一疋の青猫 -61ページ目

梅雨明け、白い雲、生ビール


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夏の青空に 成層圏目指して

立ち昇る 積乱雲のように・・・



昨日 代々木公園で行なわれた

これまでの国内の集会としては 最大規模となる 17万人が集った

「さようなら原発10万人集会」に 参加して来ました

仕事の都合で 原宿の駅に着く頃には 既に デモ行進はスタートしており

そのまま 原宿の駅前を通過する 人々の流れに合流して 表参道へ

ちょうど 学生達のグループの後ろに 入ることとなったのですが

さすがに 若いだけあって 3キロのルートも 声が途切れることも無く

こちらもつられて シュプレヒコールを^^



沿道を見渡せば 好奇の目も

シンパシーもあれば 単なる覗き見 冷笑や嫌悪もあって

それで構わない

共感の拍手も 口の端に浮かべた嘲笑も

それはそれ 君の 表現だから



かつて 熱い政治の季節を経て また 敗れた世代から

自粛に 自己責任と 縮み切った 今に到るまで

あまりに長く 口を閉ざし 思考を停止してきた 私たち



自分たちのこれからや未来を 他人事のように眺め 通り過ぎることなく

みずから 選び取ることが 肝要で

それには 様々な方法で 自分に合ったやり方で 意思を表現することだ

長年 培ってきた 「あきらめ」は 捨てて

できる できない じゃない

ましてや

足りる 足りない 高い 安い じゃない

理想を掲げることだ

理想があって初めて 努力も 我慢も あるのだから

数字合わせは その後だ

ハナから 数字や 「現実的」なんて言葉にばかり 囚われているのなら

株でも買ってりゃいい

おカネは大事だけれど それで苦しんでたりもするけれど

他にも大事なもの 喜びや 充足感だとか 認め合うとか

そんなものは ちょっと 違うところにあるよね



デモの流れが 表参道を外れて

街路樹の作る 木陰も無くなり

容赦なく 日射しが照り付ける

そんな時

2回 3回と 右肩を叩かれた


「飲みませんか?」


鼻の頭に汗を浮かべて 後ろを歩いていた 大学生が

ひと口 残っていた ペットボトルを差し出した

ためらうことも無く


「どうもありがとう」


私も ためらうこと無く 有り難く いただいた



程なく 目的地の公園に着いて 解散

私も 列を離れて 知り合いと合流



夏の 積乱雲のように

上昇気流に乗って 大きく膨らんだ 人々の思いを

萎ませること無く 如何に繋いでゆけるか

容易ではない道だけに 粘り強く



そんなこんなハナシも 酔いに紛れて 暮れていった

キリンシティ 生ビールの夜^^






「 アントニオの唄 」    UA×憂歌団











走水海岸


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夕刻

ほんのりと オレンジに染まる 観音崎の灯台を背に

国道16号線は ここから始まる

お天気の日には お弁当ひろげたくなるような

なだらかな傾斜の芝が 海へと延びる 横須賀美術館

すぐ その先には 観音崎ホテル

背後には 霞む 対岸の 木更津の煙突と

水道を行き交う 大小さまざまな船

今日 なかでも 目を惹いたのは

色とりどりの パッチワークのようなコンテナを積んだ

ひと際 大きな貨物船だった

海を感じながら 海岸線をなぞるように 道は続いてゆく

そして

海からそのまま 立ち上がった山の

右肩を 巻くようにして カーブを上り切ると

一瞬 空だけが 視界を覆って

その先に 走水の この眺めがひろがる





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坂道を越えると 車も人も 不意に その 速度を緩めてしまう

日々 繰り返される 儀式として

小さな けれど 大いなる 風景への 返礼として




もうひとつ 坂道を越えるように 夏が過ぎ

秋が来て 冬を迎える頃

この絵の正面に 富士が姿を現します





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最近 この界隈に 地元民らしくない女性が 多く目撃されたのは






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このせいであったようです (横須賀美術館)






「 よそゆき顔で~ひこうき雲 」   松任谷由実

※ 松の林と曇った海に 最後の風を喫いに来た・・・




夏まつりの頃


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待ち望んだ

空の青ささえ

うらめしいほどの 陽射し



ようやく 日が傾く頃

幹線道路を外れて 小さな漁港へと続く道

夕涼み



寄せる波は おだやかで

海からの 心地よい風

夏まつりを告げる 提灯が揺れている




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これからの季節

狭い 港の路地で よく見掛けるのは

神輿に 太鼓 お囃子

祭りを 他人を 必要とする暮らしが

ここにはまだあるということだろうか



OECDの「社会的孤立度調査」 というものによれば

加盟諸国の中で 日本人が最も

人付き合いが悪く 社会的に孤立しているという結果がある

ただし これは私達が望んできた結果とも言えよう

地域のきまりごとや行事など

煩わしい人間関係や 人付き合いから解放されたい

決まりは ゴミ出しの日くらいにして・・・

そんな 他人に干渉されない 依存しない 自由な暮らし

時間と 場所に 縛られない 生き方

これも ひとつの価値観であろう




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けれど 田舎育ちのせいか

いつかは その時間 その場所でしか 味わえない

毎朝 仰ぎ見る山や 暮れる夕陽 見慣れた顔

そんな暮らしに 戻りたい気もしています

思えば

東京に 出てきてからというもの

休みになれば 旅をすること 街を出ることばかりを望んで

着地点を 探してきたような気もしています








「 黒のクレール 」  大貫妙子

※ 誰も知らない島で 子供のように 暮らすのが夢だった・・・