帰郷

今年はもう
その盛りを過ぎてしまいましたが
秋には一面のコスモスが揺れる丘の上
大昔 幾度となく 訪れた場所
茜色の帯に沈んだその眼下には 懐かしい故郷の街が佇んでいます
数年振りに郷里である 九州・宮崎 に帰ってまいりました・・・

飛行機に乗ってしまえば二時間足らず
自分自身でも もっと 気軽な場所であっていいように思うのですが
やはり 郷里と言うものは 良くも悪くも 私にとっては やはり 「 重い 」 存在です

懐かしい風景や 馴染んだ味や 空気や陽の光さえ
一呼吸ごとに かつての何かが 体の中に甦っていくようです
とは言え 過ぎた時間は還ることは無く
甘さと 苦さを 合わせて口に含むようなものでもあるかも知れません

貧しくも やさしさに溢れ
懐かしさは 美しいばかりの哀しみを湛えて・・・

なんだか まだ
私にとっての故郷を語ることは 難しいようです
帰京して二日
感傷に過ぎて 甘すぎるといけないと 時間をおいてみたのですが(笑)

そもそもの帰郷の目的であった両親は
思いのほか元気で・・・
( その節はご心配いただき有難うございました )

もう
戻れないほど 放り出せないほど
抱えた荷物も少なくないけれど
そんなこんなも ひっくるめて
それでも やっぱり
ここが 好きなんだなあ
と
取り出してみては
埃を払い
また
仕舞い込んでみた
そんな
一週間でした
「 歌姫 」 中島みゆき
※ 二回目ですが・・・小さな飲み屋街で久し振りに再会した彼女に・・・