歌い継ぐ季節

七月七日 年に一度の逢瀬は
曇り空の向こうで はたして 叶ったのか否か・・・
最近 巷での 待ち合わせと言えば
金曜日 官邸前 午後六時
三月に 数百人で始まった 首相官邸前 原発再稼動に対する抗議行動は
今では 数万人規模へとふくらんだ
けれど 大飯原発再起動 雨降りと お湿りの入った 先週金曜日
どうだろうかとの 心配をよそに 変わらず 大勢の人々が 集ったようだ
現地からの友人のメールや 読者にさせていただいている方からコメントでも
当日 駆け付けられなかった自分ではあるが 共有する思いに励まされる
ただ 私が 返信に書いた 「お疲れさま」 は 余計だった
もちろん ビジネスマナー的な 言葉遣いの云々を 言ってるのでは無く
これらの行動は 私達が 誰かに強いられたものではなく
みずからの意思で 選び取った行動 意思表示であると思うから
自分たちの 未来を描こう 未来に責任を押し付けない と
次の金曜日 ひとりでも大丈夫ですから 一度 足を運んでみませんか?
思想・信条 立場など 異なっていても
今は 相違点よりも 更に大きな 希望と危機感で 人は集い
「変えよう」という意思を 熱を 感じられることと思います
それにしても
ごく一般の人々が 未だかつて無いほどに 多くの人々が
官邸を取り囲む 大きな渦となって 意思を表わしているにも係わらず
やはり マスメディアでの扱いは ほとんど無いに等しい
そんなところにも この国には 「変えない」とする勢力が
いかに 根深く蔓延っているか その層の厚さを 物語っているようだ
このような状況の中で 「変化」を 勝ち取ることは容易では無いでしょう
それでも 私たちが 一番気をつけなければならない事
それは
「虚無」に喰われないこと
狭い国土に 50基以上の原発を作ってしまった
身体じゅうに 時限爆弾を付けているようなものだとの 表現もありますが
この状況の一端は 私たちの これまでの行ない 無力感と無関心にもありました
それでも 3.11という 大きすぎる代償を支払って
私たちは 気付きました このままではいけないということを
粘り強く 諦めないこと
希望を 歌い続けることが 大事だと思うのです
* * *
ごく稀に
列の中で口笛を吹く者がいる
スキャット風に歌をうたう者がいる
歌を商売にしてうたっている人ではなく
こうして、一日の終りごろ
何気なく歌につかまっている人を
暗がりを頼りに聞くのは、いい
前を歩いているその歌が
不意に角を曲り
歌のつづきを
私が引き継いでうたっていたりする
吉野弘 「夜遅く」(一部抜粋)
* * *
7・16「さようなら原発10万人集会」
日時:7月16日(月・休)12:15~
会場:東京・代々木公園B地区全体(サッカー場、イベント広場、ケヤキ並木周辺)
詳細こちらから
【呼びかけ文】
7・16「さようなら原発10万人集会」への呼びかけ
原発はいらない!この声で、代々木公園を埋め尽くそう
福島第一原発で発生した、世界最大級の過酷事故によって、日本の豊かな自然――
田んぼや畑、森、林、川、海、そして雲も空も放射能によって汚染されました。原発周辺で生活していた多くのひとびとは、家も仕事も失い故郷を追われ、散り散りになっていつ帰れるかわからない状態です。
福島のみならず、さまざまな地域のひとびと、とりわけ子どもたちやちいさな生物に、これからどのような悪影響がでるのかの予測さえつきません。
メルトダウン(炉心溶融)とメルトスルー、そして原子炉建屋の水素爆発という、あってはならない最悪事態はいまだ収束されず、圧力容器から溶け出た核燃料の行方さえ把握できない状況です。
さらに迫り来る大地震が、原発を制御不能の原爆に転化する恐怖を現実のものにしようとしています。それにもかかわらず政府は、電力会社や財界の要求に応じて、やみくもに再稼動を認めようとしています。
日本に住むひとびとの八割以上が、「原発は嫌だ」と考えています。世界のひとたちも不安を感じています。しかしその思いを目に見える形で表現しなければ、原発を護持・存続させようとする暴力に勝つことはできません。私たちはいまこそ、日本の指導者たちにはっきりと、「原発はいらない」という抗議の声を突きつけましょう。
電気はいまでも足りています。さらに節電ができます。いのちと健康を犠牲にする経済などありえません。人間のための経済なのです。利権まみれの原発はもうたくさんです。反省なき非倫理、無責任、無方針、決断なき政治にたいして、もう一度力強く、原発いやだ、の声を集めましょう。
要請事項
1、停止した原子力発電所は運転再開せず、廃炉にする。建設中の原発と建設計画
は中止する。
2、もっとも危険なプルトニウムを利用する、高速増殖炉「もんじゅ」と再処理工
場の運転を断念し、すみやかに廃棄する。
3、省エネ、持続可能な自然エネルギーを中心に据えた、エネルギー政策に早急に転
換する。
イベント詳細こちらから
命の火群

夏の 日除けに と・・・
ベランダの蔓ものが 奔放に勢いを増し
身を乗り出して 階下を望んでいる
絡まりを解き 鋏を入れ 放った ひと枝
落ちてゆくかに 見えた その ひと枝は
手摺に 掛かって 不安げに揺れた
私は それを 拾い上げて
花びんに 水を張り 私に摘まれた命を 挿してみた
日は沈んでも なお あかるく
障子紙に浮かぶ 伸びゆくものの容は
いまだ 命の焔を 輝かせてみせた
縦横の格子に囚われず 曲線を描く いきものの容

西の 残照を受けた 東の空には 月も浮かんで・・・
「 Ballet Mecanique 」 坂本龍一
※ But you're all I need You make my life so complete オンガク イツマデモ ツヅク オンガク・・・


