「継続は力」

 
土木施工管理技士2級 過去問 令和元年度(前期)
 
 
問題A) 下図は、一般的な鋼材の応力度とひずみの関係を示したものであるが、次の記述のうち、適当でないものはどれか。
 
 
①点Pは、応力度とひずみが比例する最大限度である。
 
②点Eは、弾性変形をする最大限度である。
 
③点Yuは、応力度が増えないのにひずみが急激に増加しはじめる点である。
 
④点Uは、応力度が最大となる破壊点である。
 
 
問題B) 鋼道路橋に用いる高力ボルトに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
 
①高力ボルト摩擦接合は、高力ボルトの締付けで生じる部材相互の摩擦抵抗で応力を伝達する。
 
②高力ボルトの締付けは、各材片間の密着を確保し、十分な応力の伝達がなされるように行う。
 
③高力ボルトの締付けは、継手の端部から順次中央のボルトに向かって行う。
 
④高力ボルト摩擦接合による継手は、重ね継手と突合せ継手がある。
 
 
問題C) コンクリートの劣化機構に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
 
①疲労は、繰返し荷重により大きなひび割れが先に発生し、これに微細ひび割れに発展する現象である。
 
②凍害は、コンクリート中に含まれる水分が凍結し、氷の生成による膨張圧などでコンクリートが破壊される現象である。
 
③塩害は、コンクリート中に侵入した塩化物イオンが鉄筋の腐食を引き起こす現象である。
 
④化学的浸食は、硫酸や硫酸塩などによってコンクリートが溶解又は分解する現象である。
 
 
 
 
 
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[解答]
 
問題A
①正しい内容の肢です。
 
②正しい内容の肢です。
 
③正しい内容の肢です。
 
④点Uは、応力度が最大となる引張強さです。
 
 
問題B
①正しい内容の肢です。
 
②正しい内容の肢です。
 
③高力ボルトの締付けは、継手の中央から外に向かって締付けを行います。
 
④正しい内容の肢です。

 
問題C
①疲労は、繰返し荷重により微細なひび割れが先に発生し、これが大きなひび割れに発展する現象です。
 
②正しい内容の肢です。
 
③正しい内容の肢です。
 
④正しい内容の肢です。