過去に「GIFアニメの作り方」記事で少しご紹介した「Adobe Express」ですが、デザイン作成・画像編集といった分野で定番とされるサービスです。
Photoshopや Illustratorと比べると機能は少なくなりますが、その分 分かりやすく使えると思います。
Webアプリとモバイルアプリで利用できるスタータープランは、無料で使え、利用回数に制限がないので、気楽に使ってみるのがお薦めです。

PCでお試しになるなら、Webブラウザで「Adobe Express」のトップページにアクセスします。
まだ、アカウント登録を済ませていないときは、無料登録画面が表示されるのでメールアドレスとパスワードを入力してアカウント登録します。
登録済みの方は、下図のようなホーム画面が開かれます。

 

Adobe Expressの特徴のひとつとして「テンプレート」が豊富に用意されています。
上記トップページに見える「おすすめ」「SNS」「動画」「写真」「ドキュメント」などをクリックすると、そのカテゴリでのクイックアクションやテンプレートにアクセスすることができます。

あるいは、ページの左上にある「+」ボタンをクリックすると「×」に替わり、現れたメニューからカテゴリや用途別のテンプレートやデザイン素材などに素早くアクセス出来ます。(下図)

 

そして、もうひとつ、トップページ左側のメニューから「探す」をクリックすると、「スタイル」「ムード」「種類」といったフィルターを選択して、テンプレートや素材などを選択できる探し方も提供されています。(下図)

 

このように検索・選択方法がいくつか提供されているので、あなたが作成したいデザインに適したテンプレートや素材を比較的容易に探すことができます。
ただし、各テンプレートや素材の右下に王冠マークが付記されているものはプレミアムプラン(有料)に加入すると利用できるようになるものです。(下図)

 

さて、デザインを作成する流れですが、大雑把に言って次のようになります:

  1. テンプレートを選ぶ
  2. レイアウトや素材などテンプレートを編集する
  3. 画像やPDFなどに書き出し


例えば、Instagramに投稿する正方形のデザインを作成するなら、テンプレート「Instagram 投稿(正方形)」からテンプレートを選択または生成します。
白紙から作ることことも出来ますし、テンプレートから選択して始めることもできます。(下図)

 

テンプレート上の各オブジェクトをクリックして選択すると、それのサイズや位置を替えたり、字体・色などを編集できるメニューが左側に現れ、より自分の好みに替えていくことができます。
ページも追加したり削除もできます。

デザインが出来たら(作成途中でも)画面上部にある「ダウンロード」ボタンをクリックし、ページやファイル形式を選択し「ダウンロード」をクリックします。(下図)

 

作成途中あるいは完成したデザインは「プロジェクト」の中に保存されていますので、作業を続行したり改めて編集しなおしたりできます。

ところで、今、Adobeが力を入れているのがやはり「生成AI」です。
トップページの「生成AI」をクリックしてみると、「テキストから画像生成」「生成塗りつぶし」「テキストからテンプレート作成」「テキスト効果」といったそれぞれの項目から画像を AIに作成してもらえるページが開きます。(下図)

 

作りたいイメージをテキスト(文字・文章)にして指示することで AIが画像を作成してくれます。

以上、簡単にその操作をお話しましたが、まずはお試しいただきたいと思います。
ページを開いてテンプレートや素材を見つけ、自由にデザインしてみてください。
2、3回 試せば作り方や操作方法などすぐに分かると思います。

なお、モバイル版アプリも提供されています。
下図は iPhoneにインストールした Adobe Express のトップページです。

 

出先などでもデザイン作成が気楽にできます。

また、「Adobe Express ユーザーガイドへようこそ」というガイドページが提供されていますので、必要に応じてご参照ください。