『プロローグ』に込めた想い・一問一答 | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

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羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

『プロローグ』公演後に囲み取材があったそうです。
夜のニュースで断片的ニュース届いていたそれを、スポニチさんが「一問一答」として、ニュース記事にしてくださいました。



羽生くんの素の想いがそこに詰まっていました。
要約したいと思っていましたが、これはこのまま丸ごと記憶していたいと思ってしまいました。

もの凄く長いのですが、自分への覚書としても、ここに置かせていただきたいです。


「はあ、緊張する」


 ―――プロ転向初のアイスショー。どういう思いで臨んだか。

 「7月のプロ転向の会見をさせていただいてから、会場を含め全ての企画がスタートしました。ということで、かなり時間がない中で、大勢のスタッフの方々に頼みながら、自分の要望に応えていただきながら、つくっていただきました。まずはそれだけで感謝の気持ちでいっぱいです。このプロローグというショーに関しては、自分の中ではこれから始まる物語に向けてのプロローグであり、凄い抽象的な話になってしまうかもしれませんが、自分がこれからまた新たに決意を胸にして、目標に向かって、夢に向かって一歩ずつ進んでいくんだということを、自分が経験してきたことだったりとか、また、皆さんに力をもらってきた事柄だったりとか。そういったものをまた改めて皆さんと共有しながら次のステップにつながるようにという思いを込めてこのショーを企画、構成しました


 ――冒頭の6分間練習の演出については。


 「正直、演技の配置だったりとか、順番だったりも含めて、どこに何を入れるかを考えた時に、自分としては記者会見があって、ちょっと過去に戻って、平昌オリンピックがあって、それから、また改めて今までの自分の人生を振り返って、最終的に北京のエキシビになり、今現在に至る、みたいなことをしたかったので。最初の方に平昌オリンピックの僕の代表曲でもあるSEIMEIを滑らせていただきました。6分間練習ということと、アイスショーでは考えられない全部の照明を炊いた状態でやるということも含めて自分で考えたんですけど。正直、どういう反応をしていただけるか。また僕自身も6分間練習を試合の場ではない中でやるということで、どれくらいちゃんと集中できるかっていうことも不安で仕方なかったんですけど。実際、まだ皆さんの声をまだ聞いているわけではないですし。ただ、プロローグ最後まで1日目をやり抜いた感想としては、皆さん本当に充実した表情だったりとか、反応をいただけていたと思うので、そういった意味では、ある意味成功したんじゃないかなと思ってはいます」


 ――自身で振り付けしたのは「いつか終わる夢」か。


 「はい。ロミオ+ジュリエットの後にやらせていただいたプログラムです。(コンセプトは)一言で表すのはちょっと難しいんですけど。まず一番最初に振り付けを、この曲に付けたいなと思ったのが、何となく自分が滑りながらこの曲を流していた時に、皆さんに好かれていたクールダウンの動きをやったときにピタッとはまったんですね。このプログラムというか、この曲に。その時に、皆さんそういえばクールダウン見たいなと言ってくださっていたなって。あれだけで十分、満たされるという声をいただいていたなということがあったので。じゃあプログラムにしようということをまず思いつきました。それから『いつか終わる夢』というタイトルも含めて、いろいろ曲を感じながら、また原作である『ファイナルファンタジー10』、僕めちゃめちゃ好きなんで、世代なんで。いろんなことを考えながらつくっていく時に、なんか僕自身の夢って、もともとはオリンピック2連覇というのが夢でした。そのあとに4回転半という夢をまた改めて設定して、追い求めてきました。ある意味では、アマチュアという競技というレベルでは僕は達成することはできなかったし、ある意味ではISU公認の初めての4回転半の成功者にはもうなれませんでした。そういう意味では、終わってしまった夢かもしれません。そういう意味で、いつか終わる夢。
なんか、皆さんに期待していただいているのにできない。だけど、やりたいと願う。だけど、疲れてもうやりたくないって。なんか皆さんに応援していただければいただくほど、なんか自分の気持ちがおろそかになっていって、壊れていって、何も聞きたくなくなって。でも、やっぱり皆さんの期待に応えたいみたいな…自分の心の中のジレンマみたいなものを表現したつもりです
いつか終わる夢と、もう
1つ最後の『春よ、来い』に関しては、演出をMIKIKO先生にお願いしました。初めてここまで本格的なプロジェクションマッピングを含めて演出としてやっていただいたので、また皆さんの中でフィギュアスケートのプログラムを見る目がまた変わったと思いますし。また、実際、会場で見る本当に近場の自分と同じ目線から見るスケートと、上から見えるスケートと、また、カメラを通じて見るスケートと、全く違った見え方がすると思うので、ぜひぜひそういうところも楽しんでいただきたいなと思うプログラムです」


【2】

 ――演技中の感情は競技会と違ったか。

 「SEIMEIに関しては、完全に平昌オリンピックを思い出しながらやらせていただきました。構成としては、実際47秒ぐらいのものになっていて。ジャンプの本数はちょっと少なくなってますけど。あえて、プロになったからこそできる、本来だったらキックアウトかもしれないけど、プロだからこそできるトリプルアクセル3発みたいなものもやってみました。もの凄く緊張しましたし。なんですかね、試合だったら目の前にジャッジの方がいるんですけど。大勢のお客さま方が目の前の目線にいるっていうのは、正直、凄く自分の中でも試されているなって思いましたし、自分自身も試さなくてはいけないなと感じながら滑っていました。良い緊張感でできたと思います。


 ――ここに向けて体力強化や準備してきたことは。


 「まず、体力強化は本当に大変でした。頭から全て通すっていうことを5回ほどやってきたんですけど。やっぱり普通は僕1つのプログラムに全力を尽くし切ってしまうので、その後にまた滑るってことが考えられなかったんですけど。でも、何とかここまで体力を続けることができたと自分では思っています。あとは自分が表現したい世界だとか、自分の演技と演技の間のVTRとか。そういったものにストーリー性、物語を、より皆さんに伝えやすくする作業とか、自分が意図とするものがちゃんと伝わるようにと考えながら編集したり、実際につくってくださる方に頼ったり、そういった作業が凄く大変でした。今日の朝までかかって出来上がったものなので。もちろん、まだまだやりたいこともありますし。もっとこうできたかなと思うところもあるんですけど。自分一人ではできなかったですし、なにより自分の意志をここまで尊重していただきながら、こうやって大勢の皆さんが心を1つにして動いてくださることは、普通のアーティストとしてでもないことだと思うので。これまでのいわゆるアマチュア時代に誠心誠意、頑張ってきて良かったなと思います。また改めてこれからこういう皆さま方と頑張っていきたいという気持ちになりました」


 ――今後の羽生さんの物語はどのようなものになると思うか。


「正直、プロ転向の記者会見でも言ったかもしれないですけど。プロだからこその目標みたいなものって具体的に見えてないんですよね。こういうことって、ある意味、僕の人生史上初めてのことなんですよ。今までは僕、4歳のころから常にオリンピックで金メダルを取るっていう目標があった上で生活してきたので。ちょっとだから今、宙ぶらりんな感じではいます。ただ、まずは、このプロローグを毎日毎日、成功させるために努力していったこととか、また、今日は今日で11つのジャンプだったり演技だったりに集中していったこととか。そういうことがたぶん積み重なっていって、また新たな羽生結弦というステージにつながっていったり。また、それが積み重なっていくことで、新たな自分の基盤ができていったりすると思うので。今できることを目いっぱいやって、またフィギュアスケートというものの限界を超えていけるようにしたいなっていう気持ちでいます。それが、これからの僕の物語になったらいいなって思います」



 ――「いつか終わる夢」は「ファイナルファンタジー10」の世界観をどう表現したか。


 「(ゲームを)全く分からない人に伝えるのは難しいんですけど。なんか魂とともに舞っていたり、歌っていたり、感情を表現してたり。またなんか本当に幻想的な風景の中で、水の中にいたりっていうシーンなんですけど。そういうものからもMIKIKO先生と演出を考える中で、そういうところを参考にしながらつくってきました。僕自身も、なんかある意味では皆さんの応援の思いっていうのは、本当に魂を込めて応援してくださっている方もたくさんいるんだなって思っていて。前にノッテ・ステラータの時に、皆さんの思いみたいなものが光っていて。満天の星空みたいだったと言ったことがあるんですけど。今回のプログラムは、皆さんの応援の光が凄くすごくまぶしくて。でも、皆さんの思いとともに一緒に滑っている。けど、自分はもう見たくないとか。でも、また一緒に滑る。最終的に、皆さんの思いを集めて自分はまた滑り続けるんだみたいなものを表現したつもりです


 「ありがとうございました。またよろしくお願いしますまた明日も頑張ります。ちなみに、皆さん的に、こういうので良かったですか?ありがとうございました!」



何というか…どの言葉もしっかり包んで、胸に収めておきたい気持ちで一杯です。


AERAで「ファンの期待が原動力になる」と語ってくださった羽生くん。
「力」であり、時に「プレッシャー」であり、時に良い意味での「ストッパー」でもあるのかしら…『いつか終わる夢』のくだりでは泣けてきました悲しい
羽生くんがファンという存在をどれほど大切に考えてくださっているのか…その有り難さに震えがくるほどです。
羽生くんの目標や夢にファンの想いも加えていただける、共有して次のステップに向かおうと言っていただける、「一緒に滑る」とまで言っていただける…感無量です。ファン冥利に尽きます。
羽生くん、ありがとうございます。

そして、『プロローグ』初日のご成功、おめでとうございます。

八戸を加えればあと4回の公演、どうかお身体を大切に。羽生くんの理想に向かって存分に表現なさって下さい。
明日は私も会場に参ります。八戸もチケットのご縁に恵まれましたら、必ず参ります。

私も、これからも、ずっと羽生くんの見つめる先を見続けていたい。貴方がファンの力を望む限り、ずっとずっと応援し続けます。🙏

↓ありまさ様、感謝してお借りします🙇‍♀️

↓chocolatttさま、感謝してお借りします🙇‍♀️



今日も羽生くんを全力応援!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ「


羽生くんが痛みなく滑れていますように!

羽生くんが笑ってくださっていますように!

羽生くんの幸せを心から願い、祈ります🙏



画像やTwitterや記事や動画は感謝してお借りしました。


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