先日図書館で、
この言葉が目に止まりました📕
![【増補決定版】「自己決定権」という罠:ナチスから新型コロナ感染症まで](https://m.media-amazon.com/images/I/41VIAN41aNL._SL500_.jpg)
「自己決定権」という罠
“本書の目的は、1990年代の後半から日本社会に広まった「自己決定権」という言葉を主題として、この言葉に内在する危うさと、背後に隠れた国家や医療の世界の構造を、明らかにすることにあります (序章より) ”
タイトルに目がいったのは、
そう・・・
いま不登校の一般的な支援は、
子どもの “自己決定権” に基づきます。
不登校になったあと、
再び学校に行くも行かないも、
子ども自身の決定 に委ねられる
それが良しとされている。
親や先生など大人がリードしてはだめみたい。
さらには ‘必ずしも復学を目指さなくていい’
という流れにまでなっていて。。
学校に行くかどうかは何歳であろうと、不登校の子が自発的に決める
これって・・・
こんな重大なことを一任される子どもたち、
まだ10歳や13歳の子とかにコク過ぎない??
これは大人の責任放棄とは違うの??
そんな疑問や気づきがあって、
私は復学支援にお願いしました。
私と夫、復学支援の先生方、
学校の先生も。
大人が一丸となって息子の復学をバックアップし、不登校を解決しました。
大人が復学の手助けをしたけれど、
息子は “自分でがんばって不登校を克服した!”
という実感と自信をしっかり持っています↓
・ ・ ・
長く休んでしまった不登校の子。
少なくとも息子は、
“動き出そうにも、動き方が分からないんだ。本当は復学したいし手伝ってほしい。引っ張り出してレールに戻してもらえたらどんなにいいだろう、、誰か助けて!”
と、内心で願い待ち続けていました。
それを知った私だから、
題名の言葉が刺さります
「復学は子どもの自己決定を待つ」という罠
この何気ない罠に、みんな気づいてほしい。
もっと早く復学支援を始めれば良かったです↓
・ ・ ・
もちろん、
子どもの自己決定 自体は重要です
復学支援で習う家庭教育でも、
子の自己決定を促す対応をします。
自分で考え自分で決められる子に成長させる。
先日のすずらんさんの記事が、
詳しくて参考になります!↓
だけど 不登校解決に関しては、
“自己決定” の言葉が復学を阻み、
本来は学校に戻れる子が、
チャンスを失っていると感じます
“不登校の子が動き出すタイミングは
子ども自身が決めるべきであり、
親はその時を待つのがいい”
それが正しい対応として
根強く社会で言われているから、
親も必死に待つ努力をします。。
だけど!
“復学の部分” については、
「子どもの自己決定」という一見正しそうな言葉をより処に、やみくもに待たないほうがいいと思うのです
復学支援/水野達朗先生の著書のタイトルが、
この問題に一石を投じていると思います↓
![無理して学校へ行かなくていい、は本当か 今日からできる不登校解決メソッド](https://m.media-amazon.com/images/I/41wGPtStYrS._SL500_.jpg)
児童精神科医の1st-step先生も、子どもの現実検討能力は発展途上であるから、社会復帰への決定を子に委ね大人は傍観してしまう対応の危うさを、たびたび指摘されています↓
冷静に考えたら、“復学する勇気を持ち、再登校のタイミングを自ら決め、どんな困難にも登校を続ける” これを不登校の子が独力でやるとか、、難しすぎる。待ってても動かないはずでした 全てを息子に求めるのは違うと気づいて、復学の判断には親が介入しました↓
私が支援をお願いした“Go Today”さん↓