戦車射撃(その3) 第2章 射撃訓練の概要 総説
第2章 射撃訓練の概要
■5 総 説
a. 各車に固有の乗員を割り当て、チームとして訓練せよ。
b. 各車の乗員は教育の終了している砲手1名と教育を受けるその他の人員(被教育者)から成る。
c. 乗員を戦闘状況に慣れさせるために、録音した戦闘音を使い実戦的な訓練を行え。
d. 訓練期間中は個々の機材を搭載し戦車を完全な状態にせよ。
e. 黒板を使用せよ。全ての照準要領を教育するのに有効である。
f. 最新の訓練資料を用意し補助教材を活用せよ。(FM 21-7参照)
搭載機材が使用できない場合は代替品を作成せよ。
g. 駐車場は、騒音、ほこり、車両の移動及びその他の障害のため乗員訓練には適さない。
速やかに訓練を可能とするために適切な場所に小隊を移動させよ。また、この場所の選定には熟練を要する。
防衛技術ジャーナル2012年3月号
防衛技術ジャーナル2012年3月号
年間購読しているので毎月送られて来るのだが全然レビューしてない防衛技術ジャーナルの最新号
今回の特集は「10式戦車」
やっと陸物が出てきた感じです。
内容は「10式戦車の技術試験」と言うことで7ページで概要が書かれている。
初見の写真もあるうえ執筆者の志村明彦という方は、10式戦車の技術試験当時「戦闘車両システム研究室長」として技術試験の実施責任者を務めていた「中の人」なので、事実が淡々と記されている。
更に10式戦車のみではないが「戦車の変速操向機」サブタイトル(61式~10式戦車の変速と旋回のしくみ)が11ページにわたり掲載されている。
変速操向機に関してはなかなか資料が少ない中、国産戦車の変速操向機を理解するにあたり大変参考になる記事です。
また、防衛技術基礎講座―センシングシステム技術第4講ということで電波ステルス技術が紹介されており、戦闘機のステルス技術要領が分かりやすく解説されていたので興味深かった。
れんじゃーはんどぶっく
戦車射撃の翻訳がなかなか進まないのさ
他の教範も参照しなくちゃと教範あさりの日々
そしたら偶然こんなものが
レンジャーハンドブック
しかも2006年版というかなり新しいもの
レンジャー過程教育を受けた時にこんな教範があったらどんなに心強かったろう・・・(遠い目)
うらやましいやらくやしいやら
夜の点呼終了後、合格しないと寝れなかった「座席」の作りからもこの通り
英語だと「RAPPEL SEAT(レペルシート)」って言うんだね
知らなかった
だから「座席」か・・・納得
他にも豊富なカラー写真や挿絵がふんだんに使われている。
対処要領の図については一応自己規制かけました
原液退院諸氏もぜひ一読していただきたい逸品
英語だけど