毎日の詩 -41ページ目
流れきれずに
淀んでいると
これじゃまずいと
焦りが募る
あまりにあっさり
流れていると
このままでいいのかと
疑問が浮かぶ
心を置いても
体を置いても
僕は流れてはいけない
あなたの海に
その震えは
激しくも
優しくもなり
寄り添われているようで
導かれているような
僕の感情
少し硬くなった指先が
奏でてる
途切れがちの旋律
君の心に
伝わっているかな
僕の震えが
恥ずかしげに
歌いだした
ギターの震えが
同じ時間を過ごした
それだけの人を
愛しく思える
たまたま出逢ったことが
どうしてかけがえなく思えるのだろう
離れたくない
あなたに再び逢えることを
願い過ごす遥かな年月
それはもう日常の一部
他人に
こう思われてるかもしれない
自分になりきる
自分の中で
出来上がった
自分を壊せない
心は
心が思うほど
自由じゃない
僕がしたこと
されたことに
僕は作られて
否定にも
肯定されて
僕は生きてきた
天を突き
地に
迫り
無遠慮に
膨らむ
覆い雲
空に
命は
昇っていったのだと
雲の深みで
まだ
暮らしているのだと
子に話す時は
信じて
言える
サソリの毒も
傷を癒す薬草も
自然が生んだもの
僕から自然に生まれた
得体の知れない悩みへの薬も
きっとこの世界にある
原っぱの上に寝そべる
何も答えはないのに
悩みはふかふかの緑に和らぐ
批判すれば
偉くなったみたいに
悪口を言えば
正しい側になったみたいに
時代という名の
正義を振りかざす
勝者のための敗者を作り出す
僕らは未来をも
消費して使い古す
飽きる速さを
競っている
香りから始まった
恋ではないのに
共に過ごした時間の香りを
まだ皮膚は覚えている
思わず溢れ出たもの
長い年月が染みこませたもの
重なる時間が心地よかった
どちらともなく
包まれていた
思いやりの仕方から
すでに違っていた二人も
空気では
交わっていられた
混じり合っていられた
別の何かに
なれるような気がしていた
言葉だけの
意味なら分かる
君がその言葉を喋ることで
意味は分からなくなる
君の表情が
辞書に載らない意味をつけ
僕の心が
言葉にならないものを
受け入れる
言葉の意味を超えて
その後に残る
君とただ喋りたい気持ち
隣にいるだけで
感じる温もり
君から滲み出る
優しさが空気になって
隣にいなくても
思い出せる温もり
僕に滲んだ
君の声

