打ち上げ花火 -26ページ目

打ち上げ花火

ド素人の花火写真・動画館。普段の身近な出来事も。
かつて筆者が運営していた「東京西北部の中小河川」
「東京西北部の送電鉄塔」の関連情報も掲載。

※この記事は、かつての筆者が開設していたサイト「東京西北部の送電鉄塔」に掲載していたものを再編集したものです。古い写真なので建て替えられた鉄塔もあるかも知れません。

 

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北多摩線(2/2)
きたたません
Kitatama-sen line
東電 154kV

 

前回の続き。

 

No.93
関東バス・南善福寺折り返し場の隣。これより練馬区。(09.10.18)

 

No.94
相変わらず住宅地内で撮影しにくい鉄塔が多い。(09.10.18)

 

吉武線 No.31-1
No.94と95の間にある。地下路線の上井草給水線を分岐。(09.10.18)

 

No.95
急病人発生。(09.10.18)

 

No.96
この辺りまで来ると角のない鉄塔は見られなくなる。(09.10.18)

 

No.97
わずかに残る畑の中。(09.10.18)

 

No.98
千川上水沿い。ここでも地下路線を分岐する。(09.10.18)

 

No.99
練馬区へ入ると徐々に開けてくる。(09.10.18)

 

No.100
青梅街道沿い。再び地下への分岐がある。(09.10.18)

 

No.101
しかしこんな状態でしか撮影できない鉄塔も。(09.10.18)

 

No.102
西武線の南側。(09.10.18)

 

No.103
西武線の北側。隣にある西武線変電所への分岐あり。(09.10.18)

 

No.104
石神井川沿い。(09.10.18)

 

No.105
高台へ上る。(09.10.18)

 

No.106
新青梅街道沿い。(09.10.18)

 

No.107
ここも住宅地の奥だが比較的開けている。(09.10.18)

 

No.108
腕が偏ったスマートな鋼管鉄塔。(09.10.18)

 

No.109
泉南変電所構内。配電用の小型変電所。(09.10.18)

 

No.110
待ってました、畑のある風景。さすがは東京の田舎こと練馬区だ。……そんな筆者も練馬の住人だが (笑)。(09.10.18)

 

No.111
旧早稲田通り沿い。(09.10.18)

 

No.112
これといった特徴のない鉄塔。(09.10.18)

 

No.113
白子川沿い。(09.10.18)

 

No.114
大泉井頭公園の近く。(09.10.18)

 

No.114と115の間でJRの境-蕨線と交差する。低い鉄塔で北多摩線の下を潜っている。(09.10.18)

 

No.115
大きな農家の裏。(09.10.18)

 

No.116
西武線の南側。No.117は欠番。(09.10.18)

 

吉武線 No.10
西武線の北側。No.116と118の間にある。西武線変電所への分岐。(09.10.18)

 

No.118
真横から。(09.10.18)

 

No.119
吉武線 No.8-1(右)
吉武線の低い鋼管1本型鉄塔がすぐ隣に立っている。(09.10.18)

 

西大泉変電所
吉武線No.8-1の下にある蔵作り風の建物は、実は変電所であった。(09.10.18)

 

No.120
農地の外れ。(09.10.18)

 

No.121
路地の奥まったところにある廃屋の脇。(09.10.18)

 

No.122
この手前で大泉堀と交差。(09.10.18)

 

No.123
大きく向きを変える。(09.10.18)

 

No.124
これより西東京市。広い原っぱの中、澄み渡る青空にこの線で最も高いスマートな鋼管鉄塔が映える。右から武練線が交差し、併設されていた吉武線は左へ独立する。(09.10.18)

 

No.125
武蔵野変電所構内。最終鉄塔。(09.10.18)

 

(了)

 

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としまえん閉園から半年。石神井川の北側は既に大半が更地になってしまった。全国的にも珍しいであろうジェットコースターの橋梁(20.8.30)。

※この記事は、かつての筆者が開設していたサイト「東京西北部の送電鉄塔」に掲載していたものを再編集したものです。古い写真なので建て替えられた鉄塔もあるかも知れません。

 

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北多摩線(1/2)
きたたません
Kitatama-sen line
東電 154kV

 

千歳変電所(世田谷区)と武蔵野変電所(西東京市)を結ぶ路線。住宅密集地の真っ只中を通っており、撮影困難な鉄塔が多い。下段に吉武線を併設しており、地下路線への分岐が多いのも特徴。

 

No.63-2
千歳変電所構内。この線はNo.63-2から始まる。変電所の反対側にある川世線がNo.63で終わっており連番になっていることから、両者は以前は1つの路線であったことが分かる。(09.5.9)

 

No.64
千歳変電所構内。中央道のすぐ脇に立つ。(09.5.9)

 

No.65
日本女子体育大学構内。(09.5.9)

 

No.66
これより三鷹市。(09.5.9)

 

No.67
中川 (烏山川の上流部) 遊歩道沿い。(09.5.9)

 

No.68
この付近は世田谷区と三鷹市が複雑に入り組んでいる。(09.5.9)

 

No.69
再び三鷹市。(09.5.9)

 

No.70
人見街道沿い。(09.5.9)

 

No.71
玉川上水を越えたところ。(09.5.9)

 

No.72
三鷹台変電所構内。配電用の小型変電所。(09.5.9)

 

No.73
やや高台へ上る。(09.5.9)

 

No.74
高井戸線と交差。これより2本角。(09.5.9)

 

No.75
京王線三鷹台駅近く。神田川と交差。これより杉並区。(09.5.9)

 

No.76
住宅密集地につき撮影が難しくなってくる。(09.5.9)

 

No.77
立教女学院近く。(09.5.9)

 

No.78
角がほとんどない鉄塔。(09.5.9)

 

No.79
これより武蔵野市。(09.5.9)

 

No.80
水道道路 (井の頭通り) の南側。(09.5.9)

 

No.81
水道道路の北側。(09.5.9)

 

No.82
吉祥寺の高級住宅地が並ぶ中を行く。(09.5.9)

 

No.83
五日市街道沿い。(09.5.9)

 

No.84
この先で中央本線と交差。(09.5.9)

 

No.85
中央本線の北側。No.86は欠番。(09.10.18)

 

No.87
撮影しにくい鉄塔が続く。No.88は欠番。(09.10.18)

 

No.89
No.90は欠番。(09.10.18)

 

No.91
女子大通り沿い。No.92は欠番。(09.10.18)

 

吉武線 No.34
下段の吉武線のみの鉄塔。No.91と93の間にある。かつてはここにNo.92が立っていたのだろうか。(09.10.18)

 

吉祥寺変電所
吉武線No.34の下にある配電用の小型変電所。他の変電所では余り見られない、壁のTEPCOマークがかっこよく決まってる(持ち株制に移行した際に送電は東京電力パワーグリッド社に移管されたため、このマークはもう見れない)。(09.10.18)

 

続く

 

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※この記事は、かつての筆者が開設していたサイト「東京西北部の送電鉄塔」に掲載していたものを再編集したものです。

 

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田無線
たなしせん
Tanashi-sen line
東電 66kV

 

久留米線から分かれる短い路線。17号以外は建て替えられたので現存しない。

 

久留米線 14
西武線久留米変電所内で久留米線から田無線が分岐する。手前へ向かっているのが田無線。(07.8.26)

 

17
田無線は17号から始まる。別の路線が地下へ分岐している。これが西武線変電所への給電線か? この先で落合川を渡る。(07.8.26)

 

No.18
旧田無線は腕金の先端はジャンパ線の受けになる鉄塔が続いていた。(07.8.26)

 

No.19
高さ21mの可愛い鉄塔。(07.8.26)

 

No.20
鉄塔の下は遊歩道になっている。この道は昔は線路(現ひばりが丘団地にあった中島飛行機(後の富士重工、現SUBARU)の軍需工場への専用鉄道)だったそうだ。(07.8.26)

 

No.21
東電では碍子が2重化されている鉄塔が多いが、旧田無線は1本。(07.8.26)

 

No.22
この先で立野川を渡る。(07.8.26)

 

No.23
切り通しの緩やかな上り坂を行く。(07.8.26)

 

No.24
(07.8.26)

 

No.25
(07.8.26)

 

No.26
(07.8.26)

 

No.27
遊歩道が終わると、田無線も地下に引き込まれて終わる。鉄構には西北原線とある。(07.8.26)

 

(了)

 

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いつもの撮影スポットは幕が張られ見えなくなってしまった。旧昆虫館近くの第1通用門のわずかな隙間から。

 

トリックメイズのあったところから。この辺りの木も青テープなので残されるようだ。

 

北側の春日神社近くより。左の廃墟もとしまえんの施設の一部だったのだろうか。きれいに帯状に区画が仕切られているが、水路跡なのかも知れない。

 

石川橋より。反対側の立体駐車場がここからも見えている。

 

正門。ここに立つと今にも開門しそうな気がしてならない。なお現地に貼られている予定表によると2月2日で遊戯物と建物の解体を完了するとのこと。全く手を付けていない石神井川の南側つまりプールは今後どうなるのだろうか。

※この記事は、かつての筆者が開設していたサイト「東京西北部の送電鉄塔」に掲載していたものを再編集したものです。古い写真なので建て替えられた鉄塔もあるかも知れません。

 

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久留米線
くるめせん
Kurume-sen line
東電  66kV

 

武蔵野変電所と久留米変電所を結ぶ短い路線。間もなく還暦を迎える古い鉄塔が多い。以前は4回線であった。

 

1
武蔵野変電所内。比較的近年建て替えられた模様。(07.8.26)

 

No.2
道路建設のため建て替えられており現存しない。(07.8.26)

 

移行作業の様子。右が新2号、解体中の鉄塔が旧鉄塔、左は移行用の仮鉄塔。(09.12.19)

 

No.3
住宅密集地をくねくねと曲がりながら行く。4回線時代の腕金が1つだけ残されている。(07.8.26)

 

No.4
ゴルフ練習場の中。(07.8.26)

 

No.5
畑の中。(07.8.26)

 

No.6
(07.8.26)

 

No.7
分岐があるが、線名は不明。未使用の腕金も3本とも残っている。(07.8.26)

 

No.8
(07.8.26)

 

No.9
(07.8.26)

 

No.10
(07.8.26)

 

11
建て替え済み。4回線用の台座は準備されている。(07.8.26)

 

No.12
(07.8.26)

 

No.13
落合川沿い。(07.8.26)

 

14
西武線久留米変電所内。建て替え済み。田無線が分かれる。西武線の変電所への給電線は見当たらない。(07.8.26)

 

No.15
最終鉄塔。この1基だけ鋼材が骨太でリベットがごつごつしており、なかなか迫力のある鉄塔だ。(07.8.26)

 

余りはっきりと写ってないが、4回線だった頃の様子。(01.7.22)

 

(了)

 

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キセノンランプの光った瞬間をかっこよく写すのって花火撮影より難しいんだよ(動画からの切り出しじゃない。16.12.23撮影)。

前回パソコンの話が出たので、データのバックアップについて。
皆さんはバックアップをちゃんと取っていますか? 何年にも渡って蓄積された写真や動画等のデータは財産であると思う。不意に消してしまったり、故障したり、ウイルスによるダメージなどで吹っ飛んでしまったら大変だ。データは常にバックアップを取っておきたい。

 

最近はNASやクラウドストレージに保存するのがトレンドのようだが、1人暮らしでPC1台の筆者にとってNASなんて大袈裟なものはいらないし、クラウドは料金も決して安くないし、それにセキュリティ面でもサーバ管理者から見られる可能性があるため精神衛生上よろしくない。それにうちの場合回線が遅いので、数100GB~1TB級となると事実上使えないサービスと言えよう。

 

そこで筆者は、内蔵HDDと同じ容量のHDDを用意し、外付けHDDケースに入れ、USBで接続してバックアップに用いている。パーティションは区切っておらず、全容量を1区画で使っている。特別なバックアップツールは必要ない。Windowsに標準で付いているxcopyコマンドで十分だ。

 

xcopyはコマンドラインプログラムなので、コマンドプロンプトを開く。Win-Rを押して、「cmd」と入力しEnterを押す。

 

コマンドプロンプトが開いたら、次のように入力する。

 

xcopy x:\ y:\ /s /e /h /c /d /y <enter>

 

ここで x: は普段利用のデータが入っているHDDのドライブ名、y: はバックアップ先の外付けHDDのドライブ名となる。次の \ はルートディレクトリを表す。つまりドライブ全体が対象という意味だ。その後ろの / に続いたスイッチの意味は以下の通りだ。

 

/s 空の場合を除いて、ディレクトリとサブディレクトリをコピーする
/e 空の場合も含めて、ディレクトリとサブディレクトリをコピーする
現在は /e と指定すると /s /e の両方を指定したことと同じ意味になるが、大昔、MS-DOS時代は上記2つは必ずペアで指定する必要があった

 

/h 隠しファイルやシステムファイルもコピーする

 

/c エラーが発生してもコピーを続ける

エラーが出たからとそこで中断してしまっては困る。この際エラーの出たファイルは無視して次のファイルへ進めということを指示する

 

/d コピー先に同じファイルが存在した場合、元のファイルが新しい場合のみコピーする
見逃しがちだが重要なスイッチ。馬鹿正直に全ファイルをコピーするのではなく、内容に変化のあったファイルのみをバックアップすればよい

 

/y 上書きの際に確認を求めない

毎回「上書きしますか?」というメッセージが出力されて中断するのを防ぐため

 

これでバックアップが開始される。コピーされたファイルの一覧が次々と画面に表示されてゆき、しばらくの後、プロンプトが出ればバックアップ完了だ。

 

バックアップが済んだら、外付けHDDの電源は落としておく。こうすれば不意に消してしまったり、ウイルス等の悪意のあるプログラムに破壊されたりとかも起こらないので安心だ。まぁ、建物自体が火事になったり、大地震で破壊されてしまったりしたらそれまでではあるが。

 

なお起動用SSDに関してはUSB回復ドライブを作成してあるが、不安定になったOSを修復して使うよりインストールし直した方が確実かも知れない。
 

PC自体は壊れても修理したり買い替えたりすればいい。だがデータは失われたら戻ってこないのだ。知人にも「バックアップ? 面倒だから取ってないよ」という人がいるが、そういう人は今一度バックアップの重要性を考えてみてはいかがだろうか。

しばらく使ってきたPCが力不足を感じるようになってきた。現在のシステムはi7-4790とH97マザー。普段ネットを見たりする分には全く問題ないが、4K動画の編集やエンコードはさすがに重くて苦労する。特にエンコードはYoutube用4K30p15分のもので1時間以上掛かり、CPUクーラーのファンがウーウー唸り、温度も90℃近くまで上がって喘いでいるような状態。6年も使ってきたことだし、そろそろ組み替えに踏み切ることになった。

 

昨年の今頃は新しい動画用カメラが欲しい、ソニーα6600辺りがいいぞ、などと思っていたが、新型コロナで花火大会がほとんど中止になってしまい、カメラどころではなくなってしまった。今回はその予算をPCに回すことにした。

 

ずっとインテル派だったのだが、今回はインテルCPU以上の性能で話題のAMD Ryzenで組むことにした。ちょうど新しいZen3アーキテクチャのRyzen 5000シリーズが11月に発売されたところなので、それを狙う。筆者は1度組んだら長く使うタイプなので、なるべく高性能なCPUで組む。今回のRyzen 5000シリーズのラインナップを見てみると……

 

5600X(6C12T)  約4万円
5800X(8C16T)  約6万円
5900X(12C24T) 約7万円
5950X(16C32T) 約11万円

 

となっている。いくら高性能とはいえ、10万円以上する5950Xは論外。筆者の使い方なら8C16Tの5800X辺りでよさそうな気がするが、後1万円足せば4コア多い5900Xが手に入る。微妙な価格設定だ。もし5900Xが8万円台だったら迷わず5800Xを選んでいただろう。

 

しかし5000シリーズはまだ弾数が少ないらしく、どの店頭や通販も争奪戦状態。1番人気はやはり5900Xであった。筆者はたまたま入荷したばかりの某ショップの通販コーナーから偶然にも手に入れることができた。

 

他に必要なものはマザーボード、メモリ、CPUクーラー。マザーボードはチップセットの違いによりX570とB550のものがある。前者は拡張性、後者は1年後に登場した新しい設計が売り。ずっとASUS社のマザーを使っていたので、今回もASUSのTUF GAMING X570-PLUSにした。ゲームするわけじゃないが、口コミの評価もそこそこよく安かったので(笑)。Ryzen 5000シリーズを載せるには対応したBIOSが必要だが、筆者が通販を依頼したショップでは既に新BIOSに書き換え済みで出荷とのことで助かる。

 

メモリは最も安かったADATA社のもの。32GBx2枚組。今まで16GBだったのでいきなり64GBはオーバースペックかなと思ったけど、来年にはDDR5が発売されるので、枯れたDDR4は今が底値に近いだろうと思い64GBにした。25,000円ほど。

 

CPUクーラーはサイズ社の大手裏剣参。トップフロー型。最近はサイドフローの大型クーラーが流行っているようだが、筆者の使っている筐体(メーカーPC流用)はミニタワーなものの外寸幅170mmで、マザーボードから天板までのクリアランスは150mm程度しかなく、背の高いクーラーが入らないため、トップフロー型にした。AMDではRyzen 5000シリーズは簡易水冷を推奨とのことなので、これで冷えるかどうか心配ではある。グリスも熱伝導性の高いダイヤモンドグリスを購入した。

 

電源も3年近く使っているので買い替え。狭い筐体なのでプラグイン型の650Wのもの。さらにファンも2個新調した。オーストリアnoctua社製のファン。1つは静圧重視でCPUクーラー向けのもの、もう1つは風量の多い筐体用のもの。

 

SSD、HDD、グラボは今まで使っていたものを流用する(システム M.2 SSD 250GB、データ 8TB HDD、グラボ GeForce RTX 2070super)。

 

今回購入したもの。CPU Ryzen 9 5900X、マザーボード TUF GAMING X570-PLUS、メモリDDR4-3200 64GB、CPUクーラー 大手裏剣参、グリス ナノダイヤモンドグリスDX1、電源 玄人志向650Wプラグインタイプ、ファン noctua社の120mm2個(CPU用NF-F12、筐体用NF-A12x25)

 

まずストレージ類を外し、旧マザーを取り外す。しばらく手入れしてないからホコリが多い。掃除機で吸い取る。Pentium 4時代の古い筐体なので、排気用6cmファンが2個付いているのみ。さすがに心許ないので、13年前にCore 2 Quad Q6600化した時にサイドパネルに穴を開けてCPUの真上辺りに吸気用12cmファンを付くように改造した。NF-A12x25はここに取り付ける。

 

空になった筐体。左に立てかけてあるのはサイドパネル。増設したファンが見える。ハンドドリルでゴリゴリとやったので、いい加減な汚らしい穴の開け方だ(笑)。

 

マザーボードの準備。まずCPUクーラー用のリテンションを付け替える。最初から装備されていたものを外し、CPUクーラー付属の金具に交換する。次にCPU。インテルはかなり前からLGAと言ってマザー側にピンがあるタイプだが、AMDは未だにCPU側にピンのある昔ながらのソケットだ。レバーを起こしてCPUを向きを正しくセットし、レバーを閉める。続いてCPU表面にグリスを塗る。塗り方にもいろいろあるそうだ。中央にボットン(笑)や全体に塗り広げたり、×マーク状に塗るのがいいなどなど。

 

クーラー用リテンションをクーラー付属の金具と交換し、CPUをセットし、グリスを塗る。この後×マーク状に伸ばした(ボロボロ座布団で失礼(笑))

 

グリスを塗ったらCPUクーラーを金具にセットする。CPUクーラーの底には保護用ビニールシートが貼ってあるので忘れずに取り除く。このクーラーは左右のばねの入ったネジでテンションを掛けて固定するタイプ。左右少しずつ閉めながら微調整する。ファンは薄型のものが付属していたが、noctuaのNF-F12に交換した。ファンの電源をマザーに差すのを忘れないように。

 

次にメモリを装着する。取り説に従い、2枚のメモリを同じ色のソケットに取り付ける。ここまで済んだらマザーへ取り付ける。

 

CPUクーラー、メモリセット完了

 

筐体に取り付けたら、各種配線をつないでいく。グラボが結構大きい。電源やストレージのケーブルを繋いでいるうちにたちまち息苦しくなってしまう。正面の通気口のところにやや余裕があるので、ここにもファンを取り付ける。余り物の12cmのもの。元々ファンの付くところではなくネジ穴はないので、瞬間接着剤で貼り合わせる(笑)。

 

組み上がった筐体。左下に糊付けしたファン。その上にUSBコネクタが転がっているが、フロントパネル用のもの。USB1.1時代のものなので放置。代わり3.5インチベイにUSB3コネクタを増設してある。

 

一通り組み上がったら通電してみる。BIOS画面が表示された。とりあえず正常動作している。

 

BIOSの起動画面が出た

 

ここからはソフトウェアの整備。今まで使っていたSSDからWindowsがそのまま立ち上げることもできるようだが、今回は安全のためクリーンインストールすることにした。前もってWindows 10インストール用USBを用意しておいた。

 

筆者のWindowsは7から無料アップデートしたものなので、ライセンスが通るか心配だ。ネットで調べると7からアップデートした場合、7時代のライセンスキーを入れれば通るとのことなので、早速試してみる。設定→更新とセキュリティ→ライセンス認証と進み、「プロダクトキーの更新」を選んで、7のライセンスキーを入れてみた。

 

認証成功

 

うまく行った。やはり7時代のライセンスは今も生きていたのだ。ちなみに筆者は常にローカルアカウントで使っている。OneDriveとかWindowsストアなど使うつもりないし、セキュリティ面からしてもMicrosoftアカウントなど必要なければ使わない方がいいに決まってる。

 

これが終わったら後は環境の整備と市販ソフトのインストールし直し。何とか昨年のうちに元の環境を取り戻すことができた。

 

気になるCPU温度だが、普段は28~30℃前後、動画エンコード時も最高75~78℃程度に収まっている。i7-4790の時は90℃を超えることも多かっただけに、エアフローの余りよくない狭い筐体でトップフローの小さなクーラーでも意外と冷えるじゃないかというのが第一印象。何よりこれまで1時間以上掛かっていた4K30p15分の動画を10分掛からずにエンコードしてしまったのには感心した。

 

改めてBIOSを調べてみると、8月14日リリースの2607というバージョンだった。Ryzen 5000シリーズが発表される前のものだが、メーカーには先に情報が行っていたのだろう(調べたところ、Ryzen 5000シリーズに対応していないBIOSだと全く立ち上がりもしないらしい)。

 

メーカーサイトを見たところ、新しいBIOSが出ているので更新しておくことにした。現在の最新BIOSは12月4日リリースの3001。USBメモリに記録し、BIOSからASUS EZ Flash 3ユーティリティを呼び出す。操作は簡単、BIOSファイルの入った場所を選んでOKするだけ。最近のBIOSはファイルシステムまで読めるのかと感心してしまう。現在のBIOSにはUEFIと呼ばれるOSとの橋渡し機能もあるので、Windowsのファイルのアクセス程度は容易いことなのだろう。しばらくの後、更新が無事終わった。

 

BIOS更新中

 

BIOSを更新するとなぜかWindowsのフォントも元に戻ってしまった。筆者は標準のフォントYu Gothic UIは大っ嫌いなので、再びXPと同じMS UI Gothicに変更する。

 

どうでもいいことだが、最近のPCパーツはやたら光るものが多い。ファンやグラボ、それに今回組んだTUF GAMING X570-PLUSはマザーそのものが光る。うちのは窓のない筐体だから何も見えないんだけどね。

 

なお、筆者はオーバークロックには興味のない定格安定派なので、Ryzen Masterなどのツールは入れていない。

 

今回の一新でひっそりと消えたのがWindows 7。最近のCPU(Core i 7世代以降、Ryzen全シリーズ)は7には対応していないのでインストールすらできない。筆者は懐かしの16ビットDOSプログラムを実行したくなることがあるので、VMwareでXPを入れてある。7も使いたくなったら仮想環境行きか(仮想86モードの使えないx64だし、まず必要ないだろうが)。

 

フロントパネル。元はNECの市販PC。Pentium 4からRyzenまでいろんなシールが貼ってある。横を向いているシールがあるのは、一時期横置きでデスクトップ型として使っていたため。