本日は第51回全日本バトントワーリング選手権 関東支部大会の決勝でした。
調さん、ダンストワールのU-18部門に出場し、ドロップは多かったものの何とか1位で全国大会への推薦をいただきました~♪
https://kanto-baton.org/app/wp/wp-content/uploads/2026/02/a5239f2ef1052a015cd005138201d86e.pdf
大学受験の真っ最中なのですが、国内U-18での最後の年ですので、何とかこの種目だけでも出場したい、と思っていた様です。
練習も、時々家の前でバトンを回していたのと、本格的には直前の5-6回のみ。。
ま、それにしては良く踊れていました。
クラブのシニアメンバーさんの中には、仕事をしながら練習時間も短い中で結果を出されている方々が何人もおられます。
調さんの練習も同じ様に量より質へ切り替えて行かないと、たっぷり時間が取れる環境ではなくなってきている様に思います。
全国大会は3/28(土)、29(日)
Asueアリーナ大阪 (大阪市中央体育館)です!
さて、本題。
DiMarzioのビンテージPAF 改造PU修理の続きです。
前回は、アジャスト側のコイルを巻き直して修理したところまででしたね。
次に元スラッグ側をメンテして行きます。
「元」と言うのは、今はHEXポールピースが取り付けられていますので、アジャスト側と見分けがつかないからです。
修理したアジャスト側のコイルを元通りに組付けて、元スラッグ側を取外します。
そうそう、ここまでのブログで書いていませんでしたが、このPUにはマグネット横のスペーサーがありません。
GibsonのPUだと木のスペーサーが入っていますよね。
AIさんに聞いてみると、DiMarzioはここにスペーサーが無いのが特徴とのこと。
さて、元スラッグ側ですが、こちらも導通がありません。。
外周の黒布テープを剥がします。
そして、コイルの巻き始め側と思われる先端が出て来ました。
コイルの巻き始め側に接続される赤リード線は、ここで切れています。
黒布テープを全て剥がすと、コイルの巻き終わり側に接続される白リード線も切れていました。
コイルの巻き終わりを押さているクリーム色の樹脂テープを剥がすと、そこにコイルの巻き終わりの端がありました。
しかし、そこだけでなく他にもコイル端が出ている部分が・・・
内部でも断線しているようです。
黒布テープもクリーム色の樹脂テープも粘着剤が劣化してベタベタとなり、コイル側に付着しています。
ボビンの両端はコイルを巻く時の力で上下に若干開いています。
これは、多くのボビンで起こる症状ですが、度合いを把握してコイルを巻く際にテンションを掛け過ぎないようにしなければなりません。
コイルの外周のベタベタをアルコールである程度拭き取り、コイル解き機にSETし、断線部を探しながらコイルを解いて行きます。
が、初期の写真を撮り忘れ。。
表層でコイルの断線端が出ていましたが、コイルがかなり弱っていて、コイルを解く力で次々に切れてしまいました。
1000ターン解いたところ。
後ろに紙筒のボビンがありますが、この時点で23回切れ。
余りにも短いものは後ろの白い紙の上にあります。
推測となりますが、黒布テープの粘着剤が劣化したものがコイルに付着し、これがコイル表面のエナメルコーティングを劣化させ、結果として内部の銅線も腐食して切れやすくなっているのではないかと思われます。
そんなこんなで、ろくに上手くコイルが解けず、十数時間掛かってコイルを解きました。
表層のコイルのボロボロを過ぎると、ちょうどボビンの上下端付近のどちらかで切れる、という事をくりかえしました。
なお、概ねコイルはボビンの上下間を100~110ターンで往復していましたので、紙筒ボビンに巻き取られているコイルは100ターン分から200ターン分の物が多く、巻取りが少ないコイルは表層に近い部分の比較的短いコイルです。
また、最内部は505ターン、キレイなコイルが回収でき、それが右側手前のボビンに巻き取られてます。
キレイなコイルを計測すると、外径はΦ0.064でAWG42のプレーンエナメルです。
ここまで苦労してオリジナルのコイルを回収しましたが、巻き戻しに使うのは100ターン分以上の物だけで、短いものは使わず、代わりに新しいAWG42のエナメル線を巻きたすことにします。
手回しの巻き線機にSET。
出来るだけ200ターン分程度あるコイルを選んで接続し、1000ターン巻き戻し。
100ターン分程度の物もつないで2000ターン巻き戻し。
更に同様にコイルをつなぎながら巻き戻し、3000ターン。
更に続けて行き4000ターン突破。
4271ターンの時点で、オリジナルのコイルは残り約100ターン分と、ボビンに巻き上げた605ターン分。
ここで、間に新しいAWG42を巻き足します。
新しいAWG42を5045ターンまで巻込み。
ここから200ターン分のコイルを巻きたし、5203ターン。
回収した時のターン数に比べ、ボビンの外周寄りに巻くと1周が長いため、巻き戻しターン数は少なくなります。
最後に、回収したコイルで一番きれいで長い505ターン分を巻き込みます。
結果は、全部で5620ターン。
最内部の505ターンは最外部では417ターンしかありませんでした。
いずれにせよ、これでコイルの巻き戻しは完了。
コイルの巻き終わりを元のクリーム色の樹脂テープで仮留め。
ボビンの下面に固定しておいたコイルの巻き始め側に赤リード線を取付けます。
オリジナルのクリーム色の樹脂テープは粘着性がかなり弱くなっているので、赤リード線を薄黄色の紙テープで固定。
コイルの巻き終わり側に白リード線を取付け、その接続部を先ほど貼った紙テープの上に重ね、更に紙テープを重ねて固定。
コイル外周を新しい黒布テープで巻いて保護し、スラッグ側のコイルも修理完了!
これをベースプレートに組み戻します。
元通りに配線。
配線の接続部を黒布テープで絶縁処理し、ボビン間に収めて更に外周を黒布テープで巻いて固定&保護。
修理完了です。
抵抗値は8.16kΩ at 20℃。
先般修理したフロントPUもお預かりし、今回はレスポールのテスト機に組んでサウンドチェック。
フロントPUもリアPUもDiMarzioの70年代PAFをベースにフェライトマグネット&HEXポールピースに改造されたものです。
フロントに搭載された方は太いけれど力強い感じ。
これはフェライトマグネットにより磁力がUPしている影響が大きいのではないかと思います。
リアに搭載された場合は少しエッジが立つというか、ハイが立つ感じというか。
ロックな感じです。
またフロントPUと同じ構造ですので、リアに載せるとフロントPUとの音量差が少し大きく感じます。
フロントPUのVolを少し絞ってリアPUとのMixを出すと、良い感じにハイもローもバランスしたサウンドも出せます。
サウンドチェックも問題無い結果となりました。
これにて、DiMarzioのビンテージPAF改造PUの修理は完了です。
さて、調さんは明日からいよいよ入試本番Weekです。
バトントワーリングだけでなく、こちらでも結果を出せます様に。
祈るのみです。
では、また。
u-tak




































































































