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はい、
古典名言のお時間です。
「不昧己心、不盡人情、不竭物力」
「己(おのれ)の心を昧(くら)まさず、
人の情(じょう)を尽(つく)さず、
物(もの)の力(ちから)を竭(つく)さず」
――自分の本心を偽らず、
他人の情をいつまでもむさぼらず、
物(や財力)は役に立たなくなるまで酷使するな・・・・
・・・といった意味なのだそうです。――
外物のために自分自身の本心を昧(くらま)す(=偽る)ことなく、
人を情に甘えて
過酷な使い方をして苦しみを与え過ぎないこと、
また万物を用うるにしても、
その力の限界まで使い切らないで
余力を残して臨むように
・・・と、説いています。
中国・明の洪自誠の書『菜根譚』にある言葉で、
【良心の命ずるままに生きる大切さ】、
【人の情もほどほどで辞退する思慮深さ】、
【何物もすり切れて使えなくなるまでにはしない注意深さ】を求めています。
この言葉には続きがあり、
この3つの心がけが出来れば、
『天地の心にかない、人々の生活を守り、子孫に幸福をもたらすことができる』
・・・という文章が続きます。
自分の心を見失うな。
他人を虐げるな。
物を酷使するな。
自らの思いに正直に生き、
ゆとりを忘れない・・・。
───と言う風に解釈出来ますね。
あせあせした日々の忙しさの中で
なかなか意識出来ない事です。
『菜根譚』には良い言葉が多いです(o^-')b
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