ユニティインスティチュート -8ページ目

Lion ライオン〜25年目のただいま By 黒田コマラ


「Lion ライオン〜25年目のただいま」

この映画を見たことのない人のためのプチストー
リーです。

インドの貧しい家庭に育った5歳の男の子
「サルー」が迷子になって家に帰ることができず、
遠く離れたオーラストラリアに住む夫婦の養子と
なり、

そこで育てられ幸せに暮らすのですが、
サルーは大人になって自分のルーツを知りたい
思いにかられ、25年後にGoogleマップを使って、
自分の家を探し出し、実の家族と再会するという
実話をベースにした映画です。


「家族の絆」「信じる心」
「自分のルーツを探す」など、
いろいろな映画の解釈はありますが、
今回も私の個人的関心に引きつけて、この映画を
通してつぶやいてみます。


5歳の小さな「サルー」は、駅でお兄ちゃんと
離ればなれになり、停車中の長距離電車にひとり
で乗り込んで、疲れて眠ってしまいます。

電車は出発して、そのままサルーは1600キロ
離れたカルカッタまで運ばれてしまいます。

小さな男の子が、喧噪としたカルカッタ駅に降り
立ち、混沌とした大きな町に放り出され、
探し求める「兄ちゃん、お母ちゃん」
という叫び声と、目の前に迫ってくるサバイバル
の恐怖の感覚には、心が痛みます。


それは、私がまだ5歳ぐらいのときに
親とはぐれて迷ったときのパニックの感覚を
思い起こさせました。

なじみあるものから突然切り離され、知っている
世界への扉が閉じてしまったような感覚。

周りの世界が突然巨人の世界のように見え、
ことばも理解できず、ひとりぼっちになった感覚。


この映画の中でサルーはインド社会が抱える問題
に直面し、危険にさらされながらも、彼の感性と
幸運さによって生き延びます。


この映画の映像の美しさと、
5歳のサルーの純粋な感性があったからかもしれ
ませんが、それは恐怖の体験というだけではなく、
私にいろんな感覚をもたらしました。

それは、まったくのUnknown(未知)を目の前に
して、深淵がどこまでも広がっていくような感覚、
「ここ」「今」しかない感覚、
それは私に瞑想の体験を思い起こさせます。


ディズニーの映画には、子供が未知の世界に迷い
込むお話はよくあります。

不思議の国のアリスの童話の中では、アリスが
「名前のない森」に迷い込みます。

その森でアリスは鹿に出会います。
二人は仲良くお話をしながら、森の中を一緒に
歩くのですが、森を出たとたん鹿が突然
「あなたは人間なのね」
と驚いて逃げてしまいます。

私たちがマインドを通して世界を知覚すると、
過去から自分の知っている、なじみのあるもの
とのかかわりの中で生きています。

5歳のときに迷子になった私が恐怖にとらわれな
ければ、そこはワンダーランド(不思議の国)
だったのでしょう。

私たちが生まれてきたときに、
世界はワンダーランドでした。

そしてまた、私たちが老いて死を迎えていくとき、
今まで世界で親しんできたものや
人たちとのつながりを手放していく中は、
いろんな価値観を手放し、世界をもう一度ワンダ
ーランドとして体験する機会かもしれません。


私は瞑想を始めた頃、家に帰れない夢をよく見ま
した。

あせって、いろんなことをして帰ろうとしても、
どんどん帰る道が目の前で消えていったり、
帰る乗り物の出発に間に合わない。

どこか映画の「サルー」の話とつながりますよね。

自分の慣れ親しんだ世界を後にして、
内面の世界に気づきをもたらす瞑想の体験が
私の中で「家に帰れない」という形で夢に反映
されたのでしょう。

私たちの知っている世界、意識の表面から、
内面に気づきをもたらすとき、
それは「未知なる世界」に入っていくような感覚
かもしれません

何かをしようとしないで、
わからないでいることの中にくつろぐいでいる。

そして今ここで起こっていることに気づいている
と瞑想が自然に起こります。

プラサードがハート瞑想をガイドするときに
こんなふうに紹介するのを聞いたことが
ありますか?

「私を観光バスのツアーガイドだと思って
 ください。
 皆さんはリラッックスして、ただガイドに
 耳を傾けてそこにあるものに気づくだけです」

未知の世界を観光するときに、安心できるガイド
がいることは助けになります。

ユニティーインスティチュートでは、
毎月1回、無料のハートガイド瞑想をライブで
配信しています。

黒田コマラ記

ハートガイド瞑想「パワー オブ ハート」
スケジュール
9月5日(水)午後8時

日程  2018年9月22日(土)〜24日(月祝) 全3日間 
時間  10:00~18:00 (初日のみ11:00スタート)
会場  神奈川 鎌倉
参加費 86,400円(税込)
※早割 81,400円 (8月21日までにお申込み・お振込み完了の場合)



チャクラと悟りのシンクロニシティ研究会 by Vijay

「お盆は研究会夏期講習 by  Vijay

前回の「チャクラと悟りのシンクロニシティ研究
会」のテーマは、「内側と外側は分離してない」
ということでした。

第二章「内なる引き寄せの法則」の仕組みを読ん
でいくことになりましたが、時間の関係であまり
本文は一緒に読むことはできず、エクササイズを
たくさんやりました。?

内側の状態が、外側を引き寄せる・・・としたら
「内側と外側は分離していない」
ということです。

それを体験的に理解してもらうための、あれこれ
でしたが、これは消化するには、時間が必要なこ
とかもしれません。理解が簡単なことではありま
せん。

内側と外側が分離していると思っているから、
人類の半分は犠牲者として過ごし、後の半分は、
人生に戦いを挑んでいます。人生と、運命とに対
して。自分にはどうしようもない、大きなものと
感じながら。

111ページにある「責任を持つためのエクササイ
ズ 人生を自分でクリエイトする」も、体験しま
した。

目の前に扉があると想像して、その扉を開けてみ
るワークです。

例えば、最初の扉には次のようなサインが掛って
います。
「人生は自分でコントロールできない。
他人や環境、運やカルマによって人生で手に入れ
るものが決まる」。

この扉の前に立ってみると、
どんな感じがしますか?

それが本当のことだと信じて扉を開き、中に入っ
ていくとしたら、人生はどんなものになると思い
ますか?

自分にはどんな可能性があるように見えますか?

少し時間をとって、この扉の中の人生を、経験し
てください。・・・・

というエクササイズです。

これは、僕がエネルギーを込めて朗読しただけで
すが、色んな体験をしたみたい。

参加者は14人でしたが、フェイスブックに秘密の
グループを作って、感想を書いてもらったり、後
々のフォローをしています。

「濃厚で気づきの一日」
とか
「強烈なワーク」とか、

「Vijayのこれまでの体験の積み重ねや引き出し
の多さを感じ、圧倒されました」とか、

「とても気付きのたくさんのあった時間でした」
とか、「内側と外側は分離していないから、信念
がどれほどに自分を創り出し、そのエナジーを出
し、外側で引き寄せて、みせられていることが分
かりました」等々の感想を頂いています。

皆さん、ハート瞑想 の実践を続けられていますか
ら、ハードワークも乗り切ってくれました。

参加者の半分は、毎週やってるチャクラジベリッ
シュとハート瞑想の会に来てくれてます。

と、フォローの体制は作っていますが、今月は研
究会の特別夏期講習として、お盆に「許しのワー
クと慈悲の瞑想」を企画しました。

内側の反映として外側があり、外側は内側の写し
鏡だとしたら。。。だとしたら、恨みつらみこだ
わりしこりで固まった内面、からは、恨みつらみ
こだわりしこりで固まった外面、しか引き寄せま
せん。

良い人になるためにではなく、エネルギーが軽く
なるために。

これは引き寄せの法則にとって、とてもとても重
要なワークです。

第七章のトランスフォーメーションの鍵の章で、
ゆっくりマインドセットに取り組む予定ですが、
一足先に「許しのワーク」に取り組む必要を感じ
ています。

「恨みつらみこだわりしこり」を英語(俗語)で、
Grudgeと呼びます。

昔、セドナのOSHOアカデミーで、自分のGrudgeを
石に例えて、自分がどのくらいGrudgeを持ってい
るか?というワークをしたことを思い出します。

部屋の隅に、セドナの石が、たくさん積み重ねら
れてい、自分の持っているGrudgeを感じながら、
かばんに入れていきます。

「あなたたちは、そのGrudgeを、24時間持ち運ん
でいる。

だから身体も心も頭も重くなって、知性も働きま
せん。

コースの一週間は、実際にその石を持ち運んで、
ベットでもそれと眠りましょう。ダイナミック瞑
想も、石を持ちながらやりましょう・・・」

ということで、本当にへとへとになりました。

「高いお金払って、日本からわざわざ来て、石を
運ぶのか」とまたGrudgeが生まれたら、その石を
付け足して・・・

リーラも、プラサードもアルヴィナも、ティチャ
ーのコースでしたが、彼らが教えてくれた内容よ
りも、とにかく、石の重さしんどさを覚えていま
す。

「恨みつらみこだわりしこり」を持ち運ぶことが
いかに辛いことか、骨身に染みたコースでした。

「恨みつらみこだわりしこり」が、エネルギーと
して、例えばハートチャクラの上に乗っかって、
与えたり受け取ったりする循環をコレステロール
のように阻み、動脈硬化を起こしている。

その現実に、ひたすら気づく内容でした。

今回は、二人組で許し合うワークです。何度か
体験された方も、深いものになるはずです。



お申込み vijay1957@me.com

辻本VIJAY 記

エッセンシャルライフ コンサルタント
ハート瞑想ティチャー
チャクラ・イベント・ティチャー

https://mysticunion.wixsite.com/chakra

開催予定のイベント
https://mysticunion.wixsite.com/chakra/blank-9

次回のチャクラと悟りのシンクロ二シティ研究会
は、9/9(日)大阪

「自分の居場所」 by 黒田コマラ

8月は戦争について考える機会がたくさんありま
す。

テレビで「この世界の片隅に」がドラマ化され最
近放映されています。

昨年この物語を映画で見たとき、メルマガに感想
を書いたことがありますが、今日はその中に出て
くる主人公のすずさんを通して、「本質」を生き
ることについて書いてみます。


このお話は、第二次世界大戦を背景に、広島、呉
を舞台に生きた、「すずさん」という女性の話で
す。

戦争という非日常の中であっても、人は、日々の
暮らしの小さなことの中に喜びを見つけ、笑った
り、泣いたり、怒ったりして生きています。

自称「ぼーっとしている」すずさんは、絵を描く
のが上手でした。
日常の小さなものを、心に留めるために、彼女が
鉛筆でスケッチした絵は、荒んでいく人の心に、
つかの間の喜びをもたらします。

食ベる物が減っていく食卓では、すずさんの優し
さと創造性が、ご飯をつくることにも発揮され、
家族の心を温かくします。

それでも温厚なすずさんは、嫁ぎ先で、慣れない
ことばかりの中、ストレスで円形脱毛ができたり
もします。

いいことも、悪いこともひっくるめた、あたりま
えの日常の中で、すずさんは、あたりまえのこと
に怒ったり、不思議に思ったり、笑ったり、謝っ
たりします。

戦争が深刻になっていくにつれ、あたりまえの
あり方が見失われていく中で、そんな彼女の姿
が、人の心を和らげます。

戦争の中で、形あるものは壊れ、命あるものが
死んでいく。そして残されたものの中で、生き続
ける命の強さと、悲しいほどの優しさや、人のつ
ながりの温かさが、すずさんの日常生活を通して
描かれています。

この映画は、世界を救うための「特別な誰か」の
話ではなく、誰の中にもある、あたりまえの
「やさしさ」「つながり」「よろこび」を生きる
ことが、どんなに大切で、生きる力を与えてくれ
るかを、戦争という非日常を背景にして、教えて
くれます。

私たちの内面にはその美しい「本質」が存在して
います。

やさしさ、思いやり、つながり、喜び、勇気、
信頼、強さ、創造性など
他にもたくさんあります。

それは私たちが持って生まれた、誰の中にもある
資質です。

その本質を感じることで、生きることが満たされ
ていきます。

すずさんを見ていると、本質を生きることは、
自然で「あたりまえ」のことなのではないかと感
じます。

私たちは、本質として生まれますが、
成長する過程で、周りの大人や学校、世間や社会
の価値観に影響されて、やがてそれは、あたりま
えの自分の中の一部ではなくなってしまいます。

そして大人になると、本質の源を外側に探すよう
になってしまいます。

誰かと比較したり、何かをなし得ないと、その
資質が感じられないように思ってしまいます。

すでに、本質は自分の内側にあります。それを
求めて、頑張って誰にかになろうとする必要は
ありません。

本来自分であるものに目覚めるだけです。

戦争という非日常の中で、人があたりまえを見失
って行く中で、ありのままの、すずさんは、
人の心の痛みに寄り添う「やさしさ」
おかしいことをおかしいと思える「勇気」
自分の失敗を謝れる「強さ」
を生きていきます。

ありのままの、あたりまえの自分でいて、
そこに生まれる人との温かい繋がりは、誰もが、
生きている喜びを感じられる、瞬間なのかもしれ
ません。

すずさんは、自分の居場所を探していました。
広島で生まれ、呉にお嫁に来たのも自分の意志
ではなかったと、どこかで思っていました。

すずさんが、探していたのは、外側の場所ではな
く、自分であることが、できる場所だったので
しょう。

そして、彼女はそれを自分の内側に見つけます。
そこは、どんな防空壕より彼女が安心して満たさ
れるところだったに違いありません。

9月22日~24日に鎌倉で
「本質の目覚め」のコース を開催します。
この3日間のコースでは、私たちの中にある本質
を感じ、本質から生きる、満たされた感覚を体験
する機会があります。

よかったら、参加しませんか?

Much love to you
Komala