お待たせしました!初恋シリーズです。
今日ももう終わろうとしているので、
早速、続きをどうぞ。
奇跡的に付き合いだしたうっくんと月野君だったが、
お父さん登場からというもの・・・
いつも10m離れて帰るようになってしまった。
・・・てか、この状況・・・
もはや後退してない!?
学年が違うから学校での接点は部活だけ。
でも、部活の時は、一応先輩後輩だから他人行儀にしていた。
目下のところ、”どうやってデートまでこぎつけるか”
このことばかりが頭をクルクルまわっていた。
・・・しょうがない・・・これっきゃない

「まる子」
ギックゥ~~~~~~!!!
「お父さんはお前を信じてるからな」
解説者1「おーーーーっと!ここで赤コーナーまる子、立ち上がれなーーーい!」
解説者2「勝負は見えましたね」
カンカンカーーーーーーン!!
青コーナー”お父さん”のKO勝ち!!
解説者1「どうですか~今の勝負!」
解説者2「えぇ、お父さんの作戦勝ちですね。敵の性格や弱点をよく知りつくしてい
るようですねぇ。研究に研究を重ねたんでしょう。」
解説者1「そのようですね。14年に渡る研究が今、実を結んだということですね?」
解説者2「そういうことになりますね。 えー、資料によれば、この赤コーナー”ま
る子”はですね~、普段は何事にも反抗的な態度が多いようなんですが、期待をかけ
られると裏切れないという、”TheA型”な責任感の強い性格の持ち主らしいんでです
ね。この相手のボディーブローが、思いのほか効いたということでしょう。」
解説者1「派手なストレート攻撃より、ボディーブローに弱いってことですね?」
解説者2「そういうことですね」
えぇえぇ、そうですよ!
解説者、あんたは正解!!
ってか、あんたたち突然どっから出てきたんだよっ。
ちょっと、世のお母さん、お父さん方?
この技ってね、反則なんですよ?
「信じてる」って言葉、
圧倒的な拘束力!
裏切りそうになったときほど、ジワジワと効くボディブローなんですよ?
しかも、攻撃的な口げんかと違って、
何度も何度でも、裏切り行為の寸前になると蘇る痛さ!!
負けた・・・
月野君とせっかく付き合えるようになったんだから、
一緒に帰りたいし、デートとかしてみたい!
・・・でも、お父さんを裏切ることもできない・・・
付き合う前より、月野君が遠い存在になってしまった。
それでも、お父さんを裏切るよりマシだと思った。
月野君には悪いけど・・・それがうっくんの答えだった。
・・・でも・・・
月野君はもう半年すると卒業してしまう。
高校生になったら、今よりもっと遠くになっちゃう。
やっぱりデートしたいよぉ~。
変装する・・・

人の目がない、遠い町に行ってみる・・・

思い切って交際を認めてもらう・・・

色々考えたが、いい考えがうかばず・・・
冬休みを迎えた。
うっくんたちは、秋にあった吹奏楽の大会で
予選を勝ち抜いていたため、
2月には九州大会を控えていた。
悩みながらも、冬休みは早朝から夕方遅くまで、
体育館に缶詰状態で練習する。
練習に明け暮れる毎日の中、
月野君にとうとう言ってしまった。
「練習も楽しいけど・・・どうにかならないもんかなぁ」
「ん?どうにかって?」
「えーー?そりゃぁ・・・付き合ってるんだからさぁ、もっと別に楽しみがあるって
いうかさぁ・・・」
「あー、ごめん・・・俺、大会のことと受験でいっぱいいっぱい」
ガーーーーーーーン!!!
穴掘っちゃっていいですか?

食事は、上から吊るして持ってきてね?
恥ずかしさで1カ月くらい、出れないんですけど!
だーーーよーーーねーーー!
そうですよねーーー。
そっか、世の3年生方は受験ですもんね!
そうだよね!
うっかりうっかり!!!
もう!うっくんとしたことが!!!
ほんっともう、自分のことばっかりなんだからっ
コノっ コノっ
うわぁ~~~~ん!
何この一人相撲っぷり!
そうだよね?受験の邪魔になっちゃうもんね・・・
どうしてこう、学年の違いって大きいかな?
デートなんてほっといて、
一緒にお勉強しましょ♪
<とか、
どこの学校受験する?
とか、、
やったーーーーー!!一緒の学校行けるね!
とかね、共通の喜び・・・
一緒に味わえないもどかしさったら!!
「あ・・・」
月野君が口を開いた。
「もうすぐ正月だし・・・受験の合格祈願・・・一緒行く?」
行くよ!!
あたしゃどこまでもあんたに憑いていくさ!!
(↑もはやとり憑いちゃった!)

は!
どうしよう。
お父さん!!
うん、・・・どうにかなる!!
・・・かな?
こやつ裏切ったーーーー!
---もはや、裏切り行為には慣れてしまったうっくん---
ってわけで、数日後の初デートに備え・・・
ぶちゅ~~~~~~
チューのシミュレーション!
当時はエロかったpopteenでちょっと下のお勉強。
えーーーー!!!
は、初めてのチューってレモン味なの!?
えっ・・・こ・・・こんな世界があったんですかっ!!
ドキドキ。。
・・・それから数日・・・
いやいや、違う違うっ!
なんてハレンチな!
初デートがやってまいりました!!!
「おっ・・・おう。」
月野君が驚いたように手を挙げる。
「えへへ!うっくんってわかった?」
「い・・・いや?・・・こんな小学生の男子なんて知らねーとか思った。」
うっくんは、ショートにばっさり髪を切って変装。

「うっくんってわからなかった?」
「うん、すげぇー印象違ってびっくりした。」
よっし!大成功!!
って、それ全然うれしくない~~~~
だってさ?
少女マンガの展開なら、
「ごめ~~~ん待った?」
「いや、今来たとこっ。てか、誰かと思ったよ」
「え~~、変だったかなぁ?」
「いや、惚れなおしたよメバル!」
抱擁
ってね、これだよね!
「どこの小学生男子かと思った」って、
んなイメチェンいらねーーーー!
ってね、
ごめんね。
一緒に歩いて恥ずかしいよね、たぶん・・・。
でも、仕方ないよ。
デートするならこれくらいしないとね・・・。
そーいえば・・・
ちゅーっていつするんだろっ。
鼻と鼻がぶつかったりしないのかな。
息ってできるかな。
ってか?
なんか・・・
微妙に距離あるんですけどっ!(その距離約5m)
手をつなげよ!月野!!ガンバレ!
?
そか、男の子同士って手、つなぐわけないじゃんっ
でもさぁ・・・
いちお、初デートなんだしっ!
初デートで神社っていうのもどうよって思うけど?
ってか、私服姿とか、初めて見たし!
あ!!!
そか、うっくんの私服も初めて見たってことかっ!
ヘタこいた!!!
あ~~~、もうちょいマシな変装あったよねぇ~~~!
色々ね、考えましたよ。
頭ん中、フル回転!!
マッハで回ってましたよ。
しかも?
会話という会話、一切なし!
しゃべれよ月野!
・・・あ、月野君はいつものことか。聞き役だもんね。
それから・・・
どこをどう歩いたのか・・・
わからない。
とりあえず・・・
うん、
何もなかった!!!
手もつなげなかったぜコンチキショーー!
気づいたら、いつもバイバイしているところに戻ってきていて・・・
いつも通り、
「また明日~~!」
ってね、帰宅しちゃっていましたよ。
ほろ苦いデートデビュー。
14歳の冬。