「不昧己心」【己の心を昧(くら)まさず】 | 石川県の飲食/観光/食品コンサルタント 山崎英樹の独り言

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北陸・石川県を拠点に、飲食店、フードビジネス、観光宿泊業などの各種アドバイスを行うコンサルタント山崎の独り言。ビジネスからプライベート、趣味遊びから世の中へのメッセージまで、真面目で適当、知的で軽薄な遊び心満載のブログ。いしかわ観光特使も務めてます。

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はい、
古典名言のお時間です。




「不昧己心、不盡人情、不竭物力」


「己(おのれ)の心を昧(くら)まさず、

人の情(じょう)を尽(つく)さず、

物(もの)の力(ちから)を竭(つく)さず」




――自分の本心を偽らず、
他人の情をいつまでもむさぼらず、
物(や財力)は役に立たなくなるまで酷使するな・・・・

・・・といった意味なのだそうです。――




外物のために自分自身の本心を昧(くらま)す(=偽る)ことなく、

人を情に甘えて
過酷な使い方をして苦しみを与え過ぎないこと、

また万物を用うるにしても、
その力の限界まで使い切らないで
余力を残して臨むように

・・・と、説いています。



中国・明の洪自誠の書『菜根譚』にある言葉で、

【良心の命ずるままに生きる大切さ】、

【人の情もほどほどで辞退する思慮深さ】、

【何物もすり切れて使えなくなるまでにはしない注意深さ】を求めています。




この言葉には続きがあり、

この3つの心がけが出来れば、
『天地の心にかない、人々の生活を守り、子孫に幸福をもたらすことができる』


・・・という文章が続きます。



自分の心を見失うな。
他人を虐げるな。
物を酷使するな。
  


自らの思いに正直に生き、
ゆとりを忘れない・・・。

───と言う風に解釈出来ますね。



あせあせした日々の忙しさの中で
なかなか意識出来ない事です。


『菜根譚』には良い言葉が多いです(o^-')b
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