不老川の狭山市堀兼付近の工事の様子。左岸が形になってきた。
※この記事は、かつての筆者が開設していたサイト「東京西北部の送電鉄塔」に掲載していたものを再編集したものです。古い写真なので建て替えられた鉄塔もあるかも知れません。
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南狭山変電所
みなみさやまへんでんしょ
Minamisayama-hendensho substation
地図には南狭山変電所と記載されているが、正門の表札は「志木支社志木制御所狭山分室」。奥にある別の門にも表札が別に付いており、こちらに南狭山変電所と明記されている。(※この記事は09年に書かれているので、分社化され東京電力パワーグリッド社となる前のものである)
1次側に南狭山線 (275kV)、只見幹線 (電源開発 275kV) が、2次側に新座線 (275kV)、脇田線 (新座線に併設)、日高線 (南狭山線に併設)、水野線、東大和線(水野線に併設)、川越線(同)、膝折線(同) (以上66kV) が接続されている。狭山線も敷地内を通っているが、変電所には接続されていない。この変電所で最も目立つのは、何と言っても水野線の巨大矩形鉄塔だろう。高さでは新座線や南狭山線に負けるが、圧倒的な存在感はそれらを上回る。
石神井川の城北中央公園の調節池の工事が進んでいる。一旦地上に築かれた巨大なコンクリの調整池はほぼ地下に沈められたようだ(これをケーソン工法という。当時の様子はこちら)。現在は右岸に流入口を設けるの工事が行われている。
湿化味橋より下流側
流入口の工事。一枚岩のコンクリート護岸を壊すのは大変そう(もったいなくもある)。なお背後に城北公園の丘があって適度にカーブしており、ここが土堤防だったら素敵だなと考えるのは筆者だけではあるまい