どもども。


みなさんおはこんばんちはパー






昨日のラストシーンを書きながら、顔があっつくメラメラなったうっくんだよべーっだ!


あれれ?みんなの顔も、ピンク色だゾ?ドキドキかわいいぞコノヤロー!

(うん、みんなにボコボコにされちゃってください)








青臭い青春、万歳!






ってわけで、今日はいよいよ最終話!!


あー、今まで長かったなぁ。あせる


こんなに長くなるとは・・・

最後までシリーズ楽しみにしてくださったみなさん、

ほんっとにありがとうございました。




ってブログ辞めんの? 的なノリであいさつしちゃいましたが、
んなこたありませんので。。






では、最後まで見届けてください。最終話





泣いても泣いても、涙って、出てくるもんなんだなぁ~~ダウン







号泣しながらも、冷静にそう思う自分がいた。












あれから、部活が終わって、おうちに帰って、

ずっとずっと泣いてしまった。








部活中、涙を必死におさえていた。

帰り道で待ち伏せすればよかったと、何度も後悔した。






お姉ちゃんとは同じ部屋なので、

”お姉ちゃんにはバレちゃうなぁ~”

って、心の遠くで思いながら号泣した。









「うっくん・・・元気だしなよ?」

「うん、だいじょぶ。もう、だいじょぶ。泣くだけないたら、スッキリしたよ」








元気なふりしても、後悔は消えなかった。

でも、半日、思いっきり泣いたら、もう涙は出なくなった。









それから間もなくしてうっくんは、15歳になった。







実は、別れの日から数日たったとき、

ユキさんを好きなのは、月野君ではなかったと知った。

陸上部の他の人が、ユキさんに派手な告白をしたらしい。
(結果は玉砕だったみたいだけど)




だけど、それを知ったところで、うっくんにはどうすることもできなかった。






2学期に入って、体育祭や文化祭の行事づくめで、

気がつけば秋が過ぎて、冬になろうとしていた。






色んな経験を重ねても、

去年の体育祭を思い出したり、

文化祭を思い出したり、

今、もう中学にはいない、彼の姿をずっと追っていた。






14歳のまま、時間が止まっているようだった。






うっくんは、吹奏楽を頑張ったので、

入試は推薦と決まっていた。


受験勉強に追われるわけでもなく、

ただ、時間の経過に身を委ねていた。






救いだったのは、

毎年恒例の、吹奏楽のコンテストを控えていたので、

学校の伝統を壊さないように、練習に打ちこめたことだった。










あれから、数回、

高校の陸上部が、うちの中学校のグラウンドに走りに来ていて、

部活中に、月野君を何度か見かけた。




廊下ですれ違ったことも、一度だけあった。

でも、お互い目を合わすことはなかった。






会いたい時は、何カ月も会えずにいたのに、

会いたくなくなったら、こんなところで再会するなんて・・・。






遠くで、すごいスピードで走っている月野君の姿を、

練習中の教室から眺めた。


そこに走っていたのは、知らない”男の人”だった。










そうこうしているうちに、


♪ジングルベール ジングルベール♪



みんなが浮足立つ季節になって、

クリスマスの計画を立てていた。




教室の、みんなの話を盗み聞き(?)して、

うっくんは、おととしのクリスマスのことを思い出していた。
(忘れちゃってるかもしれないけど、一応いじめられっこだったからね☆)










うっくんの片想いの期間は長かったけれど、考えてみたら、付き合ってからは短かった。






そういえば・・・



付き合い始めた時、

月野君が、うっくのことを前から好きだったって知って、

”なーんだ、もっと早く勇気を持って告白しとけばよかった”

って、そんなこと思ったっけ・・・。


と思い出した。













・・・・・・勇気かぁ・・・・・・





ふと、あの時の気持ちを思い出し、いてもたってもいられなくなって、


うっくんは、その日、クリスマスプレゼントを買いに走った。







お母さんには、とよ先輩にあげるクリスマスプレゼントだと言った。





そして、数か月ぶりに、月野君に手紙を書いた。




「クリスマスの日、ちょっとだけでいいから、会えませんか。」









次の日、お姉ちゃんから伝言で返事が返ってきた。


「うっくん、”夜7時頃に●●公園に。”だってよ?(ニヤニヤ)










こういうの、無視しないところが、なんとも彼らしい。


そういうところは、やっぱり月野君だ。





クリスマスに会ってくれるというだけで、うっくんは満足した。












うん、きっと大丈夫。




がんばれる。


















クリスマス当日。



約束の公園に時間よりも早く到着してしまった。









”早かったかなぁ~”って思いながら公園に近づくと、



公園の入り口から、


ブランコに腰かけている月野君の姿が目に入った。





もう、周りは真っ暗で、月野君は淡い街灯に照らされていた。







少しの間、遠くからその姿をみつめた。




彼は、ただブランコに腰かけて、

うつむき加減に、ぼーーーっとしているようだった。









今、何を思ってるの?



そこで、どんな気持ちでうっくんを待ってるの?










そんな風に思った。

















「おぅ・・・パー。久しぶり。」





「うん、お久しぶり。こんな日に呼び出しちゃってごめんね。」






「いや・・・。べつになんも予定ないし・・・いいよ。」














・・・しーーーーーーーーん・・・












「あのね!コレ。ハイ。大したものじゃないけど。」







「・・・え?」






「クリスマスプレゼント!」











「・・・え・・・・・・これって・・・?」





「うん!私、まだ月野君のコト、好きなんだ。(*^▽^*)」









「・・・・・・」






「ごめんね、すごい勝手だよね。あせる












「・・・・・・」








月野君は、うつむいていたけど、


すごく戸惑って、困った表情をしているのがわかった。










「やっぱり月野君が好き!(^∇^)


でも・・・もうやり直せない・・・んでしょ?」





「・・・・・・・・・」



月野君は、小さくうなずいた。






「・・・・・・また付き合うのは、考えられない。」









「いや、いいんだ。それはわかってたから。


普通、あんなこと言われたら嫌いになるよねあせる





「嫌いにはなってないよ。・・・ただ、俺なりにもう、整理つけたから。」







「そっか。そうだよね。うん。

自分でもバカだなって思うよ。



自分から別れようなんて言っておいて、今さらこれはないよね。




でもね、このまま引きずるの、いやだったんだ。


たぶん、もうだめだろうってわかっていたけど、でも言わなきゃって。


ちゃんと、”後悔してる”って言えない方が、後悔するって思ったし。」








「うん・・・」








「あの時は、月野君も色んな事必死だったのに、ごめんね。


自分のことばっかりで、あんなひどいこと言って。反省してます!





で、



忘れてください!にひひ












ハハハ・・・・・・忘れるって・・・(苦笑)










「ほんと、今日会いに来てくれただけで、嬉しかった!

今度、もし見かけても、気にしないでね。

もう、平気。踏ん切りついたから。

あの時のこと、謝ったら、結果がよくても悪くても、先に進める気がしたんだ!!

だから、伝えられてよかったって思ってるから。」








「うん。」












月野君は、一度も目を合せてくれなかった。














「じゃ!ほんと、今日はありがとう。」




「あ、コレ・・・」





「いい、もらって!!

部活の時にでも使ってね!

たいしたもんじゃないよ。ほんのお礼とごめんねの気持ち。

じゃ、バイバイ。」
















今度は、うっくんが、絶対に振り返らずに立ち去ろう。






うっくんは、速足で出口に向かった。










何メートル歩いただろう。




表の大通りに出る曲がり角だった。


















「うっくん!」






初めて下の名前で呼ばれた。








ドキっとした。








それが、こんな別れの時なんて・・・








(っつーか、なんだよ。突然恋人っぽくすんじゃねーよ。このスケコマシ!

そんな恋人チックに名前で!しかも呼び捨てで呼ばれちゃったら、

また気持ちが揺らいじゃうじゃんか!)









情けなくも動揺するうっくん。










「ありがとな」



「うん!」






「受験、頑張れよ」





「うん、推薦だし、ラクショー!!ヨユーでそっち行くよ!


ガッコで会っても無視しないでね」






「コンテスト、もうすぐだな。頑張れよ!」





「うん、だいじょぶ!去年より絶対いい成績残しちゃうもんね♪」










言いながら、笑顔で手をふった。










思わず名前を呼ばれた時、振り向いちゃったけど、後ろ向きなものじゃない。




”踏ん切りつけられたんだ”と、冷静に思えた。












初恋が本当に終わった。












まったく涙は出なかった。






とってもすっきりして、




笑顔で、色んな想いでに浸りながら、自宅までの道のりを歩いた。
















自宅に戻ると、うっくんの機嫌があまりにいいので、






「お!さては光とヨリ戻したな!?」




お姉ちゃんが案の定、飛びついてきた。










「違いますぅ~~~~」




「え、でも、今日会ってきたんでしょ?」




「うん!ちゃんとお別れしに行っただけだから。」




「は?わざわざ?クリスマスに?プレゼント持って?」




「後悔したってダメだって、

ちゃんと自分に言い聞かせたかっただけだから。

呼び出してるのに、プレゼントなしにクリスマスには会えないでしょ。


さすがに。




ま、クリスマスなんてただのきっかけ!

あのまま終わりたくなかっただけ。

ま、多少・・・・・・ほんのちょーーーーーっと期待はしてたけど。。(笑)」






「ふーーーーん。意味わからんけど、結局ダメやったってことね。」









オイ、姉よ・・・




・・・そんなストレートな・・・










「まっ!!次があるさ!頑張れ!」



「ん~~~、てか、学生の間は当分恋愛なんて無理でしょ。



しばらくはもう、コリゴリって感じ。お父さんとお母さん怖いし!」




「そんなこと言って、またすーぐ彼氏作ったりしてね♪」




「ナイナイナイ!まじでナイ!!うっくんは、勉学にまい進するのだ!!」




「あー、ハイハイ。家で勉強もしたことないやつがよく言うよねぇ。



そんな勉強したいなら、推薦じゃなくてちゃんと試験受ければいいでしょ。」




「推薦してくれるって言ってんだから、断るわけないじゃーん。もったいない。


楽ちんで入学できるなんて♪


あー、みんな今、必死に勉強してるんだねぇ。痛々しいよねぇ音譜




「推薦だって落ちるやつもいるんだぞぉ!受験を甘く見るな!」



うん、ナイ。それはナイ。うっくんが落ちるなら、誰が合格するのさっ!」



「あんた、同級生にボコボコにされろ!」






電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと















「ってか、ところで、今だから聞くけど、光とはどこまで”した”の?」





「はぁ?今聞くなよっ」





「いいじゃーん、教えてよぉ~~~~」





「っつーか、わかってる?フラれて帰ってきたんだよ?あんたの妹」




「だから聞いてるんだってぇ~。もう終わったんでしょ?いいじゃーん」









「何もありませんでしたよっ」



「キスくらいしたでしょうよ!」



「・・・・・・してない・・・」



「は?」






だーーーーかーーーーらーーーーー!


手を繋ぎました!

一緒に帰りました!

デート1回しました!

キスはできませんでした!」





「あははははは!!まじで言ってんの!!

あはははははは!

小学生の付き合いじゃないんだからさ!

あはははははは!!!!」








姉爆笑中






ってか、この姉!まじでコロすっ爆弾






「ってかさ、あんたたち、何も始まってなかったんだよ。
付き合うの、別れるの言っててもさ」



「っつーか、今日言わなくてもよくない?
今日、フラれて帰ってきたんだよ?あんたそれでも姉!?」


「ばーーーか!だから言うんじゃん!
あんたと光は、まだ何も始まってなかったってこと!
だから、よかったんじゃない?こうなってみて、”何もなかった”んだから!」




(むむむっ)






「あーーーーー!
キスくらいしとけばよかったぁ~~~~~!!!
おしいことした!」




「次の人としろ!」



「やだぁ~~~!月野君みたいなカッコイイ人かどうかわかんないじゃーーーん!

キスくらいしとけばよかったぁ~~~~~!

初チューの相手になりたかったぁ~~~~!

キスぅ~~~~!キスぅ~~~~!!!





「連呼すんなっ!気色悪いっ」





電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと








これは、アンハッピーエンドじゃないよ。

ハッピーエンドに向かう、必要な道のりなんだって、そう思う。






だから、うっくんの初恋は・・・
Yes!ハッピーエンド☆






・・・しかし、姉、コロすっ!!むかっ
「こ 今度 と 友達”と遊ぶ約束してるんだけどぉ~

おこづかいちょーだい♪エヘッ




電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと




「誰と?どこに?いいよ。(*^▽^*)待ち合わせの場所まで、お母さん車で乗せてってあげるからドキドキ





電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと






え゙っ。 いや、遊びに行くのに送り迎えなんていいよぉ~。」

「乗せてってあげるってぇ~ドキドキ イヤって言ってもお母さん、ついてくも~ん。」




電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと




「いや、悪いからいいってぇ。子どもじゃないんだから、自分で行けるよぉ~」
電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと




「乗りなさい。子どもじゃないから乗せてくのドキドキ




電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと








ま・・・負けた・・・。orz


春休みに入った。




月野君とデートしたいのは山々だったけれど、



うっくんのお父さん、お母さんのことは、何も解決していないわけで・・・

お父さんもお母さんも、目をギラギラさせて見張っている。


(お母さんが加わっただけに、もっとバリア強烈になったよねダウン







どうにかして、二人で会う約束をしたいのだけれど、

このバリアがかなり強固なもので、突破できずにいた。



うちの親は、子どもの素行を知るために、

お小遣い制ではなく、必要な時に、必要な分だけお金をあげるという方法をとっていた。



親の納得のいく説明ができれば、どんな金額でももらえたが、

「怪しい」と踏んだ時には、絶対にお小遣いをもらえなかった。


こんなことならへそくりしときゃーよかったよーーーガーン





カムバック!お年玉!






電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと





・・・って、






そのお年玉も、お母さんが管理していたうっくん名義の通帳に入れられて、



自由に遣うことは許されていなかったし・・・ダウン





だから、当然二人で会えることはなく、

吹奏楽部の一部のメンバーで、1、2度遊ぶ程度だった。
(しかも2時間とか・・・ありえんっ)




学校の校則も厳しく、保護者同伴でないと、

喫茶店などの飲食店に入ることを許されず、

カラオケやゲーセンなんてありえない話だった。




地域の大人の目も厳しいところだったので、


校則違反的な行動を目撃したら、すぐ学校にチクられるような町だった。




当然、遊ぶ場所もなく、



学校や、吹奏楽のメンバーの家に少しおじゃましてお話をする程度。



さらに、部活が今まで以上に忙しくなって、


月野君と遊ぶ時間がなくなってしまった。



考えてみると、親にびびって、電話をしたことは一度もなかった。



ヘタレうっくんには、何をすることもできず、

あっという間に春休みが終わって、

新学期がスタート。




基本的に小学、中学から同じような顔ぶれになる学校のため、

月野姉、うっくん姉と月野君は同じ高校。



新学期がスタートしてすぐ、お姉ちゃんがうっくんにこっそり話しかけてきた。




「ねえ、光とはどうなってんの?」


「え・・・全然連絡取ってない。」


「電話、無理なら手紙書いてみれば?私、なっちん(月野姉)に預けるよ?」


「やだよ。なんか恥ずかしいし。」


「いいじゃん、付き合ってるんでしょ?」


「いやだよ」


「なんで!書きなよ」






以下、同じやりとりを何度か繰り返し・・・。





「んーーーーーー・・・じゃ、書いてみようかなぁ」






なんでもないようなコトだったけれど、


部活や、勉強の近況報告を手紙に書いて、お姉ちゃんに預けた。





1週間経っても返事はなかった。






「うっくん、光から連絡あった?」




「なんもないっ(半ギレ)




「あー・・・たぶん、めっちゃきついんじゃないかな?」




「そうだよね、新しい環境だもんねっ。当然じゃん?」



「いや、そうでなくって・・・

アレ?知らないの? 今陸上部なんだよ?光。」




「はぁ~~~~~!?じゃあお姉ちゃんとおんなじ部活ってこと!?」




「う・・・ん。」




「なんで?なんで吹奏楽じゃないの?そんなの聞いてない!」




「う~~ん・・・光ね、陸上部の顧問に見込まれて、どうしても陸上部に入れってゴリ押しされてたみたいよ?


もともとスポーツ好きみたいだし・・・。才能あるって言われたら、試したくなるもんじゃない?」





お姉ちゃんの所属する陸上部は、朝練習が6時からで、


5時には送迎車が迎えに来るというハードな部活だった。






そして、県内ではけっこう強い。



「うっくんはさぁ、吹奏楽に入ってほしかっただろうけど・・・

うちの陸上部強いじゃん?あの監督にスカウトされたら、


やっぱ入りたいと思うと思うし・・・。

光は中学で陸上どころかスポーツやってないってだけで、


みんなの練習についていくの、必死なんだよ。


すごい頑張ってるみたいだし・・・。だから余裕ないんだと思うよ?」



「ふーーーん、そうなんだ。」



「ま、いいじゃん!返事なくても手紙で励ましてやんなよ。」






それからうっくんは、1週間に1・2回は手紙を書いた。





返事の来ない、一方通行な手紙。







しつこいって思ってるかな?




どうしてるかな?












会いたいよ・・・。




声ききたい・・・。




あの、きれいな手に触りたい・・・。




何もできないまま、時間だけが過ぎて行った。





高校が期末テスト準備期間に入った。






「やったーー!明日から朝練、やーすーみぃーーーー♪


ゆっくり学校に行けるよぉ~~~」










お姉ちゃん、めっちゃうれしそう。






ほよ?




朝練、ないですってーーーーー!?






「ねぇねぇ!朝補習もないの?」




「うん、たぶん、どの学年もないと思うよ。光に会うチャンスなんじゃない!?」




「だね!」






うっくんは、手紙を書いた。






「朝、何時頃、うっくんちの近く通りますか?」




返事は、次の日お姉ちゃんへの伝言で返ってきた。





よっしゃぁ~~~~!!



学校に登校する途中、何分間かだけでも話ができる!!





やっと・・・やっと会えるよ。


やっと・・・声が聞ける。






ありがとぉ~~お花たちっ


ありがとぉ~~鳥さんっ






電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと












そしてその日がやってきた。








うっくんは、その時間に、待ち合わせ場所で待っていた。





「よっパー





久しぶりに会った月野君は、


日に焼けて、さらに引きしまって、


なんだか、すごく大人っぽくなっていて、ドキッとした。








くぁっこいぃぃぃぃラブラブ!ドキドキドキドキドキドキ





でへ、でへ、でへへへへ。。




「お、 おはよっ」








「・・・・・・・・・・・・」




「・・・・・・・・・・・・」










「手紙、返事しなくてゴメン。」







「いいよぉ。だって忙しいんでしょ?


お姉ちゃんも言っていたよ?光はすごい頑張ってるって!」








「・・・まぁね、俺、中学3年間のブランクあるし。」







「ちょっとは慣れた?」







「ん~~・・・でも、勉強する余裕ないんだよね」




「そっか。でも月野君なら大丈夫だよっ。だって、モトが頭イイんだからさ。」




「いや、それはないパー。やっぱ高校はついていくのだけで精一杯だよ。

授業中、ねてるし。もう、すでに落ちこぼれあせる




「ふ~~ん、そんなもんなんだぁ・・・」






うっくんのお姉ちゃんは、高校でもずっと首席だったので、

中学で優秀だった月野君が勉強についていけないっていうのは意外だった。






そんなに高校って厳しいとこなんだ・・・。





うっくんの知らない世界がそこにはあるんだ・・・。






なんかすっごく寂しくなった。


ただいる場所が変わっただけだと思いたかったけど、その事実は ”それだけのこと” ではやっぱりない。






「あ、今からテスト勉強しなきゃいけないんでしょ?

先行っていいよ!頑張ってね。


うっくんは早く出すぎちゃったから、ゆっくり学校行くよ。」






「おう。・・・じゃあな」







月野君はやっぱり遠い。




うっくんの知らないことばかりになっちゃった。



走ってる月野君、見たことないし、


授業中居眠りしてる月野君も想像できない。




約3カ月ぶりに月野君に会って、



やっとわかった。








うっくんの知ってる月野君は、


やっぱり中学までの月野君でしかないんだってこと。






うっくんは、手紙を書くのを止めてしまった。


だってまるで浦島太郎のようなんだもんっ。





きっと、手紙が来ないことも気にも留めてないだろう。





なんとなくそう思った。




不安で押しつぶされそうになっていた。












それからまた、1カ月くらいした時、




お姉ちゃんが、気まずそうに、うっくんに聞いてきた。











「うっくん、光とはどうなってんの?」



「ん?一度会ったっきりだよ。」




「なんで手紙書かないの?もしかして、あのこと、知ってんの?」



「あのことって?」




「あっ汗。知らないならいいよあせる(あ~っ、しまった)



「何?」



「いや、知らない方がいいよ」




「だから何?」







以下、数回同じやりとりの繰り返し・・・。







「んーーーーーー・・・


実はさぁ・・・私の同級生にユキっていうめちゃめちゃ美人な子がいるんだけどね。





その子のファンクラブをね、陸上部の1年男子が作ってるって・・・。


陸上部の1年の男子みんなだから、


誰が本当にユキちゃんを好きで騒いでるのかは知らないんだけど・・・。





部活が終わった後、その子に会いに


みんなで体育館に行ったりしてるのは事実だよ。





私も体育館の前にいる光見たし。


同じ部活だし、ちょうど陸上部の部室の前でたむろってるから。





なっちんとユキちゃん、同じ部活だから、なっちんも気づいてるみたい。


光たちがやけに体育館に来てるって心配してたよ?」


















色んな不安の中に、その不安もあった。




新しい環境になって、好きな人ができてもおかしくない。











何も変化のないうっくんと違って、




今までとはまるっきり違う生活をしていて、




他中から来た人とも知り合うだろうし・・・











なんとなく、こういう日がくるんじゃないかって思っていた。




だから、驚かなかった。







だけどやっぱりショックだった・・・。






確かめなきゃ。



「お姉ちゃん、明日、部活何時から!?」


うっくんが初めて、能動的になった瞬間だった。




夏休みに入っていたので、部活の登校時間は遅かった。



次の日の朝、うっくんは月野君を待ち伏せした。






うっくんの存在に気付いた月野君は、とっても驚いていた。






「よぉパー。おはよ。・・・もしかして、俺待ってた?」




「・・・・・・」

「・・・??」



「あのさぁ、ユキって人のこと、好きなの?ファンクラブなんか作ってんだってね。」



一瞬、表情が固まった。






「いやっ、それは違・・・」


もういい!!!
違ってても、違ってなくても、
その答えがどうかなんて、もうどうでもいい!!!」


「聞けって!違うって!!!」


聞 か な い!!
聞きたくない!!

もう、自分ばっか背中追うの疲れたよ。

手紙、一度だって返事してくれなかったじゃん!!」



「手紙は!!・・・手紙はなちに預けたら、あいつ絶対読むから・・・!
母さんにもすぐ話すし!


「もういいってば!ユキさんを好きな人が本当は誰かなんて、関係ないよ。

うっくんばっか必死で!何も連絡くれなかった!それが月野君の答えだよ!!!」



「・・・・・・・・・」


「無理!!もう無理だよっ。今日はそれを言いに来たの。

最後だと思って待ち伏せしてたの!!」





「・・・ごめん・・・」

月野君はうつむいて立ち止まっていた。




「さよならっ!!!」



「・・・ごめん・・・」




月野君は、立ち去った。







”ごめん”なんて言葉が欲しかったわけじゃない。

前向きなこれからの言葉が欲しかっただけなのに・・・!!




小さくなっていく背中。


一度も振り向いてくれない背中。






くやしい。


”別れるなんて言うな”ってどうして引きとめてくれないの?


”努力するから”ってどうして言ってくれないの?




違うって言ったじゃん!


ユキさんのことは違うって!






「ごめんっていうな!
バカヤローーーー!!!!」



一度も振り向かず、どんどん、見えなくなる背中に叫んでいた。

(うん、なんだか中学生日記だね☆青春(うぅぅ。今なら恥ずかしさで死ねるっ))





うっくんは全部矛盾してる。

ユキさんのことは関係なく、もう無理だって言ったのは自分。

だけど、ユキさんのこと、最後までずっと否定して欲しかった。

勘違いだから、別れたくないって言ってほしかった。



一番恐れていた別れを、
選んでしまったのは自分。


本当は

徐々に、徐々にダメになっていくのが嫌だった。


それだけだ。


彼は、否定していたけど、
その言い訳も聞きたくなかった。


いや

聞くのが怖かった。



月野君から ”別れよう” って言われるのが怖かった。





今、その場をしのいでも、

この先もつらい恋がずっと続くんだと思った。

それがつらくて仕方がなかった。





うっくんが高校に入るまで、半年以上ある。

この不安に、とても耐えられそうになかった。




あこがれの人と、完全に消滅した状態で恋が終わることが何よりも怖かった。

完全に「どうでもいい人」になり下がってしまう前に別れたかった。





でも



別れた瞬間から後悔が押し寄せた。



ばかだ。



ばかなことをした。



彼がどんなに大きな存在か、自分が一番知っていたのに。


ちっぽけな自分のプライドのために、
必死になれなかった幼い恋。



あんなに、うっくんの支えになってくれて、
あんなに守ってくれた人なのに、
うっくんは彼を信じることができなかった。




”好きすぎた”なんて勝手な言い訳。

単純に、うっくんが幼稚だった。





そして、その幼稚さゆえに、彼を傷つけたんだ。



そして、彼の傷は、いつか消えてなくなるかもしれないけれど、
うっくんのこの傷は、ずっとずっと、癒えることはないだろう。



なんとなく、そう思った。






人生最大の失敗!


15歳寸前 夏の出来事。

えー、みなさんこんばんわパー




本日2つ目の投稿です。






長らく続きをお待たせしました。




もう前回までの話なんて忘れちゃったよ!って方もいらっちゃるかもしれませんね。










そんな方は・・・・・・








また一話から読んでねドキドキ


(うん、殴られちゃってべーっだ!☆)










んでは、続きをどうぞ。












※はじめての方へ


この話はテーマ「幼少時代のこと」の続きものですが、


こちらからでもOKです。→-序章-




☆あらすじ☆


小学時代は、ずっと何もかもが落ちこぼれだったうっくん。


5年生のときに、顔も知らない人をすき になった。


その男の子は月野君。中学の吹奏楽部 でうっくんの先輩に!


ライバルを蹴落とし(?)モテモテ月野君と晴れて付き合えることに!!


吹奏楽の大会に泊まりで鹿児島に行ったが、強烈キャラの月野母がみんなに秘密だっ


た二人の関係を暴露!


動揺したうっくんは、大会で大失敗し、落ち込んで帰宅した。




















あれから、心にぽっかり穴があいたように、




練習に身が入らない日々が続いた。






あの失敗は、他の誰のせいでもない。


うっくんのせいだ。






うっくんが、甘かったんだ。






月野君を巻き込んだのは、うっくん。








先生は、月野君に




「受験の一番大事な時でもあるんだぞ」




と言っていた。










うっくんは、自分のことしか考えてなかった。








月野君と話したい。




月野君とデートしたい。




月野君のそばにいたい。




月野君のイケメン・・・モトイ「笑顔」を見ていたい。










付き合っていたら当然だと思うことが




どうしてこうも難しいのだろうと歯がゆかった。












でも、それって自分の気持ちばっかりだ。












その自己中心的な考え方で、




月野君の足を引っ張っていたんだ。












もう、受験まで数日!










受験の合格が確定するまで、




私からは何もアクション起こさないわよっ!










うっくんは、そう心に誓っていた。














心を入れ替えて、勉強も部活も頑張ろうアップ




なんかやる気になってきたぞぉ~~~~~!!!








電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと















脱力して、定期演奏会に向けての練習も、




まったく実にならないような日々だったが、




「月野君に恥ずかしくないようにしなくては」




という想いが、うっくんを突き動かした。












一心不乱に、自分のことだけを考えた。








自分はどうあるべきなのか。





部活はどう取り組むべきなのか。










月野君とどうしたいかではなく、





自分が、どうありたいかを考えよう。










そんな風に自分磨きを開始。










ウエイトトレーニングのメニューを、自主的に2倍にし、




さらに、自宅に帰ってからも、同じメニューを必ずこなすことにしていた。




一日のトータルが、腹筋1200回、背筋1600回 その他トレーニング。










おかげで、ちっこいくせにソフトマッチョ。








電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと









そういう日々を送っていたら・・・
















あれまっ!!!
















今日はなんと卒業式!!














ねえ、そこのお姉さんがた、聞いてくださるぅ?




あたしの彼氏、卒業しちゃうんですって!




気づけば卒業ですって!!














あの苦い大会以来、ほとんど会ってなかったのよ?




会話なんてとんでもないのよ?




顔すら合わすことないほどだったのよ?










ほとんど会話もないまま卒業だって!










もはやこれって、いわゆる「自然消滅」ってやつじゃないかしら。









電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと









あ、やべっ 白目むいちゃった。













私の目指す道は間違っていたわ!










かいがいしく受験のお世話をして、










「メバル、やっぱお前がいないとダメだ!!

お前も俺の高校来いよ!俺、ずっと待ってるから!」






電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと







的な?












そんなの目指すべきだった?












なんか、








とんだマヌケ具合ね。




















卒業生の席が非常に遠かった。




もはや、月野君の姿はうっくんからは見えなかった。




今の、うっくんと月野君の距離そのものだ。


















卒業式が終わって、






門のところで在校生たちが、




好きな人に告白したり、ボタンもらったりしていた。




もちろん、月野君も例外なく。










うっくんは、それを遠くから眺めていた。









遠い存在。












もう、彼はすでに遠い存在だ。














なんだか、写真一緒に撮ったりしている月野君の同級生が羨ましい。




年齢が1つ違うというだけで、どうしてこうも遠いんだろう。




付き合わない方が、もっと近かった。












どうしてこんな風になっちゃったんだろう。












付き合う前は、普通に話せていたのに、




付き合ったとたんに、色んな障害がでてきた。
















今日カラコノ学校ニ、月野君ハイナインダ。










切ない気持もあったが、




どちらかというと空虚に近い。




何も考えられない状態になっていた。


















次の日の部活の時間。






春休みの定期演奏会に向けて、




卒業生たちも練習に参加。












なんだか、気まずかった。






なんとなく、ギクシャクしていた。
















会話は・・・








なかった。
















やっぱり・・・








自然消滅していたんだ・・・。














改めて、うっくんの中に、その現実が浸透してきた。




すーーーーーーっと、すんなり受け入れられた。


















数日後、定期演奏会が開かれた。




満員御礼。




大喝さいを浴びながら、最後のアンコール曲になった。








涙が、次々にこぼれてきた。




みんな泣いていた。






正直、うっくんのは色んな意味の涙だった。










これで本当に、月野君とのつながりはすべてなくなってしまう。




本当に、まったくの他人になってしまうんだ。




悲しくて、切なくて、




”みんなも泣いちゃってるから”と




みんなの涙に便乗して、




ドバドバ涙を流しながら演奏した。












そしてそのあと・・・




演奏会の打ち上げ会があった。










尊敬するとよ先輩の卒業も、とても寂しかった。




とよ先輩と話している時、










電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと











なんだか、こんなシーン、前にもあったような・・・








月野君が立っていた。












「・・・なにスネてんの?」







「・・・え?スネてなんかない・・・けど・・・。」







「これで、堂々と付き合ってるって言えるじゃん。

誰にも気ぃ遣わなくていいし!部活もやっと終わったし!」


















え・・・














え??








えーーーーーーーー!!!!












ナニナニこの展開!




てっきり終わったもんだと思っていたんですが!!!










そうですかっ、




そうなんですかっ。。






お嫁にもらってくれるんですか!!!

(話、飛躍しまくったね)
















天にも昇る気持ちとは、こんな感じだろう。












「高校、先行っとくぞ!」






そう言い残して、また他のメンバーのところへ行ってしまった。










この人は、




どんだけうっくんの心を振り回すんだろう。




どんだけ大きな存在なんだろう。




どんだけキュンっとさせるんだろう。










遠くで、みんなと騒いでいる月野君を見ながらそう思った。












思い起こせば、あの絵を見た瞬間から3年間、




うっくんの中にずっといた月野君。










必ず、同じ高校に行けるように、勉強も部活も頑張るから!





そしたら、また吹奏楽、一緒に頑張ろうね!!












なんだか、




この先には明るい未来が続いてるんだ!




そう思えた。