一疋の青猫 -68ページ目

風に祈り、空に告げて


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見上げる空に

電線と 揺れる木の葉と 白い雲と

それらは かつて

すべて 私の 足下に あった・・・


*


書くべきか 否か 書いてよいものか

かなり迷った 私の とても古い 記憶を

今日は少しだけ お話ししてみたいと思います

もし そんな 出鱈目なと お感じになるようなら

そっと 頁を閉じて下さい

私も そして きっと 母も 悲しむと思いますので


*


昔から

そう ちょうど 今頃の季節

野に 山に 新たな命が 萌え 溢れ

五月の精気となって 舞い上がる

そんな 軽やかな南の風に 吹かれていると

自分の身体が ふんわり 浮かび上がるような

そんな 感覚に囚われます

いまでも・・・


*


肉体とイメージの ズレこそが 歳をとった ということかも知れない

どんなに頑張っても いまでは 1ミリたりとも 浮かび上がることはありません

けれど 幼い頃の 少し 曖昧な記憶を

たどってみると・・・

確か 空の上から 自宅の屋根瓦の色や形 庭先で洗濯物を干す母の姿

駅までと続く道 遙か先に眼を遣れば 光る海 続く山なみ・・・

そんなものを 眼下に一望していた 映像の記憶があるのです

かなり高い所まで 飛べていたのだと思います

夕餉の支度 切らしたお醬油を 買いに行かされるなども たびたびのことでした

直線距離で行けますから 歩いていくより 早いですからね

電線に引っ掛からないか 海の方へ流されないか

ソワソワしながら 遙か頭上の私を 見上げていた 母の姿が 思い出されます


*


そもそも 空を飛ぶには 頑張ったって どうかなるものではない

母は 常々 そう言ってました

空を飛ぶには 精神の集中と解放 そのバランスが必要なのよ とも

そして

大事なのは 一番いい 風を捕まえることだと 教えてくれました

五月の 軽やかな 光と水と風


*


梅雨時になれば 風が 重くなり

真夏になれば 光が 重くなるのです

たとえば 坂道を降りてゆく おねえさんの

少し 巻いた 長い髪のさきが

リズムよく 光と風に 跳ねるような そんな頃の風が よいのです


*


母も かつては 飛べたそうです

そして ずっと 昔から 誰もが

そうやって 風に乗って 永い時を 旅をしてきたのだとも

遠くを見ながら 言ってました

だから

遠くまで 高く 飛びたくなった時には その秘訣は

故郷を懐かしく つよく想う気持ちなんだよ 想像力で飛ぶんだよ・・・ってね




五月の風




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たんぽぽの わたぼうしの お話でした^^




<募集>

どうしても 空を飛んでみたい方 秘法を伝授します

コメントかメッセで お知らせ下さいね

※ 疑うことを知らない 穢れ無き瞳をお持ちの方のみ限定

嘘つきの方は ご遠慮ください(笑)





「 ただわけもなく 」   松任谷由実

※ 何もかも 変わっても 変わらないのは 心の瞳に まぶしかったもの・・・






朝の光


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「朝の光」  谷川俊太郎


朝の光は通り過ぎる

あなたの柔らかい肌をかすめて

テーブルの上のオレンジを迂回して

窓から見えるあの桟橋へ

そしてもっともっと遠くの海へと


影のうちに心はいる

光の素早さにおびえながらも

それが動きやめぬことに安らいで


繰り返すものはどうしていつまでも新しいのだろう

朝の光もあなたの微笑みも

いま聞こえているヘンデルも・・・・・

一度きりのものはあっという間に古びてしまうのに


人々が交わすおはようとさよならのざわめきの中を

朝の光は通り過ぎる

まだ心は影のうちにいる

夜の夢にとらわれて


* * *


「おはようございます」

新しい 蕾が 開こうとして

新しい 一日の 始まりですね


みなさま

今日も よい 一日を!


では

そろそろ

・・・

「おやすみなさい」 (笑)





「 ピーチ・シャーベット 」    松田聖子

※ 浮き雲が流れて強くなる陽射しに シャツのボタンひとつ外す・・・




初夏の庭から・・・


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けふは

朝から

つい

うっかりと

飲み始めてしまいました(笑)

遠出することもままならず

・・・

そういったことで

今宵は

小さなベランダの 今年の夏に向けての装いを

ご覧下さいませ

なお 少々 ピントの甘いところは

そういった事情ゆえ(笑) ご容赦下さいね^^




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「クリオネミミカキ草」 って・・・ ちゃんとした名前があるだろうに

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ベランダの 夏の主役は 「ウォーターマッシュルーム」

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姫蔓蕎麦 ほんとはすごくちっちゃいです 花が ひとつ 咲いてますよ

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多肉植物の 「緑妄萌葉」

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春先まで 水を枯らしていた 睡蓮鉢から

ミソハギの新芽 そして 姫睡蓮の葉っぱが 出てきました


* * *


もちろん

新しい花の苗や 種を植えるのも 楽しいものですが

地上茎が枯れて 忘れていた去年の花や緑が

また 新しい芽を出してくれるのは それ以上に うれしい

懐かしい 友達に 会うような


* * *


今時 園芸店などで売られている 苗や種は

F1種 交配種 と言われるものが多く

花が咲き 実がなっても その種は育たないものがある

次のシーズンも また 種を買って・・・

種苗を販売する 企業にとっては 好都合な訳である

また 自殺種子 ターミネータ種子と言われる

遺伝子操作によって 実っても発芽しない種子も 開発されている


アメリカを本拠とする グローバル企業 「モンサント」

遺伝子組み換え種子の 9割の世界シェアを持つ

ベトナム戦争時 悪名高き 枯葉剤を製造したのも この企業

「ラウンドアップ」という除草剤の名前を 聞いたことがあるだろうか

同社の主力商品であるが この製品も 枯葉剤が元になっていると言う

近年では このラウンドアップに耐性のある 遺伝子組み換え作物を作り

この農薬とセット販売している

草は枯れても 耐性のある遺伝子組み換え作物(コーン・ナタネ・綿など)は

残って 収量も増えるという 宣伝文句だ

また 同社は 販売する遺伝子組み換え品種に 特許 知的財産権を設定し

実った作物から 農家が自家採種することを 禁じている

農家は翌年も モンサントから種子を購入するか ライセンスを購入せねばならない

自殺種子が 流通することとなれば 農家には何の手立ても無い

一企業による 食糧供給の 事実上独占に繋がることや

遺伝子組み換えの安全性 生物多様性の維持の観点などから

モンサントや 同業他社に 異議申し立てや 警鐘を鳴らす声も多い


もうひとつの または 環境のノーベル賞と言われる ライト・ライブリフッド賞を

2007年に受賞した カナダの農民 パーシー・シュマイザー氏は

「種」に対して 特許権を持つということに

「国家であれ 企業であれ 人間が生命を支配することは許されない」

と 述べています

人間の 企業の 都合のいいように 生命を弄ぶ 遺伝子操作

原発と並び ここにも 神の領域に踏み入ろうとする

人間の傲慢さと愚かさが あるのかも知れません




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日当たりの良すぎる うちのベランダは


夏になると アサガオのシェードが 欠かせません


ちょっと 汚く見えるかも知れませんが


もう 数年に渡って そのまま伸び続ける アサガオのつる


冬も すべて枯れてしまうことは無く


寒そうにしながら わずかながら 緑の葉を残してきました


太く 硬くなった 古いつるを伝って 今年の新芽が よじ登ってきます^^






「 Democracy Now! モンサント遺伝子組み換え種子を拒否する 」

※ 先述のカナダ農民 パーシー・シュマイザー氏についての番組です
※ 動画下部の操作コンソールの「CC」を押すと、日本語字幕が表示されます