【統合医療】オットー・ワールブルグの100%ガンになる仕組み | モンちゃんのブログ

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不耕起栽培の田んぼでお米を作りホタルを増やしたり、自然農法の畑で作物を作ってます。千葉県環境学習指導員の認定を受け環境の体験学習や講演等をしてます。環境社会検定保有し、省エネ生活を実践中!blogは主に医療・食料・環境を中心に、様々なジャンルで更新してます。

オットー・ワールブルグ《wiki》

オットー・ワールブルグ(独)の医師で、呼吸酵素の発見でノーベル生理学・医学賞を受賞している。
彼の研究テーマは 「ガン(悪性腫瘍)」はどのように発生するのであろう?と言うという研究で、
100%ガンになる仕組みが解明されました。
ガンは現在日本では死因の1位です。毎年30万人以上がガンで亡くなっているのです。
821人/日です。これは凄いことですよね。
さて、一般的にガンになると言われていること
1:タバコ
2:遺伝
3:ストレス
4:日光
5:化学物質
など色々ありますが、どれも100%ガンになることはありません。
オットー・ワールブルグは、100%ガンになることを発見しました


これが理解されると、『抗がん剤』の是非が理解されます。

最初にガン細胞をどう認識するかと言うと、
ガンは無制限に増殖をしてしまう細胞で自ら死にません。
これを代謝異常と言います。
何故なら、細胞の増殖には大量のATP(アデノシン三リン酸)が必要だからです。
ガン細胞は大量のATPをどこから取りこんでいるのでしょう?

この仕組みが解るとガン細胞の成り立ちが解るのです。

オットー・ワールブルグによって、ガン細胞では
「ミトコンドリアにおける酸化的リン酸化によるエネルギー産生が低下」、
「細胞質における嫌気性解糖系を介したエネルギー産生が増加」
ということが発見されました。
 

どう言うことかと言うと、新潟大学の安保先生は簡単な言葉で表しています。


安保先生はこの現象を
「細胞の先祖還り」と仰っています。

我々の先祖は古代の海で発生した単細胞であり、嫌気性細胞だった訳で、その状態は「ガン細胞と同じ」という論理です。

通常の細胞は
ミトコンドリアが細胞の奏(ソウ)で呼吸をしてエネルギーを生産しています。
我々が肺から吸いこんだ酸素は血液によって体内の細胞に運ばれ取りこまれ、ミトコンドリアによって糖や脂肪を燃やす燃料として使われています。
燃やす=糖などを分解して行く過程でエネルギーが発生する訳で、我々はそのエネルギーを利用して体温を保ち運動をしているのです。

Saibou2_2 《細胞の中のミトコンドリア》

オットー・ワールブルグは、ガン細胞の異常な増殖を解明するためには、エネルギー生成の反応系を研究しなければならないということから、呼吸酵素を発見しました。
それによってガン細胞の特徴が見えてきたのです。
1.ガン細胞ではグルコースから大量の乳酸を作っていること
2.ガン細胞は酸素が無い状態でもエネルギーを産生できること
3.ガン細胞は酸素が十分に存在する状態でも、酸素を使わない方法(嫌気性解糖系)でエネルギーを産生していると言うことを発見したのです。
これは「酸素を35%の濃度=酸欠状態にすれば必ずガンになると言うことを数々の実験で定義つけられました。
以上の通り、100%ガンにするには酸欠状態にすればいいのです。

たび重なる動物実験では、正常な動物にガンを発生させるためにガン細胞を植え付けたり、化学物質を注射して故意にガン細胞を作ろうとしても100%ガン細胞が出来なかったのですが、動物を入れた箱の中の酸素を徐々に抜いていくと全ての動物にガン細胞が発生することから解ったのです。

と言う事は、ガン細胞を防ぐにはこの逆をやることなんです。
それは
十分な酸素を細胞に供給しミトコンドリアが元気に働くようにすればいいのです。

正常細胞ではミトコンドリアは酸素を必要とします。
細胞に酸素を運ぶのは血液です。

血液が健康には重要なキーワードということは皆さんご存知だと思いますが、こういった意味も含まれているのです。
酸素を細胞に送ることで体温が上がります。
       ⇓
代謝が活発な状態になる
       ⇓
即ち、ミトコンドリアが活動している


ということなんです。


これは重要なキーワードです。


ガンは夜間に増殖します。この話はまた別な時にしますね。