この冬はギルの駆除ばかりしていたが、その際、あるスポットが偶然目に止まった。それは、県内の筑後川水系のクリークの一角だった。
そこは、深さ、規模、水の色、オダの存在から言って、バラタナゴがいそうな雰囲気があった。
そのことをふと思い出したので、今日は足を伸ばしてみた。
近づくと、オダの表層から何か二つの影が逃げて潜った。フナか、鯉か、はたまたミドリガメだろうか。とにかく生命反応が濃くて期待が持てた。
まずはオダの周りの岸寄りからチェックしていった。エサは自家製黄身練り。
アタリがないので、オダの中に進み、こんな穴になんとか入れてみた。
するとアタリ!
何度目かで上がってきたのは、期待通り、バラタナゴだった!
そこで、仕掛けを少し縮めてひなた二尺四寸用のシモリバランスに替えた。ハリはがまかつの極タナゴ。タナは中層。
なかなかアワせられなかったり、掛かってもオダに当たってバレてしまったりしたが、それでもポツリ . . . ポツリと上げていった。
最後に釣ったオス。今日一番色づいていたが、まだまだだった。
リリース直前の約2時間の釣果、14尾。同じ穴から釣れた。
外道はほとんど来ず、たまに来たのはモツゴと小鮒だった。
ヤリタナゴはすでにかなり色づいているので、もう赤みがさしているのではと思ったが、まだ早かったようだ。でも読みが当たってバラタナゴが専科で釣れたのが何より嬉しい。赤くなる頃また来ようかな。