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京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。









雨上がりで 新緑がキラキラと輝いております。

「悟りの間」奥の石楠花(西洋しゃくなげ)が今、見頃を迎え「蓮華の間」から見るとハート形に… 見えなくもない…かも⁉︎です。

先日 行われた 如法写経会 の法要で使用された [散華] をご希望の方にお分けしております。

受付に置いてあれば ラッキー。

少数なので お一人 1枚でお願い致します。













雲龍院の 如法写経会法要 は毎年4月27日なのですが、今年は本山の都合により 日にちを変更して行われることになりました。

コロナで ここ数年は僧侶のみで勤行されておりましたが、今年は 恐る恐る 写経会員さんにもお声かけした所 皆様ご参列下さり…。

麗かな陽気の4月28日、11時に開始の鐘が響き 泉涌寺長老猊下 をはじめ山内寺院の皆様がご入堂。

散華で場を清めてからお経を唱えたり清水を汲み 加持したりと所作修法が続きます。

写経会員さんも のんびりと見学している暇もなく 「般若心経」のお写経に取り掛かり、やがて堂内全員が筆を走らせる 静寂の時間が訪れ…。

書き上がったお写経は御輿に乗せて裏山の天皇御陵へと運ばれ 奉納されました。

法要後は書院に戻り お楽しみの 宗旦そば の接待があり、心もお腹も ぽかぽか なご様子の皆さまだったのでした。

    「子龍のさんぽ」









いっぱいのお花に囲まれて、 子龍も はしゃぐ…










ツバキの花数の多さにも はしゃぐ 子龍…


楽しい 春でした。  by 子龍





3月30日から行われていました JR東海さんの 「花の間」が明日 4月24日(日) で終了致します。

雲龍院の「悟りの間」がお花畑に⁉️ 

期間中、境内では桜や利久梅 石楠花 悟りの窓の向こう側には 花海棠が 今年は沢山花を咲かせて 書院の中も外も 花づくし でした。

最終日も 艶やかな楓の新緑と ぽつり ぽつりと咲き始めた 西洋石楠花も楽しむことが出来ます。

そして 「花の間」に併せて 「薬師回廊」をちゃっかり併設しております。

「悟りの間」の 奥の廊下を開放して お薬師さまと十二神将さまのパネルを掲示。 お薬師さまは 息子が善通寺での修行中に描いたもの…。  そして 昨秋 行われた「十二神将総選挙」の結果も コソッと発表されております。

そして、期間中のご朱印には ちょこっと 特別記念印 が押されておりました。お花の舞う 悟りの窓から 月光菩薩さまがお顔を覗かせていらっしゃいます。(JR東海さんの特別朱印とは異なります)

特別記念の捺印と 薬師回廊を通過できるのも 明日まで。

前代未聞の 「悟りの間 のお花畑企画」どうぞ お見逃しなく⁉︎

















ライトアップ拝観が終了致しました。

5日間だけの特別な夜…。「大輪の間」前の枝垂れ桜がちょうど見頃に当たり JR東海さんの「花の間」が夜も見られることもあって、積極的な宣伝が無かったにも関わらず 想像以上に訪れる方があってびっくりしております。

「ムササビ? モモンガ? みたいなものが飛んでました!」と興奮して教えて下さる方もおられ、異空間を満喫していただけたようでした。





卯月… 4月に入りましたが、花冷えで肌寒い一日だった今日は 満開の桜も縮こまりそう…。

古から 桜の開花は神がおりてきたしるし と言われていて、お花見には お祓いの意味があるそうです。背筋をシャンと伸ばして神聖な気持ちで花を愛でるのが良いのかもしれません。

そして今日から雲龍院 春のライトアップ拝観が始まりました。

JR東海さんの「花の間」も照明を抑えめにして影の効果が加わり、夜のお花畑風で昼間とは また違った美しさを楽しめます。

幽玄に浮かび上がる 枝垂れ桜もまた… 神仏の御降臨を感じずにはおれません。

ライトアップ拝観は4月5日まで。5日間だけですので どうぞお見逃し無く!


夜の「枝垂れ桜 」写真を撮り忘れた…⁉️









JR東海 「そうだ京都、行こう。」の春バージョンで「花咲く京都」の企画が雲龍院で開催されます。

「悟りの間」をフローリストの 越智康貴さんがアート空間に演出して「花の間」に…。シンプルな禅の建築様式が華やかに大変身です。

住職も気合いを入れて 床の間のお軸は春らしい雰囲気の物を選び、 欄間には鳳凰が舞い 「悟りの窓」の下の袋戸には花くらべの画。まさに極楽浄土 状態ですが、頭上の額に「鳥自ら飛ぶ」と… ピリリと厳しい教えが掛かっているところは 律のお寺らしい所です。

境内は桜や姫つばき、木蓮などが開花しており春爛漫…。花咲く雲龍院をどうぞご堪能下さい。



雲龍院での開催は 3月30日(水)〜4月24日(日)です。




春の日差しが優しく注ぐ 2月18日。

雲龍院の中興 如周上人さまの法要が行われました。

如周正専さまは江戸時代の初めに雲龍院の住職 そして泉涌寺 80世長老を勤めた方で、[ 毎月ごとの説法会には道俗男女 合わせて1万人あまりの聴衆が群集した ]  と言われており 又 後水尾天皇様や皇族の方々からの帰依を受けたという スーパー僧侶なのです。

コロナ禍ということで 今回も僧侶だけでのお勤めとなりましたが 朗々と山内寺院様の読経が始まると 戒師 上村長老様の祈念に熱が籠り、如周上人様の遺徳がひしひしと伝わってきたのでした。







1月10日、コロナ オミクロン株の懸念で成人の集いが恐る恐る行われる中…

泉涌寺の山内では 七福神巡りの行事が開催されておりました。

普段の泉涌寺は一般の方が近寄り難い聖域な雰囲気がありますが、この 七福神巡りの日は沢山の方々が来山され賑やかに盛り上がります。なので お坊さま方が知恵を絞り 徹底的なコロナ感染防止対策を…。

福笹と授与品は本山で まとめて袋詰めした物を買い求めていただき、各寺院をお参りしながらご朱印や特別授与品を足して頂く形式が取られました。

大黒さまには遠距離の移動を自粛していただき、近場の小玄関をお参り場所に。ホームグラウンドでの活躍に 大黒さまは始終リラックスされ ご機嫌のご様子にお見受けいたしました。

この日は参道をのんびり歩くにはぴったりのお天気に恵まれて ご家族でお散歩がてらお参りされる方が多く、お昼頃には雲龍院の山門から小玄関まで 行列が出来るほど…。

コロナ2年目ともなると お参りの方々の心得も大した物で、静かに順番待ちをされ 玄関内には数人ずつが進み入り 熱心に福徳を願われるご様子が印象的でした。










今年は本職でガッツリとお正月休みを貰えた娘は どっぷりと雲龍院のお手伝いに励んでくれました。

年末年始は極寒の中をお写経に来られる方も多く、受付時に「お堂の中は かなり寒いですが ホントに… 本当に大丈夫ですか?」とご覚悟を問う 脅し口調…。 途中でリタイアしてもらいたくないという 愛のムチ なのかもしれません。

子龍のプロデュースにも余念が無く、時間が出来ると 雪景色の中へ2人でお出掛け…。
















コタツまで用意し、子龍には甘い 娘なのでした。