こんにちは。
どんな場面においても、人に何かを『伝える事』は大変重要です。
今回の記事は『伝え方』について考えます。
僕の体育指導の現場においての『伝える』事とは、運動のコツを伝えること。
その『伝え方』によって伝えた子(生徒)が出来るようになったり、出来ないままだったり・・・。
伝える側『僕』が、伝えた側『生徒』に『しっかり伝わった』事を確認しながら次のステップへと進んでいきます。
~が出来るようになったな、じゃあ次は~に挑戦だ!!みたいな。
『伝える』は話し手の一方的なもので、しっかりと『伝わった』状態とは聞き手が理解し納得し行動出来た事になります。
ややこしくなってきてしまいそうです・・・・。
~『伝える事』にまつわるよくある出来事~
お家で~
母『今日は~があるから~時までに帰ってきてって言ったでしょ!!』
子『えー、ママそんな事言ってなかったよ~』
母『靴下履いて、トイレに行ってって言ったじゃない!!』
子『今、やろうとしてたのに・・・』
などなど・・・
職場で~
上司A『昨日、~してください!と伝えたはずですよね?』
部下B『いえ。そのような事は聞いておりませんでした。』
上司A『何度もあなたに同じ事を繰り返教えているはずです!!』
部下B『はい・・・。もうしわけありません・・・・』
なんて苦い経験をした事は誰でもあると思います。
伝えたはずなのに、理解できていない。ちゃんと行動に移せない。
は、伝える側に問題がある。らしいです。
※伝えるタイミングが悪い、やけに長い説明などなど。
ンmm、、そうか・・・。そういわれればそうかもな~。
ま、聞き手側の問題ももちろんあるので断定しすぎるのもどうかと思いますが。
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さて、体育指導の現場では、とにかくこの『伝え方』が重要だと感じています。
運動神経が良い指導者でもベテランの指導者でも聞き手に伝わらないような指導では、子供は成長しません。
※それは指導とは言いませんね。
※優れた指導者の方は、この『伝え方』がとても上手い。
A子にはその伝え方で伝わったけど、B君には理解できなかったようだ。でも別な言い回しなら伝わった!!
という経験もよくあります。
実際のレッスンでのエピソードです。
先日の個人水泳レッスンのK君のお話。
K君は潜れるのですが、鼻から息を吐けなくて良く鼻に水が入り辛い思いをします。
『口を閉じて『んんんん~』と言ってごらん』とアドバイス。
潜る前では上手にんんんんと言えるのだが、どうしても水中で『んんんん』という感覚がわからず、口をあけてしまう。
僕の言っている事は理解できているけど、行動できていない。
※上手く伝わっていない状態。
そうか、上手くできないか?そこで指導を少し変える。
僕『じゃ、鼻歌歌える??? んんのんんん~』
K君『え、出来るよ。』
僕『じゃ、お水の中で一緒に鼻歌歌おうよ!!』
見事鼻歌大作戦で鼻から息を吐くコツを覚える事が出来ました。
鼻に水が入って苦しい思いをする事がなくなりましたよ!!
このように、なかなか上手く伝わらないなー。と感じた時は、色々な伝え方をしてみて、相手が理解し行動できるまで粘り強く繰り返し指導する事もあります。
上手く伝わらないのは、話し手(伝える側)の問題である。という事を実感できる場面でもありました。
一度に多人数を相手に何かを伝えなければならない場面もあれば、一対一で伝える場面もあります。
なのでさまざまな状況において、聞き手側を良く観察し適切なタイミングを捉えて話すことが伝える事において重要なポイントです。
誰かに何かを『伝える事』は簡単そうだけど、深いですね。
明日もしっかりと『伝え方』を学びながら子供たちと運動しようと思いますっ!!
おしまい。