♪るんるんるん♪

♪あしたは たのしいトラベルだ♪







あ~~ん、どのくつ下にしよぉ~~~~♪



パンツどれにしよぉ~~~~♪

ハンカチハンカチっと・・・。






いよいよ九州大会の出発日前日。

鹿児島での大会だったので、泊まりで行くことになっていた。





学年が違うと、一緒に修学旅行とか行けないので、

うっくんにとっては、月野君と一緒に行ける修学旅行気分だった。

親の目を盗んで


あんなことや~~~

こんなことや~~~~

めくるめく オトナ のせ・か・いドキドキ





「うっくん、ちゃんと準備したのぉ~~?

お母さん、どっちのコートがいいと思う?

こっち?それともこっち?」







そう、

そんなめくるめく世界は訪れない。


この大会、保護者同伴・・・。






移動のバスも、宿泊先も、ぜぇ~~んぶ親たちと一緒。(チッ)






「どっちでもいいんじゃない」

お母さんと旅行することもめったにないので、
こういう保護者同伴、嫌なわけじゃない。








だぁーけぇーどぉーーさぁーーー・・・




せっかくの月野君との修学旅行なのにぃ~~~
(うん、目的変わっちゃってるよね)


ちょっとはいい感じな時間も欲しかったのにぃ~~~



お母さんにバレると困るから、よそよそしくしなきゃじゃ~~~ん。












ってか、月野君、初めてうちのお母さん見るのかぁ~~~。



なんか自分の親見られるのって、恥ずかしいなぁ。



あ、そういえばうっくんも、月野君のお母さん、見たことないな。




ドキドキ。ドキドキ。。




「ふっ ふつつかものですが!!どうぞよろしくおねいします!!」




いやいや、嫁に行くわけじゃないんだからっ。




「はじめまして。いつも、光先輩にはお世話になってます。うっくんです」





う~~~ん、かたいな。








「おはようございます。よろしくお願いします」



の方が中学生らしくていいかしら。





得意のシミュレーションで猛特訓メラメラ




どんなお母さんなんだろぉ~~~。










・・・そしていよいよ当日・・・







「おはよーございまーす」


「おはよーございまーす」






みんな、ボチボチ集合してきた。






「あっらぁ~~~!うっくん。いつも光がお世話になってるんだってねぇ!


あ、光のお母さんよぉ~~~!


いやぁ~~~ん、噂通り、かわいらしい!!(身長が)


よろしくねぇ~~~~」








超ハイテンション。














突然の襲撃に唖然。








「は は、はじめまして。お世話になります。うっくんです」




「うっくんの母ですぅ。よろしくお願いしますぅ」










おっ!母同士のごたいめーーーーん!









「きれいな人ねぇ」




お母さんがうっくんに耳打ちした。








「う・・・ん、そだね」








初めて見る姑は(オイっ)




とてもきれいなお顔立ちだった。




細くて、スタイルがよくて、美人さん。










ん~~~、この親にしてこの子ありって感じだなぁ。






すると月野君が




「・・・お前・・・母ちゃんそっくりだな」







うっせぇ~~~~!




なに、その見下した感じ!










あー、そうですよ。





カエルの子はカエルなんですよぉ~~~~~~!!








電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと









あんたの母ちゃん、きれいだからってバカにすんじゃねーー!




こちとら、ブスでも一所懸命生きとるんじゃい!












「うっくん!おはよ!!今日はバス、一緒に座ろ!!」






「とよ先輩、おはようございますっ」










とよ先輩のお母さんも、さすがに美人だった。








カエルレベルを、イチイチ査定してしまううっくん。






なんだかブルーだなぁ・・・。








「はーい、じゃあみなさんそろったみたいなので出発しまぁ~す」





顧問の先生が言った。








とよ先輩とうっくん、通路を挟んだ反対側の斜め前に月野君とゆうくん。














バスが動き出して数分。






月野君の様子を見てみると・・・。












おぉぉ!寝ている!






美しい顔で寝ている!!










電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと









イケメンは寝ててもイケメンだな!!









嗚呼!月野君の席の背もたれになりたい!




電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと







どんだけでもよっかかっちゃって!!!














どんだけ飢えてるんだと呆れる妄想を繰り返していたうっくんの背後から、








あのテンションの高い美人が一言。










「うっくん、どうして光と一緒に座らないのぉ~?


遠慮しないで一緒に座ればいいのにぃ。。


うふふ、恥ずかしがっちゃってぇ~~~」








んん!!??Σ(゚д゚;)








今、なんと????












「母さん!」




っんもぉ~~~~~!っと怒った顔の月野君。










どういうことだ。




月野君のお母さん、もしやうっくんたちのこと、知ってる?










ってか・・・うちのお母さんの面食らった顔!!










ヤバしぃ~~~~~!




これはかなりヤバしぃ~~~~~~~!!










月野君が、片手をちょっとあげ、うっくんに”ごめん”って謝った。
















---途中のトイレ休憩---












一瞬、月野君とすれ違う機会があった






「さっきはごめん」




「お母さん知ってるの?」




「姉ちゃんたちだよ」






そう言って、月野君はバスに向かった。














姉ちゃんたち?




意味わからん。




姉ちゃんがどうしたって?












悶々としながら、うっくんもバスに乗り込んだ。














そして、目的地に到着。












生徒は先生と、保護者は保護者だけで、鹿児島の観光をすることになった。








ようやく、話せるチャンスが訪れた。












「さっきのことだけど・・・、どういう意味?」




「え?しならなかった?メバルの姉ちゃんと、うちの姉ちゃん、親友。」




「え゛」




「小学の時からずっとだよ。」




「姉ちゃんの同級生に月野って名字の人、いないよ?」




「メバルの姉ちゃんの1こ上。


小学からずっと部活が一緒だし、すげぇ仲いいみたいで・・・


たぶん、姉ちゃんが母さんに言ったんだと思うけど・・・」








「そうだったのかぁ・・・それにしても、ヤバいよ。


うちのお母さん、目が逝っちゃってたよ。


かなり逆鱗に触れちゃったみたいよ。


笑顔だけど、目が据わってたよ。」












そんな会話をしているそばから




「あらあら、やっぱり二人は仲良しなのねぇ~~~!手、繋いじゃいなさいよっ」














出ーーーーたーーーーーーー!!














観光地がかぶって、一緒になった保護者集団。






おそるべし月野母・・・








お願いです。もういじらないでください・・・。












っつーか、二人がつきあってること、誰にも言ってなかったのに。




ナイショにしてたのにぃ~~~・・・










なんか、先生までもうっくんたちの行動を見張ってるような眼になってるよ!










そんな、大人が心配してるようなこと、考えてませんって!

(あわよくばめくるめく世界 なんてww)












「みんなの目もあるし、あんまりしゃべんないようにしよう」




「うん」
















それからは距離を置いて、なるべく接触しないようにしていた。


















その日の夜・・・














「月野、うっくん、ちょっと」




先生から呼ばれた。
















「お前たちは・・・そのぉ・・・付き合ってるのか」






「・・・はい」




月野君が答えた。












「お前たちはまだ中学生だ。


保護者もいるんだし、他のメンバーもいる。


ちゃんと考えた行動をとるように」






「・・・はい」








しゅーーーーーーーーーん・・・












なんだかなぁ・・・






大人って、どうしてこう先走っていろんな想像をするんだろう・・・






先生、どう思っただろう・・・。






こんな大事な時期に恋にうつつをぬかしやがってって思ったかな。
















大会前だけど、帰りたい気分になっていた。












この顧問の先生は、うっくんが当時、もっとも信頼している大人だった。




うっくんの心のよりどころだった。








その先生から注意を受けたことにショックを受けていた。




信じてもらえなかったという気持ちもあった。












大会当日・・・




先生と目を合わすことができない。




月野君とも目を合わせることができない。








普通なら、緊張をほぐすために、




ギリギリまでみんなで楽しく会話をするのだが、




今日はなんとなく、会話に入りづらい。












案の定、うっくんのソロの出だしで大コケ。




目標としていた全国大会の切符は手にすることができなかった。












これで月野君との部活も、残るは春休みの定期演奏会のみ。




受験が終わるまではほとんど部活にも顔を出さない。










貴重な最後の時間が、こんな風にあっけなく終わってしまった。






もう、一刻も早く帰りたくなっていた。










これまで、お盆もお正月もなく、休日は早朝から夕方遅くまで、




ともに練習にあけくれた仲間たちに申し訳ないことをしてしまった。








いろんな恥ずかしさが込み上げていた。




先生に信用してもらえなかったなんて、間違ってた。




実際、大会で成績残すことへの執着なんてなくなってた。




浮かれちゃって、ふわふわしてた。


















早く帰って、大きな声で泣きたかった。


















帰りのバスの中




台風の目のような月野母が、とどめを刺した。








「も~~、私、うっくんのこと大好きなのよぉ。


うちのお姉ちゃんもうっくんはかわいいって、そりゃーもう気に入っててぇ。


早くお嫁に来てくれないかしらぁ?ねえ、うっくんのお母さん?」








「いやぁ~~、光君はもったいないですよぉ~~~。


他にもぉーーーーっと器量が良くて優秀な子がいっぱいいると思いますよ?


うちの子はまだまだ子どもですからぁ。お恥ずかしくてお嫁なんてとんでもないっ」








「そんなことないですよぉ。お嫁に来てくれたら、すっごく嬉しいのにぃ。


うっくん、いつでも来てね?優しくするから、ね?」






「うちの子は、まだまだ部活とかね、勉強とかやりたいことがたくさんあって、


恋愛どころじゃないんですって!そういうの、まったく興味ないみたいですからぁ」








電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと







「あら、そんなことないわよねぇ?うっくん。


だって、光とお付き合いしてるんでしょ?


うちのお姉ちゃんが言ってたわよ?


うっくんの話は常々、お姉ちゃんから聞いてたの。」






「・・・そんなわけないわよね?うっくん?」










「・・・・・・」














こわいぃ~~~~~~



こわいからぁ~~~~~



この母同士のバトル、超こわすぎるからぁ~~~~!

(月野母はまったくバトっている気はなさそうだったが)







うちのママン、目が笑ってないぃーーーーー



もう、かんべんしてぇ~~~~!!!







こんな地獄の数時間が過ぎ、


ようやく自宅に戻り、解放された。














おうちに帰ってからのお母さんは・・・
















無言!!






THE無言!!!















寝る前に、うっくんからお母さんに声をかけた








「お母さん、あれ、違うから。つきあってなんかないから。」




「ん?なんのこと?あぁ、月野君のこと?


お母さん、付き合って悪いなんて一言も言ってないわよ?」








もしや・・・





お許し!!??








「中学生の恋愛なんて、ママゴトなんだから。


したいならママゴトでもなんでもしなさいっ。


お母さんからあんたに言うことなんて何もないわよ。ニコニコ










きょわいっ!



おかあしゃん、きょわいっ!



その作り笑いがこわすぎる!!






今までお父さんが一番怖かったが・・・


ある意味、お母さんが一番怖いということに気付いた


14歳の冬。

お待たせしました!初恋シリーズです。



今日ももう終わろうとしているので、



早速、続きをどうぞ。







奇跡的に付き合いだしたうっくんと月野君だったが、

お父さん登場からというもの・・・

いつも10m離れて帰るようになってしまった。








・・・てか、この状況・・・






もはや後退してない!?











学年が違うから学校での接点は部活だけ。

でも、部活の時は、一応先輩後輩だから他人行儀にしていた。






目下のところ、”どうやってデートまでこぎつけるか”


このことばかりが頭をクルクルまわっていた。











・・・しょうがない・・・これっきゃない






電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと







「まる子」








ギックゥ~~~~~~!!!







「お父さんはお前を信じてるからな」













解説者1「おーーーーっと!ここで赤コーナーまる子、立ち上がれなーーーい!」



解説者2「勝負は見えましたね」






カンカンカーーーーーーン!!









青コーナー”お父さん”のKO勝ち!!







解説者1「どうですか~今の勝負!」




解説者2「えぇ、お父さんの作戦勝ちですね。敵の性格や弱点をよく知りつくしてい


るようですねぇ。研究に研究を重ねたんでしょう。」



解説者1「そのようですね。14年に渡る研究が今、実を結んだということですね?」





解説者2「そういうことになりますね。 えー、資料によれば、この赤コーナー”ま

る子”はですね~、普段は何事にも反抗的な態度が多いようなんですが、期待をかけ


られると裏切れないという、”TheA型”な責任感の強い性格の持ち主らしいんでです


ね。この相手のボディーブローが、思いのほか効いたということでしょう。」



解説者1「派手なストレート攻撃より、ボディーブローに弱いってことですね?」



解説者2「そういうことですね」








えぇえぇ、そうですよ!



解説者、あんたは正解!!







ってか、あんたたち突然どっから出てきたんだよっ。












ちょっと、世のお母さん、お父さん方?


この技ってね、反則なんですよ?





「信じてる」って言葉、







圧倒的な拘束力!
















裏切りそうになったときほど、ジワジワと効くボディブローなんですよ?



しかも、攻撃的な口げんかと違って、



何度も何度でも、裏切り行為の寸前になると蘇る痛さ!!















負けた・・・
















月野君とせっかく付き合えるようになったんだから、


一緒に帰りたいし、デートとかしてみたい!







・・・でも、お父さんを裏切ることもできない・・・





付き合う前より、月野君が遠い存在になってしまった。








それでも、お父さんを裏切るよりマシだと思った。



月野君には悪いけど・・・それがうっくんの答えだった。











・・・でも・・・









月野君はもう半年すると卒業してしまう。




高校生になったら、今よりもっと遠くになっちゃう。




やっぱりデートしたいよぉ~。













変装する・・・





電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと















人の目がない、遠い町に行ってみる・・・






電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと













思い切って交際を認めてもらう・・・






電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと













色々考えたが、いい考えがうかばず・・・




冬休みを迎えた。












うっくんたちは、秋にあった吹奏楽の大会で


予選を勝ち抜いていたため、


2月には九州大会を控えていた。








悩みながらも、冬休みは早朝から夕方遅くまで、



体育館に缶詰状態で練習する。









練習に明け暮れる毎日の中、

月野君にとうとう言ってしまった。










「練習も楽しいけど・・・どうにかならないもんかなぁ」



「ん?どうにかって?」



「えーー?そりゃぁ・・・付き合ってるんだからさぁ、もっと別に楽しみがあるって


いうかさぁ・・・」



「あー、ごめん・・・俺、大会のことと受験でいっぱいいっぱい」















ガーーーーーーーン!!!













穴掘っちゃっていいですか?











電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと














食事は、上から吊るして持ってきてね?



恥ずかしさで1カ月くらい、出れないんですけど!















だーーーよーーーねーーー!



そうですよねーーー。










そっか、世の3年生方は受験ですもんね!



そうだよね!



うっかりうっかり!!!



もう!うっくんとしたことが!!!




ほんっともう、自分のことばっかりなんだからっ






コノっ コノっ




















うわぁ~~~~ん!





何この一人相撲っぷり!



そうだよね?受験の邪魔になっちゃうもんね・・・












どうしてこう、学年の違いって大きいかな?



デートなんてほっといて、



一緒にお勉強しましょ♪








<とか、






どこの学校受験する?






とか、、





やったーーーーー!!一緒の学校行けるね!



とかね、共通の喜び・・・






一緒に味わえないもどかしさったら!!











「あ・・・」



月野君が口を開いた。






「もうすぐ正月だし・・・受験の合格祈願・・・一緒行く?」








行くよ!!


あたしゃどこまでもあんたに憑いていくさ!!

(↑もはやとり憑いちゃった!)






電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと













は!








どうしよう。



お父さん!!







うん、・・・どうにかなる!!





・・・かな?









こやつ裏切ったーーーー!















---もはや、裏切り行為には慣れてしまったうっくん---
















ってわけで、数日後の初デートに備え・・・





ぶちゅ~~~~~~









チューのシミュレーション!



当時はエロかったpopteenでちょっと下のお勉強。










えーーーー!!!


は、初めてのチューってレモン味なの!?







えっ・・・こ・・・こんな世界があったんですかっ!!





ドキドキ。。













・・・それから数日・・・





いよいよ初体験ドキドキ




いやいや、違う違うっ!




なんてハレンチな!







初デートがやってまいりました!!!










「おっ・・・おう。」




月野君が驚いたように手を挙げる。







「えへへ!うっくんってわかった?」


「い・・・いや?・・・こんな小学生の男子なんて知らねーとか思った。」









うっくんは、ショートにばっさり髪を切って変装。




電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと











「うっくんってわからなかった?」


「うん、すげぇー印象違ってびっくりした。」






よっし!大成功!!






って、それ全然うれしくない~~~~






だってさ?




少女マンガの展開なら、




「ごめ~~~ん待った?」


「いや、今来たとこっ。てか、誰かと思ったよ」


「え~~、変だったかなぁ?」


「いや、惚れなおしたよメバル!」








抱擁









ってね、これだよね!



「どこの小学生男子かと思った」って、




んなイメチェンいらねーーーー!








ってね、





ごめんね。


一緒に歩いて恥ずかしいよね、たぶん・・・。







でも、仕方ないよ。


デートするならこれくらいしないとね・・・。












そーいえば・・・





ちゅーっていつするんだろっ。


鼻と鼻がぶつかったりしないのかな。


息ってできるかな。










ってか?












なんか・・・





微妙に距離あるんですけどっ!(その距離約5m)









手をつなげよ!月野!!ガンバレ!

















そか、男の子同士って手、つなぐわけないじゃんっ











でもさぁ・・・




いちお、初デートなんだしっ!

初デートで神社っていうのもどうよって思うけど?












ってか、私服姿とか、初めて見たし!



あ!!!





そか、うっくんの私服も初めて見たってことかっ!


ヘタこいた!!!





あ~~~、もうちょいマシな変装あったよねぇ~~~!












色々ね、考えましたよ。


頭ん中、フル回転!!





マッハで回ってましたよ。








しかも?







会話という会話、一切なし!




しゃべれよ月野!



・・・あ、月野君はいつものことか。聞き役だもんね。












それから・・・


どこをどう歩いたのか・・・


わからない。



とりあえず・・・








うん、







何もなかった!!!がーん










手もつなげなかったぜコンチキショーー!







気づいたら、いつもバイバイしているところに戻ってきていて・・・




いつも通り、

「また明日~~!」

ってね、帰宅しちゃっていましたよ。










ほろ苦いデートデビュー。

14歳の冬。


みなさんこんにちは!


車の中で熱唱しすぎて
信号待ちで横になった人にギョギョッとされるうっくんです。





今日は笑っていいともに北川景子ちゃんが出てましたね。

かわいぃ~~~~!

あの顔に似合わない笑い方もイイ!(°∀°)b

山Pと結婚することになっても納得のかわいさですね。




山Pへ思いを馳せつつ・・・
続きをどうぞ。





一大事件、”月野君の愛の告白”から、


時をさかのぼること、約9カ月前。






イベント多き12月。




ふーちん玉砕の裏側では、こんな舞台があった。





あの日の下校時・・・


告白をされたのは、祐輔先輩だけではなかった。


祐輔先輩と一緒に帰っていた月野君にもファンが次々に押し寄せた。


「はい、順番じゅんばーん」



といった感じで、吹奏楽の同級女子や月野君の同級の女子あたりが、

我よ我よと告白ターーーイム!!




そして並んだ大木たちが、次々となぎ倒されていった!




・・・で、最後に現れたのがふーちんとさあちゃんの二人。

祐輔先輩と月野君にダブル告白していたわけ。




で、あえなく玉砕。




でも、あのふーちんだし、そのマブダチのさあちゃんだし、

簡単には引き下がらない!

さあちゃんなんて、2回目だし!!





ダメな理由は何なのかと、すごい責め立て・・・

祐輔先輩

「俺、好きな人いるし」

月野君

「俺も好きな人いるし」

って言っちゃった。





あの二人のことだから?



そう言われて黙ってるはずがない。






すかさずふーちんが


「誰!!」


責め立てる。




祐輔先輩

「ごとう(お姉ちゃんの仮名字)」

月野君

「ごとう(うっくんの仮名字)」







オーーーーーイ!パー



そりゃさ、たしかにどっちも ”ごとう” だけどさ!

そこ、ちゃんとわかるように言おうよ!

そりゃいじめにもあうね。


うん、間違いなく ”おもしろくなさ” 倍増。

タダイマ100%増量中♪
(↑うん、ようは2倍だよね)



って、そんなキャンペーンいらねーーー!





ってわけで・・・





月野君があの日

「俺のせい」って言った意味がようやくすべて紐解かれた。



・・・ってか?




月野君いつからうっくんのこと好きだったの!!






付き合いはじめてちょっと経った帰り道、

思わず聞いちゃった。




「月野君、うっくんのこと、いつから好きだったの?にひひ




「え~~~???・・・・はっきりわかんないけど・・・けっこう最初の方。」






って超赤面



うれすぃ~~~~~!!


うっくんやるときゃやるね!






・・・ってかさ、


じゃあさ、


早く言ってよ!
(↑彼女になったとたん強気w)





もう9月だよ。





あと半年したら、あなた卒業しちゃうわけ。



・・・なんてね、内心思ったら、急に寂しくなった。






「な~んだぁ・・・。ぢつはね・・・


うっくんも結構最初の方から好きだったんだぁ


勇気出して言えばよかったなぁ。


そしたらもっと早くからお互いの気持ち知れたのにね・・・」






見栄張っちゃった!



好きな期間の違いって・・・



なんかね、想いの重さが違う気がして・・・



しゃくにさわるから、

小学生の時から好きだったってのは、ナイショ☆








「いや、俺・・・うっくんは祐輔のこと好きなんだろうってずっと思ってたし・・・」


「え?じゃあ、うっくんが月野君好きって気づいたのいつ?」




「いや、思ってなかった。」








うへへへ。



なんかそれって、嬉しすぎるぅ~~~。




それでもいいから告白しようって思ってくれたってこと!?




あ~~~~ん、どうしよぉ~~~



ニヤニヤがとまんないよぉ~~~




マヌケな顔してるって、


気持ち悪いって、


「やっぱ告白したのナシ!」


とか言われちゃうよぉ~~!






・・・一人で浮かれて一人で焦っていたら・・・





「ハイ、手」

月野君が手を差し出す。



「ん?」

月野君は黙ってうっくんの手を取って歩き出した。


電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと







えぇ~~~~!!



なんか コ イ ビ ト みたぁ~~~~い!






んんっ??


なんかうっくん、急に色盲!?








世界が・・・







ピンク色~~~~~♪







ふわふわしながら歩いていると・・・





うっくんたちの歩くテンポに合わせて、


ゆっくりとベタづけする一台の車・・・






ナニ?



なんか気持ち悪い・・・



しかも・・・





なんか強烈に視線を感じるんですけど!!








電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと









はっ!!








電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと











電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと








お・・・・・・おと・・・




お父さん!!!






パッと手を離す。



パッと離れる。






・・・・・・・・・・・・あせる









無言で・・・

車は去って行った。







ヤバすぎる。



お父さん怖すぎる。






「学生の間は恋愛禁止!!」


常に言われている。






さ い あ く




お父さんメラメラしてたよ!


あの目は逝っちゃってたよ!


手なんか繋いでたから言い逃れできないよ!




どぉ~~~~しよぉ~~~~





「・・・もしかして・・・お父さんだった?」



コクン




「俺・・・会釈したけど・・・ちゃんと挨拶すればよかったかな?」







と ん で も な い








「あ・・・あのね・・・い、言ってなかったんだけど・・・


うち、恋愛禁止・・・お父さんも、お母さんも

これだけはすごい厳しくて・・・」


「今日・・・大丈夫?」


「・・・どうかな・・・」



気まずく、会話が弾まないまま、二人でトボトボと歩きだした。





うつむきながら歩くうっくんにイヤな予感





ゾクゾクっ




背中に悪寒を感じ・・・

ゆっくりと振り返ると・・・






電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと





お父さん!!!




別ルートから再度登場。




・・・そしてまた・・・


無言のまま走り去った。






怖すぎるよ!!!




そのへんのへなちょこストーカーよりしつこいよ!



ガクガクブルブル。。(((( ;°Д°))))








「離れて歩こっか。メバル前歩けよ。」






3度目もあるかもしれないと思ったら、そうするしかなかった。




10mくらい離れて歩きながら・・・

自宅の近くに来てしまった。




「じゃあね・・・」


バイバイした。






様子をうかがいながら、自宅に戻ったけど、

お父さんは案外普通で、あのことに関して触れなかった。





ほっとして、調子にのってしゃべっていた。








夕食が終わり、


二人になった時・・・



「まる子・・・お前はいつから不良になった。」




ふ・・・・・・





不良認定。




電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと