(画像提供:聖アンセルモ目黒教会)

 

下差し 2024年3月20日(水)、午後1時半から目黒駅付近にある聖アンセルモカトリック目黒教会で行われた『能登半島地震追悼ミサと「スモールクワイア」コンサート』に行ってきました。

 

 

下差し 聖アンセルモカトリック目黒教会の聖堂入口でキャンドルサービスの為のロウソクが各々に手渡されました。

 

 

下差し 午後1時に開場ということで、午後1時半に『能登半島地震追悼ミサと「スモールクワイア」コンサート』が始まるまで待ち時間がありましたが、他の信者の方々は開演ぎりぎりの時間に入って来られました。

 

 

下差し そして、『能登半島地震追悼ミサと「スモールクワイア」コンサート』が始まる前にロウソクに火を灯して祭壇の前に置きました。

 

 

下差し カリタス修道女会のシスターの方々による聖歌隊のコンサートの後で東日本大震災能登半島地震に被災者の為の追悼ミサが行われました。

 

※ 聖アンセルモカトリック目黒教会の主任司祭であるメキシコ人のアントニオ・カマチョ神父さまが追悼ミサを挙げて下さった訳ですが、アントニオ・カマチョ神父さまが読み上げた文章の中に何度も「東日本大震災」という単語が出てきたものの、どなたも正しい読み方を教えてさし上げなかった為か東日本だいさいしん」と誤って読んでいらっしゃいました。しかし、意味は通じるので、まあ~いいかという感じでした。

 

別のエピソードになりますが、今から約37年前に私が石川県金沢市内にあるカトリック広坂教会に通っていた頃、カルメル会のイタリア人司祭であるエンリコ・アロイジノ・カグニン神父さまがお説教の最中に「白い衣を着た若者が」という文章を「白い衣を着たバカ者が」と誤って発音されました。ミサが終わってからある信者さんがエンリコ・アロイジノ・カグニン神父さまに「バカ者って聞こえましたよ!」と言ったら、エンリコ・アロイジノ・カグニン神父さまは逆ギレして「イタリア語では、若者もバカ者も同じなんだよ!」と言い開き直って全く発音を直す気がありませんでした。今回の東日本だいさいしんもそのパターンだろうな、と思いました。「大震災」にしろ「大災震」にしろ漢字の意味は同じですから。

 

 

下差し 奉納の聖歌を歌いながら手渡されたカゴに献金を入れるのですが、こうして金額が分からないように封筒が受付で手渡されました。今回の献金の全ては名古屋教区の能登半島地震サポートチーム(カリタスのとサポートセンター)の為に寄付して下さるとのことです。

 

 

下差し 聖アンセルモカトリック目黒教会の大聖堂内部です。午後1時頃に撮影しました。

 

 

下差し 私の後ろの席に座っていらっしゃるご年配のご婦人は、2024年3月10日(日)に中目黒にある聖ミカエル教会で出会った方です。この『能登半島地震追悼ミサと「スモールクワイア」コンサート』について教えて下さり感謝です。素晴らしい1日を過ごすことができました。

 

 

下差し 一般的に教会というとバロック様式のパステルカラーでデザインされた建物を思い浮かべますが、この聖アンセルモカトリック目黒教会は全体的にコンクリート造りで新しく建てられたように見えますが、実際には1956年に建立されたとのことです。地震がきても大丈夫そうですね。

 

 

下差し その詳細については聖アンセルモカトリック目黒教会のサイトで紹介されていました。このチェコ人の建築家であるアントニン・レーモンド氏に関するWIKIの説明によると「帝国ホテル建設の際に来日。その後日本に留まり、モダニズム建築の作品を多く残す。日本人建築家に大きな影響を与えた。第二次大戦時アメリカの対日戦争協力者でもあった。」とあります。

 

(画像提供:目黒教会の建築について)

 

下差し 祭壇の横の壁には、聖アンセルモ(聖アンセルモ司教教会博士)の御絵が飾られていました。

 

 

下差し ご興味がおありの方は、こちらのサイトをご参考になさって下さい。

 

 

 

下差し こんな風にギャラリーで囲まれていました。ヨーロッパにあるバロック様式のカトリック教会の聖堂もギャラリーで囲まれていますし、日本でも聖路加国際病院の聖ルカ礼拝堂もギャラリーで囲まれています。

 

 

下差し そして、天井がこのように波打ったデザインになっていました。音響学的にウィーン楽友協会のコンサートホールが最も優れていて、日本のサントリーホールもそれを真似して造られたと以前に投稿した記事「東京文化会館での柳川守氏のピアノ・リサイタルに行きました」にも書きましたが、この聖アンセルモカトリック目黒教会の聖堂も1956年に建てられた割には音響学的なことも考えて設計されたのだと思いました。

 

 

下差し 聖アンセルモカトリック目黒教会の聖堂内には聖母マリア像や聖人の像が飾られていない代わりに、聖母マリアの御絵がマリア祭壇として飾られていました。

 

 

下差し とてもシンプルで近代的な建築物の中でも聖母マリアの祭壇はシンプルでありながら華やかさを兼ね備えたものでした。

 

 

下差し 十字架の道行も抽象的な表現がされていました。

 

 

下差し 聖堂内のギャラリーとなっている2階にはパイプオルガンが設置されており

 

 

下差し この螺旋階段からオルガニストと聖歌隊の方々がギャラリーに登れるようになっています。

 

 

下差し 洗礼盤も置かれていました。

 

 

下差し①洗礼堂のステンドグラス:スリランカのVaruni Huntのデザインによりローマで製作。画は復活のキリストを描いています。②洗礼堂内の絵画:マツイトミオ作。それぞれ、楽園の追放、海を渡るモーゼ、キリストの洗礼を描いてます。

 

 

 

 

下差し 今回、カリタス修道女会のシスターの方々が歌って下さった曲の殆どが主にシスターが作詞作曲されたものでしたが、私の大好きな曲「Nella Fantasia」をカリタス修道女会の修院長がお一人でソロで歌って下さいました。嬉しかったです。

 

 

下差し 私が1999年から2年間、ロンドンにある英国国際教育研究所に通っていた頃にファンだったラッセル・ワトソン氏(Russell Watson)が歌う「Nella Fantasia」を聴いたのが最初でした。

 

 

下差し 2022年7月11日(月)に投稿した記事「実家に保管されていたドイツから持ち帰ったCD」でもご紹介しましたが、

 

 

下差し 私がイギリスで暮らしていた頃には、まだYOUTUBE動画を配信するサービスはありませんでした。だから、当時のイギリスのテレビ番組で声楽家であるラッセル・ワトソン氏(Russell Watson)が「Nella Fantasia」を歌っていらっしゃったんです。

 

 

下差し このCDの曲目の最初に「Nella Fantasia」が載っています。

 

 

 

 

下差し 本日の『能登半島地震追悼ミサと「スモールクワイア」コンサート』では報道陣以外の撮影が禁止されていました。FACEBOOK上で公開された画像をお借りしてきました。

 

(画像提供:カリタス修道女会)

 

下差し 点火されたキャンドルを持って歌われたり、手話をしながら歌って下さいました。

 

(画像提供:カリタス修道女会)

 

下差し 黒いベールを被っていらっしゃらない若いシスターがいらっしゃいますが、誓願を立てる前の修行中のシスターです。

 

(画像提供:カリタス修道女会)

 

下差し この「Our Common Home」という曲は、シスター前田智晶が作詞作曲されたものだそうです。聴いていて涙が出てきました。