ニゴイ、ボラ、ブルーギル、バラタナゴに続く「たまには」シリーズの第五弾は、ヘラブナ。
「淡水の小物釣り」というユーチューブチャンネルで毎年この時期になると乗っ込みヘラの動画が投稿されるので、いつかはやってみたいと思っていたが、春たなご釣りが一段落したので本日、実行に移したというワケだった。
昭和50年代に放映されていたNHKの釣り入門という番組で、司会の故・山内賢さんが佐賀平野のクリークはヘラの宝庫だと紹介されていたものだが、そんな宝庫の近くにいながら、実は今まで一度もクリークのヘラ釣りをしたことがない。ヘラ仕掛けでヘラブナを釣ったこと自体、かれこれ37年も前が最後。たまにはと言うにも程があるというものだ(笑)。
どこへ行こうかと迷ったが、昨年のこの時期に、それらしき魚の群が細流で産卵のためにぐるぐると泳ぎ回っていたのを思い出したので、その下流の広いクリークでやってみることにした。
使ったのは以下の通り:
竿:15尺硬中硬ヘラ竿
タナ:中層
ハリ:がまかつへら鮒スレ3号15センチと25センチ
エサ:マッシュ:いもグルテン:野釣りグルテン:水=25cc:25cc:1包:50cc
暖かく風もほとんどなくて釣りやすかったが、水深が思っていたよりもずっと浅く、1メートルもない。
果たしてヘラはいるのだろうかと思いながらも、エサ打ちを繰り返した。
すると、1時間ほど経った頃についに掛かった!
残念ながらギンブナだったが、魚がいることがわかって大いにやる気が出てきた。
その後はアタリが続き、もう一尾大きめのギンブナが釣れた後に、二段のツンアタリで掛けた魚は、それまでとは違ってなんだかキビキビとした強い引きだった。
ブルーギルかなとも思ったが、ひょっとして、と期待した通り、水面に顔を出したのは、待望のヘラだった!
ギンブナとはやはり全然顔つきが違う。可愛い!ふとカナダのムーンアイを思い出してしまった。
サイズは24センチぐらいだった
この後はギンブナ一尾、オイカワ一尾に終わり、2時間半ほどでエサがなくなったので納竿とした。
一尾とは言え、いることが確認できたことは大きい。これからも機会があるごとに自分だけのポイントを広げて行こうかな。
賑やかしてくれた外道達。ミドリガメとギルが来なかったのは意外でもあり、幸いでもあった。