週末の夕方、
私はよく図書館に行きます。
子どもとたくさん通った図書館も、
今は私一人の静かな時間。
そんな平和な図書館タイムに、
ふとザワつく私がいます・・・
前回の図書館では ‘自己決定権という罠’ がヒットしましたが・・・↓
今回は、‘不登校からの進学’
をテーマにした本に立ち止まる・・・
不登校でも、長期欠席しても、
進路はいろいろあるから大丈夫
を教えてくれる本で、
求めている方には有益な本ですね。
ですが次の一文に、
私の胸はザワワ・・・・
“不登校は
学校に行けないだけ。
学びの場は他にもある ”
・・・
学びの場は他にもあるには
私も同感ですが、
不登校は学校に行けないだけは、
果たしてそうなのでしょうか??
私の出来事を語ってもいいですか?
不登校は学校に行けないだけ。
私も初めはそう思っていました。
学校というシステムが合わないだけ。
だから学校が変われば行けると。
息子が不登校になったとき、
ならば学校にこだわらなくていい
と私は思いました。
フリースクールをいくつも見学して。
勉強は塾ですればいいと思いました。
でも息子はその全てに「ちがう」と言った。
そのわけを私が知ったのは、ずっと後・・↓
・ ・ ・
だけどそうじゃない。。
私は1年かけて気がつきました。
『不登校は学校に行けないだけ』
じゃなかった!
ただ学校に行けないだけじゃなくて、
そこには親子のあいだに
修正すべき何か がある!
仲良し親子でも。
恵まれた家庭環境でも。
目立つ問題を起こさない子でも。
人からいいお母さんと言われてても。。
・ ・ ・
親と子の組み合わせ。
親と子 それぞれ単体は良くても。
『親子』という二者の関係性が
時に良くない方向で作用し合うと、
不登校や心身の症状として表れる。
もし不登校が
学校に行けないだけなのであれば、
転校したり、
フリースクールに通うことで、
もっと早く解決できる子が、
もっと沢山いると思います。
・ ・ ・
‘不登校は合わない学校に行けないだけ
だから、進学で行ける可能性がある’
という前提で書かれた本。
もちろん学校環境は大事だし、
合う学校を選べるならば
それに越したことはないです。
進学が解決のきっかけになるという
希望は持ってほしいけれど・・・
それだけじゃないと
復学支援で思い知った身としては、
“進学すれば不登校は解決する” という
錯覚が生じないことを願います
・・・
『学校が合わない』のではなくて、
『学校に合わせられない』
( 学校での困難に自力で対処できない )
子どもがその状態に陥っていると捉えるのが、
復学支援の視点です
息子は環境を変えずに復学できたことが、
そのことを裏付けています↓
“学校”の概念が変われば問題でなくなる不登校の子もいますが、多くはそうじゃない方かと↓
進学を機に復学したけど、その後再不登校になりかけたママ友が気づいたことは・・・↓
親と子の相性が不登校に関与するなんて↓