一疋の青猫 -10ページ目

外苑散歩・・・家出のするめ


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朝一番で仕事を一件片付けて 地下鉄で 「 外苑前 」 へ



何か 「 ついで 」 でも無ければ 都内へと出るのが億劫でしょうがない

まだ降りる人がいるというのに無理に乗り込もうとする若者や

カバンをぶつけておいて振り返りもせず それを「 颯爽 」とでも思ったかの女性

白い杖を突いた男性が押されてよろけて謝っている

カツカツと鳴らしたヒールが折れてしまえ・・・と 呪う私の心まで汚れてしまう






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さあ

地上へと出て まだ朝の気配が残る冷たい空気で気分を変えて

ベルコモンズを曲がって 外苑西通りへと入る

最初の目的地は ワタリウム美術館 「 寺山修司展 『ノック』 」

いわゆる 「 キラー通り 」 と呼ばれるエリアにあって

いまだ ギャラリーやおしゃれな店も点在していますが

街として最も華やかさを極めたのは 生前の寺山の活動時期と重なるでしょうか

 美術館のはす向かいには 「 原宿幼稚園 」 なんてのがあって

「 ぼくね~ キラーどおりの はらじゅくようちえんなんだ~ 」 だなんて言ったら

わずか4~5歳にして 随分とカッコいいような

・・・話が逸れました






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展示のタイトルにある 『 ノック 』 とは

今となっては伝説的とも言える 寺山が主宰した劇団 天井桟敷の

30時間市街劇 『 ノック 』

1975年4月19日午後3時から4月20日午後9時にかけて、30時間市街劇『ノック』を敢行。杉並区一帯を劇場に見立て、パブリック・プライベートな場所関係なし(銭湯や空き地、普通の住宅、果ては区役所)に指定された場所で同時多発的に演劇を始めるというもので、上演中に市民からの苦情が殺到し、警察が介入する事態に陥った。( Wikipedia より )



私自身 上京した時には既に寺山はこの世に無く

このような形での追体験しか出来ないのは至極残念でなりません






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美術展を見終えて 外苑方面へと戻り

ここは 雲一つない秋晴れの空の下  伊藤忠商事  秩父宮ラグビー場

関東大学ラグビー 対抗戦 早稲田 × 慶応

好天もあってか メイン バックスタンド共にほぼ満員

缶ビールを調達して ゴールポスト裏に陣取る

早慶戦は 毎年11月23日と決まっていて

これは気象データを基に 晴れの特異日として選ばれたのだそうな

この日も絶好の日和






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これから年末年始に向けてサッカーに駅伝 スケートなど

ウインタースポーツも花盛りですが

個人的には 寒さを堪えてまでの ナマでの観戦ならボディコンタクトの激しいラグビーが好み

近年の大学ラグビーにおいては 帝京大学が一枚も二枚も図抜けた存在

今年も盤石のようですが 果たして・・・

来週 12月1日は改修工事を控え 最後の国立競技場開催となる 早稲田 × 明治

試合終了後には ユーミンが 「 ノーサイド 」 を歌うそうです

ちなみに ラグビーでは試合終了のことを ノーサイドと言うのです






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競技場を裏門から出れば そこはいちょう並木

まさに見頃

大きく傾いた陽が 三角の帽子のように木々を輝かせます

見上げては立ち止まり写真に興じる人波を掻き分けて

ゆっくりと 夕暮れの並木道を歩きます






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ビルの谷間に日が沈むと指先も冷たくて

自然と早歩きとなった足は ワインの美味しい青山の馴染みのビストロへと向かいます







・・・なんてことは無くて







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銀座線に乗って 新橋の居酒屋へ



すると

腰掛けたカウンターの隣の席には なんと

十代にしてラグビー日本代表となり 強豪・明治大学では主将を務め

ラグビーの80年代黄金期 天才の名を欲しいままにして 海外でプレーもし

近年では 自身の母校の監督ともなった さるお方が !

( 分かる人にはわかる ? )


ご挨拶だけさせて頂きましたが これは来週も国立へ見にゆくべしということか・・・






$一疋の青猫





本日のお土産はこちら 「 家出のするめ 」

これも 分かる方にはわかるでしょうか^^


*


図らずも 秋の陽射しの中に

70~80年代の輝きを垣間見たような

そんな 一日でした









「 ノーサイド 」 松任谷由実

※ 歓声よりも長く、興奮よりも早く・・・












港の街の秋の夕暮れ


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わたしはこんな風に色々なことを思ひ出す。

さうすると戀しい女と別れた悲しさが胸に湧き上がる。

その頃のわたしには五月が今とは別に見えた。

その筈さ、わたしの心は休みなく戀をするために出来てゐるんだもの。

( フランシス・ジャム )





恋のお相手は女性ばかりとは限らず

郷里から戻って 今ひとつ気分が乗らないのは

それは ホームシック ?

そんな風に思ってしまうと それもなんとも気恥ずかしいような

ともあれ 気が付いてみれば

秋らしい秋の気分で過ごす 今年の秋なのでした

*

そんな訳で

夕暮れに間に合いそうでしたので

気分を変えて

街の夕暮れに車を寄せてみました

既に街はクリスマスシーズン 普段より電飾の数も増えて

イルミネーションは夜の帳を待っているようですらありますが

オレンジ色の残照の中に ゆっくりとその存在感を高めてゆく街の灯り

クロスフェードしてゆく束の間の 移ろう光の僅かな時間こそが

また 美しく・・・







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帰り道は急がない


けれど

地平線は見えない街の風景の

その向こう側に

あかい陽がゆっくりと沈んでゆくであろうを

わずかに想像できるほどの

微かな色が

まだ

残っているうちに













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これはオマケ

帰郷の際 足を延ばした鹿児島の桜島

私にしては珍しく 夕暮れでは無く

滅多に撮らない ( 撮れない ? ) 時間帯 (笑)

燃えるお山の朝焼けです^^















「 WHAT A DIFFERNCE A DAY MADE 」 山中千尋

※ あんまりしんみりしててもね・・・















帰郷


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今年はもう

その盛りを過ぎてしまいましたが

秋には一面のコスモスが揺れる丘の上

大昔 幾度となく 訪れた場所

茜色の帯に沈んだその眼下には 懐かしい故郷の街が佇んでいます


数年振りに郷里である 九州・宮崎 に帰ってまいりました・・・








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飛行機に乗ってしまえば二時間足らず

自分自身でも もっと 気軽な場所であっていいように思うのですが

やはり 郷里と言うものは 良くも悪くも 私にとっては やはり 「 重い 」 存在です







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懐かしい風景や 馴染んだ味や 空気や陽の光さえ

一呼吸ごとに かつての何かが 体の中に甦っていくようです

とは言え 過ぎた時間は還ることは無く

甘さと 苦さを 合わせて口に含むようなものでもあるかも知れません








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貧しくも やさしさに溢れ

懐かしさは 美しいばかりの哀しみを湛えて・・・







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なんだか まだ

私にとっての故郷を語ることは 難しいようです

帰京して二日

感傷に過ぎて 甘すぎるといけないと 時間をおいてみたのですが(笑)







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そもそもの帰郷の目的であった両親は

思いのほか元気で・・・

( その節はご心配いただき有難うございました )







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もう

戻れないほど 放り出せないほど

抱えた荷物も少なくないけれど

そんなこんなも ひっくるめて


それでも やっぱり

ここが 好きなんだなあ



取り出してみては

埃を払い

また

仕舞い込んでみた


そんな

一週間でした









「 歌姫 」 中島みゆき

※ 二回目ですが・・・小さな飲み屋街で久し振りに再会した彼女に・・・