こんにちは、ぬぬつきです。
今度の記事でご紹介するのはレゴの客車たちです。自由形ですが、国鉄の旧型客車に相当します。
作品としては、
 ・座席車
 ・座席/荷物合造車
 ・寝台車
 の3両です。


①座席車 (2018年8月に製作)

寸法は7幅x35長です。
初めて7ポッチ幅を取り入れたのがこの客車でした。7幅だと、8幅ほど大柄にならず2列のクロスシートを取り付けられるのがメリットです。ただ、奇数幅なのでコストや強度は6幅・8幅に大きく劣ります。

レゴとしてのサイズ感や窓配置は、後に製作する客車・気動車の手本となりました。いろいろと試行錯誤して迷走していた客車製作ですが、この車両によって規格が定まった節があります。


↑内部
座席は堂々の13席。長旅に備えてトイレも付けてあります。このころは技術が未熟で、床の組み方やドアの設置法が最新のそれとは異なっています。

 

②座席荷物合造車 (2020年2月製作→解体済)

国鉄風に表現すればオハニ?な車両です。荷物室の大きな扉が特徴です。

 

 

↑内部

アームのパーツを使用してスムーズに戸が開くようになっています。

 

 


 客室はセミクロスシート。ダークタンと茶色のパーツで構成して落ち着いた雰囲気を目指しました。

 

 


 床下には画像のような2+3+2の組み方を取り入れ、生産効率と強度の両立を目指しています。また、床下機器も①の座席車と共通化してあります。
 屋根にはカーブトップブロックを使用し丸屋根としました。(というかこのパーツ、カーブスロープ(カブスロ)の範疇じゃなくてブロックの仲間なんですね💦)
 側面がのっぺりしているのが残念ポイントです。

 

気動車に牽かれて

 


③寝台車 (2020年3月製作)

 朱色の客車です。試作中だった電気機関車を壊して作ったので、この色になり、窓などのパーツも転用しています。赤はパーツが豊富で作り易かったです。窓割があまり寝台車っぽくない気もしますが…。

 

 

内部

 

裏面

 

 雰囲気として参考にしたのは国鉄の「レッドトレイン」こと50系(それ自体は座席車)です。旧型客車ではありませんが、あの時代の客車列車もいいですよね。
 

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各車両とも、客室のドアと連結面の貫通扉が開閉するようにしてあります。

 

 

 


つなげて遊べば楽しいです。ただ、長編成は撮影が難しいですね…。

 

 


蒸気機関車に牽かれて。引き立て役としてもなかなかいいです。

今後の増備計画はとくにありませんが、いつか茶色バージョンは作りたいです。また、気動車と同じ黄色の寝台車を作って、気動車の間に差し込みたい…という願望もあります。
あと、窓下のシルヘッダの表現は今後も研究が必要かなと思っています。

 

 

 

 

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皇鉄 乙50系列 客車

 

 

都会の駅で出発を待つ夜行急行列車



○概要
乙50系列客車は皇国国有鉄道(皇鉄)の客車(の一群)である。

 


○開発経緯
皇鉄の客車は、長らく多数の型式が製造されており、統一されていなかった。各車両には部品の互換性が無いため、整備に手間がかかったほか、走行性能もばらばらであったため、円滑な列車の運行の障害となっていた。特に二軸の客車は輸送効率に劣るほか、高速化にも対応していなかった。
以上の状況を経て、国内すべての客車をボギー式の中型車に統一する計画が進められるようになった。その結果、産まれたのが本項で解説する「乙50系列客車」である。

なお、「乙」は中型であること、十の位の「5」は5種類目の客車であることを示す。一の位はそれぞれサブタイプによって変わる。

 

 

 


○つくり
・台車

 二軸ボギー車である。比較的速度のある運用が想定されるため、台車は揺れが少なくなるものが用いられている。時期によって形状が異なる。

 


・内装

 

 主に長距離での使用が見込まれるため、座席車ではクロスシートが採用されている。どの形式も扉は手動で、内側に開くタイプのものである。

 


・外装

 座席車・荷物車では青色+白線で塗装される。寝台車は例外で、赤色に白線を加えた塗装が施される。どちらの場合も、屋根は濃灰である。


○形式
 乙50系列客車は、いくつかの形式に分類できる。
・乙ロ50型

 基本となる二等座席車タイプ。席はボックスシート。厠あり。
・乙ロニ53型
 二等座席車と荷物車の合造タイプ。客室の座席はセミクロスシートで、荷物室には大型の観音開きの扉がある。厠なし。
・乙ネイ54型
  夜行列車で使用する一等寝台車。他の客車と異なり、赤色に塗装される。乗客は、二段ベッドで寝ることができる。

また、食堂車である乙シ93型も本型式と共通の設計をもつ。

 

乙ロ50

 

 

乙ロニ53

 

 

乙ネイ54

 

 


○運用


 急行・準急などの長距離列車のほか、普通列車としても運用されている。ただし、都市圏では高頻度運転を実現するべく気動車化が進んでおり、普通の客車列車は減少している。

 

 

輳60形に牽引される普通列車

 

 

[本型式を用いている優等列車]

1.内地

・急行「あさぎ」

・準急「みかがり」

・準急「かかわり」

※牽引機はすべて転90形

 

 

2.外地

・青レゴ共和国との直通列車 「かなた」

輅50形に牽引される国際急行かなた号

 


○ヂーゼルエンジン搭載による自走化
 準急列車として使用される気動車の「戊ロ60系列」は、本形式の設計を基にしている。

 

 

○その他

 

 

 

 

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写真はかつて機関車の記事で使用したものを使いまわしているものが多いです。座席車・寝台車はしばらく使い続ける予定です。

 

おわり