昨日の悲しみが
今日の悲しみを出迎えて
ただぎゅっと抱きしめる
昨日作った論理が
今日の気分と言い争う
その末に
一つの体に同居する
心にはどんなものでも
入れてしまえるけど
心を通したものしか
入れられない
明日来る感情に
僕の過去は
どんなふうに語りかけるだろう
空の向こうに見えるのは
まだ僕の知らない
感情かもしれない
昨日の悲しみが
今日の悲しみを出迎えて
ただぎゅっと抱きしめる
昨日作った論理が
今日の気分と言い争う
その末に
一つの体に同居する
心にはどんなものでも
入れてしまえるけど
心を通したものしか
入れられない
明日来る感情に
僕の過去は
どんなふうに語りかけるだろう
空の向こうに見えるのは
まだ僕の知らない
感情かもしれない
波音も知らない
深い水の底でも
命は生きる
深い眠りの世界を
あてどなく漂う
流れのない時間
生や死は
その中をただ巡り
人にとって
耐えられないほどの
その静けさは
永遠に似てる
かつて僕らにも
あったのだろうか
情報が心だった時代が
時間のなかった時間が
一人の願いが
文明を開かせて
二人の願いが
一軒の家を建たせて
住民の願いが
立派な商業施設を作らせて
お金持ちの願いが
細長くビルを伸ばさせて
人々の願いが
見事に叶ったこの場所で
誰の願いでもないような
街が出来上がる
激しい雨の音を
耳障りだと思いながら
聞いていた
深い茂みを
邪魔くさく思いながら
歩いていた
どんな美しい世界も
一つの気分で
吹き飛んでしまう
そこに広がる世界を
生かすことの出来る
五感でありたい
僕の心は
この景色から
どれだけの感覚を
受け取っていけるだろう
言葉で届こうとしても
よけい離れていく間隔
電話越しが
すっかり板に付いた二人
言葉は距離を作る
私とあなたの間に広がるものに
否応なく気づかせる
傍にいないことが
言葉を受け止め方を
こんなに悲しくさせてしまうなんて
書かれていない
空白まで
含んでの詩
塗る場所の
間違いまで
含んでの絵
映ってしまった
風景まで
含んでの映画
受け取る側の
妄想まで
含んでの作品
作らなきゃよかった
その後悔は
作品に含まれない
何が立ち向かうことなのか
何が逃げることなのか
その意味も分からずに
戸惑いに閉じこもっていた
西へ向かおうが
東へ向かおうが
前を向かずには歩けない体
大切なものは
言葉や理屈が決めることじゃない
いつも心になる前の
景色が決める