天王町
所用があって訪れたのは、相鉄線の天王町駅
『酒場放浪記』風にいきたいが、まだ飲めない
周辺を散策してみる
橘樹(たちばな)神社
古くは牛頭天王社ともいい、「天王町」の由来ともなった
緑も多く、ゆったりとした由緒あるところ
らしいのだが・・・
残念なのが、扉という扉、引き戸も雨戸も観音開きも
ぺたぺたと貼られた、「SECOM」のステッカー
あの甲高い声が聞こえてきそう
信心よりも、セコム
ご利益薄そうなので次へ
こちらは廃業したと思われる銭湯
放置され、あちこち傷みが見える建物を
覆うように、木々が茂っている
周囲も建て込んでおり、うまく撮れなかったが
広くて高い、銭湯の屋根瓦を凌ぎ、煙突に迫る
先程の神社よりも、雰囲気を感じるほど
大きな道を渡ると
これまた雰囲気のある商店街へ
気分をよくして
人通りの途切れるところまで
歩いてみる
するとそこに一本の標識
いま歩いて来たのが、旧東海道筋であることを知る
そして、この場所が
東海道と八王子道への分岐点であったことも
これにて
ここまで気になっていたひとつの疑問が
氷解!
ここまでの道すがら
やたらと見かけた「シルクロード天王町」の幟
まったく、それらしい風情もかけらも無いのに…
しかし、その昔
ここ横浜から、八王子道を通って絹が運ばれていた
まさしくシルクロードだった
いっぺんに
景色と時間が交差して
振り返る、町並みもまた違うものに
予備知識もなく、ふらっと歩いて
出会う小さな発見
きまぐれな散策の楽しみ
きまぐれな雨に降られて
いにしへの東海道を駅へともどった









