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あなたの魂を見た感じがしたから」
「僕がこう動きたいって言えば、彼女はそれ以上のものを出してくれるし、なんかいつも共鳴している感じがしてます。」
《シェイのナレーション》
「この神社に足を踏み入れると、心が動かされ、言葉にしづらいけど、何か湧き上がってくるものがあります。この感覚は、曲をかけて初めてユヅと氷の上に立った時みたいで、私達が一緒に過ごした時間が戻ってくるような感じがします。」
↓てまきずし様、感謝してお借りします🙇♀️
てまきずし⛸️🐈🍴@temaki1231
羽生くんとシェイの英語での会話の部分を💕やっぱり、羽生くんの英語が好き😍少し低めの声💕日本語部分をバッサリカット✂️したので、見逃した方は19日の再放送を見てくださいね🎵 https://t.co/Ro0uF734yG
2022年11月13日 00:48
3年ぶりの再会を祝う二人。
シェイリーンからのプレゼントは、二人が出会った2014年製のシャンパンだそうです。
羽生くんのプロとしての門出を祝うに相応しい洒落た贈り物ですね。(羽生くんは体質的にアルコールは飲めないそうですが、そこは気持ちで)
シェイ:「会えて嬉しいわ。どれぐらい会っていないかしら。」
羽生:(英語で)「3年ぶりですかね?」
「スケート靴を履きたいですね。特にあなたといる時は。
(履いていないと)何か不思議な感じがします。」
シェイ:「スケート靴じゃないのは変ですね。」
シェイ:「私と話をするために来ていただき、とても感謝しています。何から話していいか分からないのですが、手短にお話しします。
2014年に初めてブライアン(オーサーコーチ)から電話がかかって来た時、オリンピック直後だったと思うんですが、『ユヅが、君とロング(フリー)プログラムをやりたいと言っている』と言われました。
私は、あなたがまだ競技を続けることに衝撃を受けたんです。全てをやり尽くしたはずのあなたが、私と一緒に仕事をしたいと言っているなんて、と。
私は興奮と恐怖、そして圧倒されて、なぜ私なんだろうと思いました。もちろんイエスと答えましたよ。だって怖かったんです。あなたを失望させたくないとか、そういう気持ちのほうが強かったんです。でもいつも『なぜ私なの?』『なぜ私を呼んだのだろう?』という疑問があって、ずっと聞きたかったんです。」
羽生:「僕がクリケットに移って、初めて試合のプログラムの振り付けをしてもらったのが、デヴィッドだったんですけど、正直、クリケットにいるときは、たぶんブライアンとしてはデヴィッドとジェフに振り付けをしてもらいたかったんだと思います。そのときにシェイっていう選択肢は正直、僕らの中というか、ブライアンの中には無かったと思うんですけど、僕が『すごくパワフルなもっとパッションを出せるプログラムを作ってもらいたい』って凄く思ってて。で、2013年の…2013年の(シーズン)だから2014年の1月とかそれぐらいの時に初めてシェイと会った時に、何だろう…シェイのパッションをすごく感じて『ああ、自分はこの人に作ってもらいたいな』って、その時に思っていました。だから(ソチ)オリンピックの前にはもう、なんかシェイに作ってもらいたいなって思ってて。僕もまだ10代だったから若かったんで、その力強さみたいなものを出したかったんです」
シェイ:「私たちが働いていた頃を思い出します。あなたは最初からその音楽でどう滑ればいいかを理解していた。多くのスケーターは方向性はわかっていても、音楽そのものは理解できていません。でもあなたは最初からそれが明確でした。
感動したのは、あなたが自分が何を欲しているかを分かっていたということ。また、あなたがまだ競技を続けていたこともです。もっと上達して、より成長した自分をみんなに見せたいと思っていました。それこそが情熱なんです。
この人は本当にフィギュアスケート愛している人なんだと思いました。底知れない可能性のようなものを感じたのを覚えています。
あなたは軽やかだったけれども、私はあなたが持つスケートの重みみたいなものも見せたかったんです。そうすることで、幅広さやレベルの高さ、そして、あなたが言うように様々な感情や違った側面も見せられる。
あなたがそれを受け入れてくれたことに、私はワクワクしました。」
羽生:「そう、シェイに作ってもらったプログラムの中で、多分一番対比があるのが『Hope&Legacy』と「オペラ座」。ファントムがすごく対比があると思うんですけど。
確かにシェイが言うように、僕はその凄く強いスケートと、すごくライトなスケートがあって…でもそれって、前にシェイと話したときに、『僕らは月でいたいよね』って話をしたんですね。太陽が観客の方々だとしたら、観客の方々の気持ちが映って、僕らが光ってるようにしたいなっていうのを思っていました。観客の方がこのプログラムに対してどう思ってくれているかっていうことに対して、僕のスケートをしたいなっていつも思っていました。
だから、もちろん僕たちの中ですごくいろんな物語があるとは思うんですけど、見ている方がどういう風にこのプログラムを感じてくださるかっていうのが自分のスケートに反映されていたらいいなっていうのはいつも思っています。
シェイ:「プログラムにストーリーを持たせてその物語に入り込むことが、競技にどのような影響を与えましたか?物語の中に入り込むことはあなたの力になりましたか?」
羽生:「例えばその、ジャンプに集中している姿もストーリーになると思うんですよね。例えば『SEIMEI』だったらその『晴明』というプログラムのキャラクターは何かしらに集中していたり…なんて言えばいいか…あまりお客さんとか人に対して表現する人ではなくて、自分の世界の中にいる凛としたキャラクターだと思うんですよ。それって何か外側に向かって、ジャッジへ向かって『私はこういう人です』ってやらなくても、逆にそのジャンプとかに集中している姿が『晴明』そのものになってたりもするのかなっていうふうに思います。」
シェイ:「『SEIMEI』について、あなたが音楽のプレイリスト全部を持っていたのを覚えています。そして、あなたは私にメールを送り、これに関するすべての情報を送ってくれました。
その音楽はとても美しくて、私はとても驚きました。そして私は目を閉じて、作業前に、何度も何度もそれを聴きました。あの音楽にはとても深みがあり物語の歴史もありました。早く振り付けを始めたくてしかたがなかった。二人で作業するのが待ち遠しかったのと同時に怖くもありました。
あなたが私と作りあげたものは、年を重ねるごとにどんどんどんどんあなたのものになっていきました。この物語では、あなたがその中にいるキャラクターであり、あなた自身の人生でした。この物語の主人公の中にはあなたがいます。あなたの考えを知った時、よりあなたを深く理解できました。
私にとってそれは究極のものです。なぜなら、私のゴールはスケーターが誰であるか、その本当の真実、精神、魂を解き明かすことだと感じているからです。
最初の日に、『SEIMEI』はとてもよいプログラムになるだろうと思いました。まだ完成していないのにもう分かってしまったんです。だからその瞬間はとても大切で、思い出すだけでも胸がいっぱいになる。涙が出そうになるのは、あなたが魂を見せ始めたように感じたからです。
言っておかなければいけないのは、あなたが「SEIMEI」を演じたとき、たとえ練習であってもそのパフォーマンスからは魂を感じました。大変なジャンプを跳んでいる時でさえ、あなたは「SEIMEI」の世界観を決して失わなかったんです。魂はいつもそこにあったんです。パフォーマンスを見る度に鳥肌が立つ思いでした。たとえ完璧な演技ではなくても、あなたが自分をさらけ出した姿はとても美しかった。」
羽生:「何か、さっきの話の中で、自分、"羽生結弦"っていう人間がそのプログラムの中に出てるっていう話があって、それを聞いてる時にすごく思ったのが、シェイが『SEIMEI』を作ってくれる時に、いろんなことを確かに説明したし、たぶん日本人にしかわからない感覚的なものもいろいろ説明したと思います。
シェイが振り付けをしてくれる時に、その僕が伝えたこと以上に、シェイがその『SEIMEI』ということに対して、すごくすごく勉強してくださってるのがわかってて。それプラス、僕は日本ではない国から日本というものを見たことがないので、どういう風に日本っていうものをアピールしたらいいのかがあんまり分からなかったんですけど、それをすごく的確に振り付けにしていただけたなって思っています。」
《シェイ・ナレーション》
「私は日本人ではないけれど、日本には何度も来たことがあるし、個人的な思いもたくさんあります。
この国の美しさから受ける影響は、とても力強いものです。それは至る所にあって、静けさや歴史など、その全てから私は影響を受けています。」
羽生:「なんかそこから、僕はシェイに対して、自分のことをすごく出せるようになったなって思います。日本っていうものであったり、『SEIMEI』っていうものだったり、そういうことにすごく理解を深めてくれたからこそ、何か"羽生結弦"っていうものを理解してもらえるんだなってすごく安心して"素の自分"を出していけるようになったのかなって思います。」
シェイ:「すごい、感激しました。
『SEIMEI』をオリンピックのプログラムで演じたいと思ったのはいつでしたか?」
羽生:「あー、どうだろう…でも『SEIMEI』ができた時は、もうこれはオリンピック・プログラムだって正直思ってました。とても自分を表現できるし、日本も表現できるし、自分が大切にしている日本という文化、カルチャーを出せるプログラムって、ここまで自分の表現したいことを表現できるプログラムってないなーって正直思っていました、あの時は、はい。」
シェイ:「あとふたつ。本当にあなたを理解できたと感じたプログラムが『Hope&Legacy』と『天と地と』です。」
2つのプログラムは、本当にあなたを理解したと思わせるプログラムでした。なぜならあなたは全てを想像し、ビジョンの中にすべてがあった。そして最後のプログラムはただただ、すごいと思いました。たとえ困難なときでも、苦しいときでも、何故なのか、何をするのか、動機が分からないときでも、そこから逃げないでいてくれたことに感謝します。最後のプログラムは、私たちが離れていても、あなたのことばが私の中に入ってきて、あなたが日本に、私がアメリカにいるようには感じられませんでした。私が氷の上にいるとき、あなたが一緒にいるような気がしたのです。あなたのオープンな姿勢のおかげで、私はあなたの存在を感じました。それは究極のものです。なぜなら、美と真実、これこそが人々の心に届くものだからです。そして、それが私の心を動かし、聴衆の心を動かすのです。だから、これらのプログラムに取り組むのは本当に楽しいことでした」
羽生:「僕にとって『Hope&Legacy』っていうプログラムに出会えたことは、本当に僕の人生の中にとってすごく大切なことだったなって思ってます。あのプログラムは、作る時にあまりストーリーを作らないで作ってもらったんですけど、その時に、自然の豊かさとか『人間はその自然の中の一部でしかないんだな』みたいなことを感じたりとか、その中で『羽生結弦っていうものがどういうものなのかな』っていうのをすごく考えるようになったプログラムでもあります。」
シェイ:「『Hope&Legacy』のオープニングをよく覚えています。
あなたは子供の頃テレビで長野パラリンピックを見て夢を持ったという話をしましたね。冒頭では、その夢に手を伸ばしてそれをつかむために動き始めました。
あなたは作品の外側からではなく、内側に入り込んでいるので、心を開けば開くほどその表現は詩のようになります。そうやって生み出されたものは、常識を超えてどこにでも、全ての人に届きます。
あなたがスケートをする時の感覚は、全ての人に届くんです。それは競技会でもプロの舞台でも同じです。」
羽生:「何かその延長ではないですけど、そうやって自分を表現できるようになったからこそ、『天と地と』っていうプログラムが出来て、その『天と地と』っていうプログラムは、本当に"羽生結弦"っていう人生そのものを描いたものになったかなって思っています。」
シェイ:「あなたは本当に全てがイメージできています。私達が最後に手掛けたプログラムについてもそうです。
あなたがそのイメージを書き起こした文章読んだとき、ただただ凄いと思いました。すぐにでも取り掛かって早くその世界に飛び込みたかった。一緒にいればあなたのことがより分かるように感じました。辛い時もその思いをシェアしてくれました。でも困難を乗り越えてくれるとも分かっていました。
最後のプログラムは特別で、日本とアメリカで離れていましたが、あなたの言葉は私の中にありました。氷に立った時、あなたを側に感じたのです。」
シェイ:「どんな形であれ、私はあなたの人生の一部となり、あなたも私の人生一部となれたことに、とても祝福と感謝を感じています。
今日は、ありがとうございました。」
羽生:(英語で)「とても光栄です。
僕も、あなたの人生の一部を共に過ごせて光栄です。」
シェイ:「あなたには挑戦が必要です。満足するということはないでしょう?」
羽生:(英語で)「挑戦していると、自分の魂を感じることができます。そして、生きていると感じることができます。」
更に、↓のNHK特番を書き起こして、合わせたものです。
「あなたは作品の外側からではなく、内側に入り込んでいるので、心を開けば開くほどその表現は詩のようになります。そうやって生み出されたものは、常識を超えてどこにでも、全ての人に届きます。」
私は、シェイリーンさんのこの言葉に凄く感銘を受けました。
まさに先日の『プロローグ』で羽生くんが体現してくださった現象そのものでしたから。
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