこちらの「New World」でございます
額に入れて寝室に置いたら、ちょうど窓の障子のところがアクリル板に映って、窓から羽が伸びてきてるような神秘的な感じになっています^^
画像も多く、長くなってしまってすみませんm(__)m!
この回で「フェアリー3人展」作品解説終了です☆
この展示では名刺も新しく作ったんですよ(過去作品ですが)
とっても長くかかってしまいましたが、お付き合いくださりありがとうございました!!
観に来てくださった皆様、このブログを見てくださった皆様、応援してくださった皆様、
「白樺」の店長さん・スタッフの皆さん、一緒に「フェアリー展」に参加した大渕さん、神戸さん、
本当にありがとうございました!!!
もしよろしければ、ご感想などのコメントをいただけたら嬉しく思いますので^^☆
久しぶりにコメント欄を開けますね~(*^^*)
1~4までの記事もリンク貼っておきますね☆
*「フェアリー3人展」作品解説☆1→★★★
*「フェアリー3人展」作品解説☆2→★★★
*「フェアリー3人展」作品解説☆3→★★★
*「フェアリー3人展」作品解説☆4→★★★
(★印をクリックすると記事に飛びます)
よろしくお願いいたします(^^♪
次回はゴロウちゃん漫画を描きたいと思います☆