三が日も終わりようやく日常に戻ったので、初釣りに行ってきた。
やって来たのは、昨春にまるで釣り堀のようなヘラ釣りを堪能させてくれたスポットのあるクリークの、どん詰まり。
実は昨年の暮れに、オオキンブナも釣って落ち着いたので、このヘラブナのベストスポットで初冬の釣りを楽しもうと、春以来となる再訪を果たしたのだが、コイ以外の魚の気配が消えており、越冬場所に落ちたと判断した。
そこでグーグルマップで上から見てみて、水の色がより暗く、かつ端っこのスポットを探した結果、今日の場所が越冬場所の候補に上がったというわけだった。実際、水深は春のスポットよりも一段深かった。
今日使ったのは、十二尺のドボン仕掛けで、活動が鈍っているのでオモリは遊動式に、ウキもより高感度のものに替えた。エサはいつものマッシュとグルテンのミックスだが、半量にしてハリにつける団子も小さくした。
正午過ぎから打ち始め、半時間ほど経った頃によそ見をしていたらウキが大きく食い上がっていて、アワセると重い手応え。だがほとんど引かずにすんなりと寄って来た。
色が薄いのでひょっとしてまたコイフナかとも思ったが、しっかりとヒゲがあった。
そういうわけで、2023年の初物はコイということになった。確か初めてのことだ。
令和五年の初物、コイ飼育型、約40センチ
打ち始めて2時間弱が経った頃、ようやくヘラブナが来た。アタリがなく居食いで釣れた2023年の初ヘラだった。
令和五年の初ヘラ、約八寸
結局これが最初で最後のヘラとなって初釣りは終わった。
他には、フナ類が計5尾来たほか、スレ掛かりでバレたのがほぼ同数あったので、やはりここに越冬のために集まっているようだった。
一荷で釣れたフナ類。ヘラではなかったが、このクリークの定番の両子が今日も起こり、縁起が良かった。
一枚だったが初ヘラが初釣りで釣れて大満足だった。今年もいい釣りができますように、パンパン。