見下していたはずの現実が
僕を見下している
一気に二段飛び越えようとして
つまずいてこの有り様
あいないな希望
遊びたい欲望
不純な動機から
歩き始めた未来
学生時代の友人と
たまに会っては
愚痴言い合ったり
慰め合ったり
カラオケで熱唱したりして
できることを探って
居れる場所を探して
衝突を繰り返し
ちっぽけな悩みを
懸命に生きている
見下していたはずの現実が
僕を見下している
一気に二段飛び越えようとして
つまずいてこの有り様
あいないな希望
遊びたい欲望
不純な動機から
歩き始めた未来
学生時代の友人と
たまに会っては
愚痴言い合ったり
慰め合ったり
カラオケで熱唱したりして
できることを探って
居れる場所を探して
衝突を繰り返し
ちっぽけな悩みを
懸命に生きている
昨日見てしまった
君のひみつ
僕が知ったことを
君は知らない
誰にも言うまいと
心に誓ったから
このひみつはもう
僕のもの
すれ違う君への
あいさつがぎこちない
昨日までの僕で
いられなくなってる
やり切れなさが
心を暴く
言いたくて
こらえていたことが
互いの口から噴き出す
どちらかの記憶が尽きるまで
どちらかの涙が眼に溢れるまで
罵り合い
過去を裁き合って
争い終えた部屋に
虚しさは漂えど
出て行く宛もなく
同じ屋根の下
僕の悲劇を
神様は喜劇として見ているだろうか
世界中の声なき者の祈りを
神様は見落として るんじゃあるまいか
僕は主人公であり
誰かの敵役
そして大勢の人にとっての通行人
神様を唯一の観客にして
劇はひたすら進行していく
まぶたを幕のように開いて
ベッドでゆっくり閉じ終えるまで
僕は僕でいるだけだ
仲良く並んで歩く夫婦
珍しい楽器を弾いている老人
ジョギングしている中年
橋の下で寝転がる青年
花に触れる幼児とそれを見つめる親
同じ時間に人々は川べりに来て
それぞれの時間を味わっている
街や公園で見かけるよりも
生き生きとした表情で
過去は
記号となり
やがて暗号となって
僕らの前に謎として立ちふさがる
洞窟に書き忘れられた
古代人の落書きに
学者達は喜んで悩む
子どもの頃しでかした事を
大人になった今
説明することはできない
自分でさえ
謎になっていく
風のない時も
海は変わらず波を生み
砂地を透明に浸す
すっと触れては引っこめ
急 に激しくなったりして
波は浜とじゃれあっている
壁に立てかけられたサーフボード
明日もこんな波が
来ると疑わない
吹きはじめた風に
身をまかせて
波は気まぐれに今日を越える
死者は無言で語りかける
僕の妄想がそれを聞く
僕は死者に約束する
これからの生き方について
僕は何を祈るのか
冷たい墓石の目の前で
死者は何を望むのか
せっかくのお供え物にも手をつけず
僕は死者と向かい合う
一番言いたいことを言おうとするが
一番言いたいことだけが思い浮かばずに
ごまかして抱きしめることもできずに