一疋の青猫 -161ページ目

ほろ苦く、甘く




一疋の青猫



それは 若さゆえか

昔を 思い返せば


あれこれと 手を出しては


ほろ苦さを

飲み干す…




浮気もしました



けれど

なんだかんだと

十年来の つきあいとなり



もう 

迷うことは 無いでしょう



・・・・・・・・






一疋の青猫



馴染みの

珈琲屋さんの お話でした



・・・・・・・・



いつもの定番に

ひとつふたつ 目新しいものを加えて

豆を挽いてもらう


そのあいだに 

近くで ランチをすませる







一疋の青猫



挽きたての豆を 取りに戻れば



一杯のお味見が サービス

食後のコーヒーを いただきます








一疋の青猫



今日は あわせて ハーブティーも



冬場は 咳き込みがちなので

喉にもよいらしい

マロウブルーを



お湯を注いだ時の

鮮やかな青色

その色が 次第に 移ろってゆきます






一疋の青猫



時間が経つと

こんなにも



眼にも美味しい 感じです




シーレ



一疋の青猫



先日 古本屋で

求めた 一冊の画集


エゴン・シーレとウィーン世紀末

EGON SCHIELE UND  WIEN ZUR JAHRHUNDERTWENDE

エゴン・シーレ (1890-1918)




1986年 

全国五か所で 行われた展覧会

その際に 作られたもの





表紙を開き 


頁を 繰っていると







一疋の青猫



「悲しみの女」がレイアウトされた

当時の入場券が

折り目もなく

きれいに 挟まれていた



しかも

自分が

まさに眼にした

鎌倉の鶴岡八幡宮の境内にある

神奈川県立近代美術館のもの



・・・・・・



その頃 学生だった自分や

平家池を眺む 美術館内からの風景や

小町通の 雑踏 煎餅の匂いや



大判の案内ポスターと掲示された 「悲しみの女」を

帰りの駅のホームから いただいたこと など



・・・・・・




開いた頁の 隙間から



二十数年前の時間が



溢れてきた







一疋の青猫













春の海、春の魚





一疋の青猫



ぐずぐずと 出かける支度をしていたら

陽は てっぺんを過ぎてしまった


鎌倉 逗子 葉山と

日の差す方へ 西海岸を下ってみようか





しかし



好天に 予想以上の渋滞



高速で 一気に 更に 南へ







一疋の青猫



すっかり田舎道に変わって

ふと 思い付いて 目指すは

古里の 親戚の家のような佇まいのお店



週末 ランチのみの営業

せっかく ふだんなら走らない休日と




立ち寄るも 臨時休業




・・・・・・・・・








一疋の青猫



近くの 漁協直営の食堂へ

マグロ タコ クロ 鰆(サワラ)の炙り

味噌汁は 三浦大根

切り身は厚く 漁師料理風

つまに添えられた 

海藻と大根の新鮮さが 地元ならでは








$一疋の青猫



食堂前の 港は休漁

もやいだ船のきしみと トンビの声

岸壁で 釣りをする子供




しばし 眺めつつ 酔いを醒ます








一疋の青猫



海岸線を 歩いていくと

潮も引いて 海藻を拾う人の姿



屏風を立てたような 背後の山に包まれた入り江は

波も 風も 無く 暖かい








一疋の青猫



ひだまり猫





一疋の青猫



目と目が合って





一疋の青猫



積極的な彼女





一疋の青猫



ちゅっ






一疋の青猫