
109シネマズ系で最近映画をご覧になった方は、いきなりの「姉弟」に驚いたんではないでしょうか?
性転換して姉になったラリー改めラナ・ウォシャウスキーとアンディ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァの三人の監督が『クラウドアトラス』を紹介していました。
ラナのインパクトが映画の宣伝に良い効果をもたらしたかどうかは・・・・・
さてこの作品、聞こえてくる情報は酷評。
全米でもこけてしまったと・・・
しかしこの作品がコケるとは!
私、物凄く気に入ってしまいました。
小説を読んでいるような気分になる映画体験でした。
6つの時代の6つの物語が交錯して進んでいく物語。
確かにユーザーフレンドリーではないかもしれません。
でも3時間近い上映時間に身を任せてしまえば、ジェットコースターライドで翻弄されます。
翻弄されるのがいい気分なのです。
各時代のキャラクターを演じる役者が、時代を超えていろんな役柄に挑み、その特殊メイクで本当に分からない人もいるくらいです。(エンドタイトルをお楽しみに)
小説は未読ですがおそらく一人の男の魂の輪廻の話だと思うのです。
そう、この作品のテーマは輪廻です。
映画はさらにそれを進めて、先ほど申したように、各役者が輪廻を表現します。
ある時代に悪だった者がある時代には善をなすものになり、
ある時代に悲惨な目にあった者は、やはり悲惨な目にあったり・・・
なんだか小難しい映画のようですが、各挿話がSFからポリティカルサスペンス、そしてコメディまで多彩に楽しめるようになっております。
私はウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングの共著『ディファレンス・エンジンズ』を読んだ後の事を思い出しました。
またまた激おすすめな映画でございます。

「DJANGO. the"D"is silent.」
タラちゃんの映画では、前作『イングロリアス・バスターズ』を大層気に入り、タラ映画ナンバ-1としてましたが、今作があっさりそれを更新しました。
往年の映画ファンは「ジャンゴ」という言葉を聞くと、身震いしてしまいます。
もう記号となってるのですね。
泥だらけの荒野。
棺桶を引きずる男・・・
血みどろの銃撃戦。
そんな映画的記憶をうまくくすぐるタラちゃん。
いつも「この人スキものやなぁ」って言う感想が、作品自体の感想より先に立ってしまうのです。
しかーし
『ジャンゴ:繋がれざる者』
勿論タラちゃん印の映画ではあるのですが、そんな事がどうでも良くなる面白さでした。
タラちゃんも成熟してきて、大人になったのですね。なんて傲慢な感想を抱いてしまいます。
だからここでは薀蓄は書かないでおきます。
でもフランコ・ネロさんのシーンは良かった!
観ていただきたいので、ネタバレもしないでおきます。
実際3時間近い作品なのですが。その体感は90分のいつか観たマカロニウェスタン。
サンテレビでやってたTVの映画劇場で観てたその感覚。
タラちゃん、この映画撮ってる時、すごい楽しかっただろうなぁ、そんな気配が画面から漂ってきます。
何が楽しいって。
銃撃戦ですよ
ありえないくらいの血糊!
なんたって悪いヤツは問答無用で(残酷に)ぶち殺す爽快感。
そして曲者な役者さんがこれまた楽しそうに演じてる。
(久々のドン・ジョンソン!)
劇場出た後はあなたもジャンゴになってます。
そしてCDショップでサントラ買って、「ジャンゴ~」って歌ってしまうことでしょう。
これまた激おすすめです。
PS
残念ながら棺桶は今回ないんです。
いかなご、大きくなってきましたが、まだまだ良く売れてます。
一体兵庫県あたりのお母さんたちはどれだけ「いかなごのくぎ煮」を作るのか・・・・

通り過ぎがたかったのが、このお店

日本酒でこれらを・・・・・
まぁ、ドライバーなんですけどね。

ずっと観たかったこの作品、
何と一番近所のシネコンにやってくれました。もちろん即拝見。
『フラッシュバック・メモリーズ3D』
ディジュリドゥというアボリジニが太古より使う、管楽器があります。
日本人ディジュリドゥ奏者GOMAさんは、ある日追突事故に遭い、脳を損傷、
記憶に障害が出ます。
昔のある時期の記憶がごっそり無くなり、
新しい記憶も残りづらい。
今、何してるのかも5分後には忘れてしまう・・・
事故後はディジュリドゥがなにかも分からない。
しかし音楽は体が覚えていた。
ドキュメンタリーです。
しかしそのGOMAさんの症状を興味本位に追っていくのではなく、
GOMAさんのスタジオライブを追う音楽映画でもあるのです。
普通なドキュメントなら、病気メインで、苦しい姿など描き、感動誘うみたいになるはずですが、
それはさらっと流し、
今のGOMAさんに焦点が当てられます。
GOMAさんは未来の自分に日記でエールを送ります。
書いたこと自体は忘れても、文字は残る。
初めて
3D映画であるべき映画を観たかもしれません。
記憶のレイヤーを3Dで表現。
これは観てもらわないと分かりません。
難病ものとも言えますが、ものすごく前向きなベクトルを持った映画です。
観終わった後、ものすごくすがすがしい気分になりましたよ。
ディジュリドゥの音色が頭から離れない!
激おすすめです。

大阪アジアン映画祭で、トーさんの新作
『毒戦/DRUG WAR』
ここの所、大阪アジアンで毎年恒例のトーさん新作は、ラブコメばかりだったので(傑作揃いでしたが)、
やっと漢の映画がやってきました。
これからご覧になられる方が多いので、ストーリーはちょっとだけで。
『毒戦/DRUG WAR』
ここの所、大阪アジアンで毎年恒例のトーさん新作は、ラブコメばかりだったので(傑作揃いでしたが)、
やっと漢の映画がやってきました。
これからご覧になられる方が多いので、ストーリーはちょっとだけで。
『道路をフラフラした運転で走るティンミンは、ついに町の店に激突する。
一方高速で麻薬を積んだバスを全員確保したのは潜入していたチャン警部。
麻薬を体内に飲み込んで運ぶ人々を連行した病院に、ティンミンも偶然搬送される。
一目見てティンミンを麻薬中毒と見破ったチャン警部は、彼を逮捕、しかしティンミンは一瞬のスキをついて逃走を図る。
しかしチャン警部に取り押さえられたティンミン。
中国では麻薬犯罪は死刑。
彼は死刑逃れのためにとんでもない情報を吐く。』
彼は死刑逃れのためにとんでもない情報を吐く。』
私の感想は「酷い」映画でした。
褒め言葉です。
お待ちかねの銃撃戦も「酷い」銃撃戦でした。
楽しみにしててください。
いつも同じこと言いますが、主演のルイス・クー、
また常人を逸脱した役柄。
この人は本当にこういうの良く似合います。
警部の役のスン・ホンレイの悪役顔もたまらんです。
紅一点のホアン・イー、
林雪ちゃんもちゃんと出てますよ。
【追記】
翌日はファン・ビンビンちゃん主演の『二重露光』のチケットをゲットしていたのだが、仕事終わらず断念。
残念。

『ダイハード』、その一作目はアクション映画の流れを変えてしまった映画の歴史のマイルストーン的な作品。
その後『4』まで製作されマクレーンのキャラを作り上げてきました。
そして『5』作目。
ストーリーを重視のこれまでから転向
『ダイハード』以前の爽快さのみを目指したアクション映画でした。
マクレーンというキャラは、巨大な事態で、その現場で培った「カン」で状況をただ一人把握、一部やはり現場の協力者とともに解決に導くというのが定例でしたが、今作のマクレーンは状況を理解できずに、反対に事態を悪化させて、身一つでぶつかるだけという。
なんだかけなしてばかりいつようですが
決して嫌いではありません。
そのアクションシーンの壮大さとハッタリ感はたまらんです。
ジョン・ムーアという「飛ぶ」ことにこだわった監督作品だけに、ヘリでのアクションシーンは素晴らしい。
本物のハインドの迫力!
今の日本ではちょっと身震いしてしまうラストの舞台。よくやったなと思います。
これはスピンオフの息子主演お話と考えて、次はJJ・エイブラムスあたりにリブートかけてもらいましょう。
『ダイハード:ロストデイ』
脚本:M・ナイト・シャマラン
『アンブレイカブル』と『ダイハード』がつながる!マクレーンはなぜ不死身なのか!ついに判明!
いかがでしょう?
観ようと思い立ったのが30分前。
昨日は1000円デー。
しかし最寄の劇場ではやっていず、三宮まで一駅。
ギリギリ劇場には着。
しかし『ダイハードラストデイ』のお客さんが多く、チケット買うのに一苦労。
なんとかかんとか、CM中に着席。
『ゼロ・ダーク・サーティ/ZERO DARK THIRTY』
アカデミー賞をさらった『ハートロッカー』の監督キャスリン・ビグロー姐さんの監督作品。
さて今回もヒリヒリするような作品でした。
実話ベースの話でありながら、ビグロー節は健在、骨太のエンターテインメントになってます。
ご存じのようにビンラディンを暗殺するまでの葛藤と実行のおはなし。
カタルシスなんて無いのです。
しかし『腐女子』要素強い姐さん。
兵士のシーンではその片鱗をちらっと見せてくれますよ。
『ハートロッカー』もそうだったんですが、今回の仕事への「矜持」の話でもあります。
日本映画の『マイバックページ』を何故か見ている間思い出しました。
ラストの主人公の涙は、マイバックページでの妻夫木君の涙と同じものでしょう。
自分の仕事を全うした後、
「これからどこへ行くのかわからなくなる」
「何でこんなとこまで来てしまったんだろう」
「自身の計画での犠牲」
今、自分がそういう感じだからそう感じてしまってしまうのかもしれませんが・・・・
とにかくエンタ―テインメントとして面白いです。
今年は『アルゴ』と並んで実話ベースの素晴らしいエンターテインメントがアカデミーで激突ですね。
音の設計も見事なんで、是非劇場でどうぞ。
SEALSの四ツ目のナイトヴィジョンが格好いい!
あれはワイドスクリーン的になるのかな?


