京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。


先日住職が 「本坊の桜が狂い咲きしているんだよね…」と話していて 笑っておりましたら、雲龍院の枝垂れ桜 も狂っておりました。
夏が暑かったから? 梅雨が異常に長かったから?? まさかコロナは関係無いでしょうね…。

今、水琴窟の前の [ 初嵐 ] という椿が たくさん花を咲かせております。
今日 拝観に来られた方が「今頃 こんなに可愛らしい椿が見られるなんて!」と興奮した様子で仰られてましたが、こちらは狂い咲きでは無く いつも通り…。「秋のお彼岸から春のお彼岸まで 長い間 咲いております」と説明しましたら、感動しておられました。
例年に比べて 少し花数は多いかもしれません。小鳥が追いかけっこをするように群がり、時々 つくばい の水を飲みに降りる様子が可愛いらしくて…  ほっこりと見入ってしまう私なのでした。



毎年 [お月見の会]には 高杯(たかつき) に丸いお団子を積み重ねてお飾りします。
大きな白いお団子は20個入りをお菓子屋さんが届けて下さいますが、どのように盛り付けようかと いつも悩みます。
昨年はたしか… 18個使い 残った2個を娘が美味しそうに食べていたような…。
清水先生が活けて下さる シュとした ススキと並べるので、なるべく堆い(うずたかい)方が良いかしら? と 重ねていくと2個足らず…。 今回、実は中に 塩むすび で代用した物を忍ばせておりました。 お月様もきっと 少し塩気のある物があった方がお喜びになられるかと…。
その話を茶道 扶桑織部の尾崎宗匠に懺悔すると、「本来 十五夜の月見団子は 15個、十三夜は13個のお団子を重ねるんですよ。」と教えて下さいました。
15個を形良く積み重ねるのも難しそうですが、来年に向けてイメージトレーニングしておこうと思います。
「え〜⁉︎ 今年はお団子の味見は無いの?」とがっかりしていた娘も喜ぶことでしょう…。





定期観光バスでの雲龍院 お月見の会が 10月1日から3連夜で行われました。
コロナで開催が危ぶまれておりましたが、京阪さんのご協力のもと、コロナ予防対策に苦慮しながら… 又、ギリギリまで参加人数が分からないというスリル感の中で ドキドキしながら準備致しました。
雲龍院のお月見の会は内容がとても盛り沢山で、まずは本堂でお薬師様に見守られながらの ひと文字写経から始まり 霊明殿をお参りしてから書院へご案内。 [ 悟りの間 ]では行燈の灯りの中で 茶道 扶桑織部の 武家点前が繰り広げられます。袴姿の男性が目の前でお抹茶を点ててくれますが、マウスシールドでしっかりガード。お茶碗の上も色紙でふたがしてあり、表に返すと住職 揮毫の梵字が…。梵字は神仏を一文字で表しており、梵字自体に神聖な力が宿っているそうです。幽玄な灯火に透かしながら「何の仏様の梵字が当たったかしら?」と見せ合う盛り上がりもあったようでした。
別の書院では 沖よし さんの「満月弁当」をご賞味頂き、そろそろ姿を見せ始めた 綺麗なお月様を様々な場所から愛でたり写真に収めたり 月夜をイメージした清水先生の活花を鑑賞されたりと 思い思いに過ごされて…。
最後はお楽しみの 森田先生ご夫妻による篠笛のコンサート。1日、2日は例年通り [大輪の間] で行われ、虫の音をバックコーラスにした雲龍院ならではのスペシャル演奏会。3日は本堂でのステージを試み、お薬師様もご一緒されて 艶やかで雅な音色を楽しんだのでした。






コロナ渦で龍華会の「お月見の会」を今年は断念致しましたが、定期観光バスさんから「是非とも行なって欲しい」とのオファーを頂き 10月1日・2日・3日 に開催する事になっております。
泉涌寺と雲龍院の拝観、武家点前のお茶席、沖よしさんの満月弁当、月夜の活花、森田先生の篠笛演奏会 と…  盛り沢山な観月会です。
お問い合わせ、申し込みは 「京都定期観光バス」まで。 又  当方でも アルコール消毒などの感染予防対策を行いますが、どうぞ皆様も マスクの着用をお願い申し上げます。



暑くも無く 寒くも無く…  心地よい気候となり、秋晴れのお天気に心が弾みます。
ところで コロナ渦で外出が憚られている間、私はDIYに勤しんでおりました。台所や庫裡スペースの模様替えや修繕など。 一人でごそごそと行える程度の事ばかりなのですが、それが楽しくて 楽しくて… 充実した自粛生活を送っておりました。
10月からは いよいよ世間の動きも活発化し始めるようなので 書院の方も美しくと… 今日は [悟りの間] の障子が張り替えに出されました。お人の目に付く場所なので、こちらは本職の表具屋さんにお願いし 朝から すっきりと障子戸が外されて 広々とした視界に。
いつもは住職のこだわりで  細長く お軸に見立てた開け方をしているのですが、雰囲気が変わって これはこれで素敵な景色となり 秋の陽だまりに まったりとされる拝観の方が多く見られました。



今年の暑さには げんなり致しましたが「のど元過ぎれば…」で もはや 遠い記憶の事に感じられます。
今日は月並みの 写経会法要 があり、朝から写経会員さんが来山されました。
夏場は氷の入った冷たいお茶をお出ししておりますが、昨今は朝晩が涼しくなったこともあり 温めのお茶を準備していた所、汗ばんで来られる方が多数。皆さま、山を上って来られるという事を失念しておりました。
そういえば、昨年も 「冷たいお茶にすれば良かった…」と反省したはずなのですが…。
9月の写経会は要注意と猛省した私なのでした。


太陽の光がギラギラと…酷暑の日々が続いております。
先日のお盆の期間も暑さ厳しい毎日でしたが、マスクにフェイスシールド・アルコールスプレーなどなどの完全武装で 住職はお盆参りに出かけ、また 日差しを避けながら お墓参りに来られるご家族も多く見られました。
今年は何かと障害があるとは言え、このような不安な時だからこそ ご先祖様との密な時間が大切だったのかもしれません。
お盆の間に我が家もお墓参りをしますが 「家は よそさんと お参りの仕方が ちょっと違うんじゃ無い?」と娘…。雲龍院の裏手には三段の墓地があり、檀家さんと  歴代の住職や止住していたお坊さま、御縁のあった方々など 沢山のお墓を全てお参りして回ります。時代や名前も分からない 古い墓石も多く ひとりが 必須アイテムの キリ で地面に穴を空け、 すかさず もうひとりが その穴にお線香を立てていき 住職はひたすらお経を唱えて回るという… 朝から なかなかハードな修行になります。ご先祖様を想い ゆったりと手を合わせる余裕にまで至れないのは反省点ですが、この方々によって 雲龍院が護られてきたのだという感謝の気持ちは忘れずにいなければいけないと感じます。
しかしながら…「全員が揃って戻って来られたら 密になって 益々 気温も上がるわね」と気を揉んでおりましたが、16日晩にはコロナで縮小されながらも 大文字の送り火が焚かれ 無事に皆さま お帰りになられたご様子で、ホッとしている私なのでした。


残暑お見舞い申し上げます。
長い梅雨が明けて やっと夏が来たかと思いきや 昨日は立秋。厳しい暑さで「既に 雨が恋しいねぇ…」と呟いている住職ですが、境内を渡る風に 心癒されます。
緊急事態宣言中の自粛生活の煽りで今年は子ども達の夏休みがカットされているそうですが、貴重なお休みに家族で参拝に来られる方もあり 束の間だけでも開放された自然の空気に触れて貰えたら良いのにな…と願っております。
コミニュケーションが取りにくくなっている現状で、どうやって雲龍院の魅力をお知らせしていけば良いのか…  考えを巡らせた結果、この度 二次元バーコードを採用してみることに致しました。寺内に数カ所、バーコードが点在しておりますので 携帯電話などで読み取ってみて下さい。
「へ〜ポイント」に収まりきれなかった見どころを 雲龍院の子龍がご案内しております。
普段から質問の多い 清水先生の活花情報も見て頂けますので、そちらも是非 お楽しみ下さいませ。



連休に突入しておりますが、梅雨が明けず コロナも なかなか収まらずで 皆さま さぞ戸惑われていらっしゃるかと存じます。 コロナ渦で お薬師様の霊場巡りをされる方が増えていることを見ても、心の安定を求めていらっしゃる事が分かります。
[西国四十九薬師霊場会] は薬師如来様をお祀りしている 近畿のお寺、49ヶ寺で構成されている霊場巡りなのですが、開創されてから30年を迎え ただ今、記念事業が行われております。
西国薬師のご朱印に各寺院オリジナルの記念スタンプを押している事は 以前このブログでも紹介いたしましたが、 [ 金紙薬宝印 ] という特別朱印も授与していて こちらが とても喜ばれております。金色の台紙が薬壺の形になっているので 我が家では密かに 「金つぼ朱印」と呼んでおりますが…。 この朱印には専用のホルダー [薬宝癒しの綴り] が別売りであり、49ヶ寺を参拝した後に 同封されている [巡礼満願ハガキ] を送ると 小さな仏様の形をした [写し身] が貰えるそうです。お参りの功徳と朱印だけでもありがたいのに写し身まで…  何と! 3度美味しい 特別企画です。
金紙薬宝印、専用ホルダー は各500円
[西国薬師霊場 ご朱印・巡礼ガイドブック] も京都新聞出版センターから発売されましたので、より深くお薬師様を祀るお寺を知ってみて下さい。







今年の梅雨は満載過ぎて、明ける気配がちっとも感じられません。
水害の被害に遭われた方には 心よりお見舞い申し上げます。
いつもならば 蒸し暑さで ふぅふぅ言っている頃ですが、冷んやりとした空気が漂い 苔は水を含んでフワフワな緑の絨毯に… 紫や白の桔梗の花は 目に涼やかです。
先日から 本山 泉涌寺ではお盆の法要が行われております。数日前は お水向法要 で御所からの御代拝があったようで、昨日は結界諷経で天皇様方の御陵に邪気が入らないようにバリアを張るお勤めが為されたそうです。雨が降り頻る中  お経を唱えつつ 御陵を巡るのは なかなか大変なようで、この法要のある日ばかりは てるてる坊主にすがりたい住職なのでした。

   7月10日 ハス

  7月12日 ハス開花