先日、Googleから下図のような「タイムラインを保持するか、2024年12月1日 までにご判断ください」というタイトルのメールが送られてきました。

 

さらにスクロールすると、下図の文面が続きます。

 

関連するネット記事も参考にしてみると、Googleマップの「タイムライン」機能について、ユーザーの訪問履歴と経路データの保存場所が変更される、ということです。

Googleマップ(11)タイムライン」記事でもご紹介していますが、タイムライン機能により、モバイル端末の GPS情報などをもとにユーザーの訪問履歴と経路が自動的に地図に保存されます。
従来は、これらのデータはクラウド上に保存され、Web上でも同期される仕組みでした。
そのため、例えば iPhoneを携行して移動すれば、その iPhoneで訪問履歴と経路が表示され、また、自分の PCでも Webブラウザで Googleマップのタイムラインを見ることができました。

今回から、ユーザーの訪問履歴と経路が各モバイル端末に保存されるようになります。
また、複数の端末を持っている人は、それぞれの端末に個別にデータが記録されるようになります。

そのため、個々のモバイル端末では、その端末を携行して移動した訪問履歴と経路に基づくタイムラインが表示するようになり、上記のように PCの Webブラウザで Googleマップのタイムラインを見ることができなくなります。

機種変更の際は、旧端末でバックアップを取ってから新たな端末にインポートする必要があるということになります。

この仕組みの変更に伴い、メールに記載されている期限までにいずれかの端末において設定を選択する必要があります。
変更後は、タイムラインはモバイルアプリでのみ使用可能となります。

今回の措置は、ユーザーのプライバシーを保護して安全性を保つためとしています。