PowerPointで画像をめくるようなアニメーションを作るには、主に「フェード(消えて次の写真を表示する)を重ねる方法」と、スライド切り替えの「変形(モーフ)を使う方法」があります。

方法1: 複数の写真を重ねて「めくる(パラパラ)」動きにする(フェード)

同じサイズの複数の写真を重ねて配置し、上の写真が順番に消えることで、アルバムをめくるような視覚効果を作ります。

  1. 写真を同じサイズに揃えて重ねる
    • すべての画像を同じ大きさに調整し、スライドの中央にぴったりと重ねて配置します。
    • [図の書式]タブ > [配置] > [左右中央揃え] と [上下中央揃え] を使うと綺麗に重なります。
  2. 「フェード」アニメーションを設定する
    • 一番上の写真(または順番に消したい写真)を選択します。
    • [アニメーション] タブを開き、終了効果の [フェード] を適用します。
  3. アニメーションのタイミングを調整する
    • アニメーションの開始を [クリック時](または「直前の動作と同時」)に設定します。
    • 2枚目、3枚目…の画像にも同様に「フェード」を設定し、クリックするたびに下の写真が現れるように順番を調整します。

 

なお、上記 2.項、3.項においてアニメーション効果として「終了」の「ワイプ」とし、「効果のオプション」で「右から」などを設定すると“めくる”ような演出ができます。

方法2: スライドの「変形(Morph)」トランジションを使う

画像を左右に動かしたり、カードのように見せたりして滑らかに切り替えたい場合は、画面切り替え効果の「変形」が便利です。

  1. 1枚目のスライドを作る
    • スライドに画像を配置します。
  2. スライドを複製する
    • 1枚目のスライドを右クリックして [スライドの複製] を選びます。
  3. 2枚目のスライドを編集する
    • 2枚目のスライドで、画像の位置をずらしたり、サイズを変えたり、次の画像に入れ替えたりします。
  4. 「変形」を適用する
    • 2枚目のスライドを選択し、[画面切り替え] タブから [変形] を選びます。
    • スライドショーを実行すると、1枚目から 2枚目へオブジェクトが滑らかにアニメーションします。


2枚の画像をクロスフェードさせたいときは、前回の「PowerPoint 2つの画像をクロスフェード」記事をご参照ください。

方法3: よりリアルな演出

 

PowerPointで本や雑誌のページを本当にめくっているような、立体的でリアルな 3D演出を作るには、画面切り替え効果の「ページカール」機能を使用します。
さらに「本を開いた見開き状態」のデザインを組み合わせることで、一気にクオリティが上がります。
以下に最もリアルに見せるための手順をまとめました。

決定版:リアルな「見開き本」のページめくりを作る手順

  1. スライドに「見開きの本」をデザインする

    ただ画像を貼るだけでなく、中央に陰影(グラデーション)を仕込むことで立体感が生まれます。
    1. 左右に画像を配置する
      1. スライドの左半分に 1枚目(左ページ)、右半分に2枚目(右ページ)の写真を並べて配置し、本が開いているように見せます。
    2. 中央の「本の折り目(影)」を作る
      1. [挿入] タブ > [図形] から縦長の「長方形」を描き、スライドのちょうど中央(左右の境界線)に配置します。
      2. 図形を右クリックして [図形の書式設定] を開きます。
      3. [線なし] に設定します。
      4. [グラデーションの塗りつぶし] を選び、種類を「線形」、方向を「右方向」などにします。
      5. グラデーションの分岐点を調整し、中央部分が薄い黒(影)になり、左右にいくにつれて透明(透過率 100%)になるように設定すると、本の見開きらしいリアルな影が完成します。
         
  2. 次のページ(スライド)を複製して作る
    1. 左側のサムネイルで、作成した 1枚目のスライドを右クリックし、[スライドの複製] を選択します。
    2. 複製した 2枚目のスライドの画像(あるいはテキスト)を、次に表示したい写真へと差し替えます。
      ※中央に配置した「影の図形」は動かさずそのまま残します。
       
  3. 3Dトランジション「ページカール」を適用する
    1. 2枚目以降のスライドを選択します。
    2. [画面切り替え] タブを開きます。
    3. 効果の一覧(その他ボタンで展開)の「華やか」または「エキサイティング」カテゴリにある [ページカール] を選択します。
    4. 必要に応じて、すぐ右側にある [効果のオプション] から、めくる方向(右下から、左下からなど)を変更します。


これでスライドショーを実行すると、仕込んだ中央の影と合わさり、本当に立体的な紙がペラッとめくれて次の写真が現れるような美しい 3D演出になります。

その他の特殊な立体トランジション

「本のページめくり」以外にも、写真を立体的に見せるおすすめの画面切り替え効果があります。
用途に合わせて試してみてください。

  • ピールオフ: 右下から紙をビリッと剥ぎ取るようにめくれる演出です(ページカールより勢いがあります)。
  • キューブ / 回転: スライド全体が 3Dのサイコロ(立体的な箱)のようになり、くるっと回転して次の写真が現れます。
  • 扉: 1枚目の写真が観音開きの扉のように左右に開き、奥から次の写真が飛び出してくるような立体演出ができます。