一疋の青猫 -19ページ目

朝日のような夕日をつれて


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微妙な頃合いの空の色

時が止まったかの穏やかな凪

暮れてゆくのか

明けてゆくのか

時計はどちらにも進みそうな景色に

ふと 浮かんだ

「 朝日のような 夕日をつれて 」 は

昨年 解散した 鴻上尚史主宰の第三舞台の処女作名

*

ひと頃 「 核戦争後 」 という舞台設定が

舞台や映画でも 当たり前のように使われていた

テクノロジー的には やや後退するも

人は意外と 元気に逞しく 生きていたりして

その姿は むしろ 懐かしくも見えるようであったり

ただ違うのは 夕映えの赤が 放射能の赤であったり

灰色の雪に それらが混じっていたりとか・・・

*

「 近未来 」 を 思い描く時に

そこに 「 リアリティ 」 があったのだと 言えるのかもしれない

「 3.11 」 「 フクシマ 」 を経て

「 リアリティ 」 は 「 リアル 」 となった

いま 舞台のような非日常を 私達は生きているのだけれど

それもやはり 日常となってしまえば 劇的なるものは損なわれ

汚染も 被曝も 昔からそこにあったかのように 当たり前のように 暮らしてしまう

*

そんなことを ぼんやり考えていても

時計の針は進んでゆく

時は 言い訳をしないけど 理屈でも無く ただ 歩みを止めない






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すっかり 暮れて

誇らしげに 街が 灯りをともす



明けてゆく一日もいいけれど

暮れてゆく一日は 猶 いい

なによりも 一杯の酒が 喉を潤し 一日を流してくれる



暮れてゆく景色は 豊かで 優しく 厳かで

切なく やるせなく 割り切れぬ一日にも 静かに 幕を下ろしてくれる



だらしがないと 言わないで下さい

二杯 三杯と 更にぼんやりとした頭にも

流しちゃいけないこと 終わりにしちゃいけないことは 分かっているはず



そして

とりあえず

繰り返し 日は上るのだと

明日の幕が 上がることだけ 信じて 覚悟を決めればいい










「 Cincinnati kid ( original mix ) 」   JJ Vianello, The Soul Bullets

※ 映画の Ray Charles版では無く・・・





























お客さまっ !







『 お客さまっ、空いたお皿をお下げしてもよろしいでしょうか ? 』




『 はい 』



*



すると



お箸も



取り皿も



み~んな 下げられてしまいまして






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テーブルの上には この二皿だけが 残されて (笑)



*



食事も粗方進み お茶かお口直しを という段になれば

目の前に 油の浮いたような皿が残っているのも 嫌なものだし

彼女は マニュアル通りの セリフと 素敵な笑顔だったのでしょうが・・・



どんな仕事にも 段取りや手順というものが生まれるのは 当然なこと

手際よく 質の高いものをと 考えて それをそう呼ぶのであれば

一概に マニュアル化を 否定するものでもありませんが

何ゆえに その時 その場で その言葉が その行為が 求められるのか



やっぱり 心が無いとね・・・


*


それでも 私が口にするその料理も

生産から流通 さまざまな人の苦労を経ている

このご時勢 非正規雇用 アルバイトと 厳しい状況で働く人も少なくない

最低賃金が 生活保護の給付額を下回るとか

明日への不安に追われては なかなか仕事に意欲を持てと言われてもね

だからこそ 働く人への 感謝は忘れず

「 オレは客だ ! 」 そんな振舞いには注意したいものです



でもね

お箸は持ってっちゃダメ ! (笑)




*




食べ残しの写真一枚というのも なんですので

美味しそうなのを^^







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まずは 白でいただき







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次は 赤でいただきました



彼女は イタリアから来て 三年になるそうです


日本語もお上手で


慣れない苦労もあるだろうけど 頑張ってほしいものです




っていうか



そんな 余裕ありげに 語っている場合ではなくて



自分が頑張らなきゃなんですけどね



食っていくというのは ほんとうに 大変なことですけど



ごはんを おいしくいただいて バテずに 頑張りましょう !






「 ラーメンたべたい 」  矢野顕子×上原ひろみ

























白い夏の午後


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八月の海に合う 白いシャツは もう 捨ててしまった


かわりに


マリンランプ風のペンダントを 吊り下げてみました


窓硝子の外からは 夏の 白い光が反射して


思い掛けない角度に 影を付けていたりします







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夜ともなれば


ランプの光の傘に入る


壁際の花台の上にも


白い鉢を据えて







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玄関には 白いフレーム








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白い光の 白い影







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入り江の午後三時







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ゆらゆらと揺れて ほのおが消えて


ふっと


解き放たれた 生きもののように


立ち上ってゆく けむりの白さ



*



なんでもない 夏の休日


白く照らされた室内の なんでもない白さ











「 Sei Tu 」  The Dining Rooms























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